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2020年05月12日

漫画「不安の種」を読んでみた。

先日、感想を書いた映画「不安の種」ですが、

原作にあたる漫画「不安の種」をKindle版で3巻まで買って読んだ。


この漫画「不安の種」はシリーズ化していて、

最初の「不安の種」は全3巻。

シリーズ第2弾になる漫画「不安の種+」は全4巻。

最新シリーズの漫画「不安の種*」は第1巻が発売中になっています。



この最初のシリーズ「不安の種」を一通り読んだ訳ですが、

やっぱり映画を観た時の感想は間違って無かったと思う。

あの映画はまとめきれていない。


原作の漫画は1エピソードが4,5ペーシの読み切り漫画で、

まさに読者に「不安の種」を植え付ける様な、

読んだ後にもふと嫌な気持ちにさせられる絶妙なバランスでした。


映画はまだ自分が読んでない原作のものも使っているのだろうけど、

漫画を読んでて「あー、これを映画であんな感じで使ったんだな」と思うものが、

いくつかあったけど、

やっぱり漫画の方が描き切ってない分、「不安の種」になる。


正直、不安の種というコンセプトに映画化は向いてない。

テレビの「本当にあった怖い話」みたいな方が向いている。


映画は1つの物語として描き切りたいという気持ちは分かるが、

もともとバラバラだったエピソードを1つにするのは苦労するし、

逆に言えば向いてないって事ぐらい分かるだろうから、

何か映画化に向けて勝算がないといけない気がするのだが、

何かあったかと言えば…富杏市ぐらい?


例えば「あの目」は漫画だったら「そういうもの」で片づけられるが、

映画だと1つの物語に受け止めてしまうので、

何か関連を考えてしまうのだが単純に関連はない訳で。


映画の感想の中でも書いたけど、

映画「おろち」については原作に物語があったので、

映画化にも適していた部分はある。

だから比べたら可哀想だとも思うけど、

色々考えてもやっぱりまとめきれてないし、

こういう原作の映画を作るんだったら、

もっと思い切って別のものでも良いから、

ちゃんと「1本の映画として」完成度を高くして欲しかったなあ。


あと、やっぱり不安の種はどこにでもある、

「この街だけじゃないですよ」ってセリフを台無しにはして欲しくなかったなあ。

そんなに富杏市って面白いか?

不安の種(1) フタの章 (チャンピオンREDコミックス)




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思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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