Matzocoatl「毒蛇だって知ってただろ？」

今日は仕事帰りにミッドランドスクエア シネマへ。

そう「銀幕の松之丞2019」のライブ中継を観るために。



19時開演とチケットに書いてあるものの、

開場が何時なのか書いてなくてとりあえず20分前に行ったら、

もう開場していたらしい…会場時間も書いて欲しかったな。


自分はCBCラジオでその存在を知った神田松之丞ですが、

その時から既にチケットが取れないと言われていましたが、

今となってはその時よりも勢いがあって、

ライブ中継でも結構な人数のお客さんが入っていた。


「銀幕の松之丞2019」の内容は大満足。

最初はナイツの漫才ですが、地上波では放送できない内容でした。

手は抜いてたけど攻めてるなあ。


個人的にはその後に出演された、活動写真弁士の坂本頼光が良かった。

ライブ中継なので生で観たとは正確には言えないのだが、

今の時代に生の活弁で映画を観れるとは。

何かの本で「厳密には日本の映画で無声のものはない」と書いてあった。

映画そのものは無声でも、活動写真弁士達がいたからだ。

本や大学の講義でそういう話は聞いても、

いざ活弁の体験をしようにもなかなか出来ない。

それが、まさか松之丞を追っかけてて体験できるなんて、

なんて自分にとって幸運だった事か。

活弁されたのは映画「血煙高田馬場」で、

これは以前に行った神田松之丞独演会「講談漫遊記 Vol.2」で、

松之丞がやってくれた「安兵衛駆け付け」と若干違う部分もあるが基本は同じ話。

もちろん同じ話なのだが活弁映画と講談では全く違うもの。

どちらも楽しめるイベントなんて凄い贅沢だと思った。


そして最後に松之丞の講談で演目は「神崎の詫び証文」でした。

良い話でした。

松之丞の講談も良かったのですが、

前回はイマイチに感じた自分にとって、

お客さんが集中して静かにしてたのが何よりも良かった。


ライブ中継の良さはマイクで拾った音のみを中継してるので、

現場の雑音もほぼ入らない。

その音が映画館で流れるんだから良い環境に決まってる。

いやあ…良いイベントだった。


こんな感じで松之丞の講談が観れるなら、

イベントをもっとライブ中継してくれたら嬉しいのだが。

でもきっと全国の劇場にライブ中継とか、

気軽にできるような金額じゃないだろうからなあ。


…そういう事を考えなければ、凄く良い環境でした。

またやって欲しい。

神田松之丞 講談入門