安ヘッドフォンの名機、AIWA HP-X122のケーブル付け替え その3
https://fanblogs.jp/hotrodhigh/archive/826/0
前回はこれです。
前回は、左から音が出たり出なかったりする安ヘッドフォンを修理するために、脳内で作業順序をだいたい思い浮かべて整理し、写真は赤だったけど白のプラグを切り落とした、という話でした。
今回も、その続きです。
前回、白のプラグを切り落とし、もうやるしかないという状況になりました。
この時点では、写真の赤プラグはまだ切ってなかったな。
白のプラグを切り落としたあと、ケーブルをケーブル穴に通す作業がありますが、それをやるには元々あるケーブルを抜く必要があり、さらにケーブルを抜くためには、ハンダで固定されてる接点から線を切り離す必要があります。
この写真のように、黄色の矢印方向に軽く引っ張ると、あっさり接点から両方の線がはずれました。
ブチッともプチッとも言わなかった気がします。
拍子抜けしました。
その後抜け防止の結び目をほどき・・・
これのことです。
ケーブル穴から元々のケーブルを抜きます。
ヘッドホン:AIWA HP-X122の改造(ケーブル交換編)
http://headphonereview.seesaa.net/article/29801391.html
参考にさせてもらったこのページでは、ケーブルが太くなったのでケーブル穴をやすりか何かで拡げないと、という記述があり、そういや棒やすりとか買ってなかったなと焦りましたが・・・
画像左のCN-2012Aのケーブルの太さが、画像右の元々のケーブルより多少太いくらい、ということで、入りやすくはないが、押し込めばなんとかなるという感じで、穴を拡げないとどうにもならないという状況は避けられました。
ケーブル引っ張りへの対策としても、結び目と合わせて防ぎやすそうということで安心しました。
適度な長さのケーブルをハウジング内に引っ張り込み、穴付近で結び目を作って・・・
不細工ですがこんな感じで線をはんだ付けし、ボンドで留まってたらしき方向でセロテープで固定すればだいたい終わりです。
CN-2012Aのケーブルの被膜剥いたりする説明が抜けてましたが・・・
黒い皮膜をカッターか何かで切り込み入れて剥くと、銅線に囲まれた白い皮膜が出てくるので、周りの銅線をひとまとめにねじって一本の線(銅線)にし、白い皮膜もカッターで切れ込み入れて剥き、中の線だけをひとまとめにねじって一本の線(白線)とする、という作業をします。
そういえば、ニッパー出してなかったので、RCAコネクタちょん切ったのもカッター、被膜に切れ込み入れたのもカッター、ということで全部カッターで済ませたんだったな。
特に問題ない右も、左のケーブルを付け替えたので、やらざるを得なくなり、イヤイヤ同じ作業を繰り返します。
オーディオ界の掟、赤が右、白が左がわかってれば難しくないと思います。
作業順序を考えてから作業に入ったので、引っかかったりやり直したりすることはほぼ無く、割とすんなりいったような気がします。
右も終わったら、ハウジングを閉じ、イヤーパッドなしの状態で、試聴に入ります。
何故か素材は、スペースシャワーのクレイジーケンバンド 特集-ZOOM.mpgでした。
2009年くらい?
髪切った頃の安斎肇がKenさんとオススメ中華街の店でメシ食ったり両親がやってるショップに行ったり即興で録音したり、という感じの内容です。
試聴の結果・・・左の音が出たり出なかったりの症状はなくなり、どっちも普通に聞こえるというものでした。
音質良くしようとかは一切なく、単に保守としか思ってなかったので、音が良くなったかどうかは・・・よくわからないところです。
画像左のクソ細い線が、画像右の多少太い線に置き換わってるので、多少は良くなってるのかも。
左から音が出ない、出る瞬間がたまにある、という状況が長かったので、音質どころではないんですよね。
どんな音が鳴っていたか、という記憶がなくなっていました。
とりあえず通常のヘッドフォンの機能は回復したので、FPSとかやってて、敵の足音が聞こえず撃たれるとかはなくなりました。
万々歳です。
捨てる前に撮った写真です。
引っ張り防止に、ケーブル穴内側で結んで輪っかが作ってあったクセがついたままですね。
15年くらいはまともに働いてくれたので、十分かな。
ケーブル被膜のゴムか何かが経年劣化で硬化して、断線を引き起こしてたように思いますが、CN-2012Aのケーブルが硬化したり、素人がハンダ付けした接点がクラック起こしたりするまでまた使おうと思います。
次に何かがおかしくなる頃には、CN-2012Aはもう売ってない可能性が高そうではありますが・・・
JVC(JVCケンウッドになってて、ケンウッドも吸収したのか・・・)自体もいつまでも存続してるかどうか怪しい気もします。
ビデオはビクター・・・懐かしい響きです。
書き忘れてましたが、はずしたイヤーパッド、
写真右が最初に雑に外した左耳の方で、内側の切れにくい素材の部分は取れてしまいましたが、まあそれでも再び元の状態に戻すことはできました。
写真左の右耳の方は、内側の切れにくい素材の部分は残っているものの半分切れてる、という状態ですが、こちらも元の状態に戻せました。
落ちてくることもないです。
汚いので一応替えられそうなイヤーパッドを注文してみましたが、まだ届いてないです。
安ヘッドフォンの名機、AIWA HP-X122のイヤーパッド付け替え に続きます。
にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村人気ブログランキングへ