アマゾンプライムビデオで、プライム会員は無料で見られる映画群で、なんとなく聞いたことがある名作映画を実際に見ることも多いのですが、名作だけにいくらでも感想が見つかり、あまり今更感想長々と書いてもしょうがないかと思い、迷作珍作群よりは簡潔に複数まとめてやることにしました。
アマゾンプライムビデオで見つけた名作映画群その12:ビッグ・リボウスキ
https://fanblogs.jp/hotrodhigh/archive/230/0
前回はこれです。
簡単に紹介してはいますが、2時間損した、と感じる人があんまりいないんじゃないか、という作品ばかりです。
アマゾンプライムビデオで見つけた名作映画群
このタグで、このシリーズが一覧できるようになっています。
・パーフェクト・ワールド(原題:A Perfect World) 1993
原題ままです。
劇中で、パーフェクト・ワールドに触れる会話があったと思ったのですが、この世がパーフェクト・ワールドなら俺等も犯罪者追っかけてないな、みたいな話だったかな?
脱獄した二人組が、途中で車を盗みに寄った民家で男の子を人質として連れ去るが・・・という感じの話です。
脱獄したうちの一人、ブッチ役をケヴィン・コスナーがやっています。
現在ほぼ忘れかけてましたがこの人、一時期セックス・シンボルみたいな扱いされてましたよね。
ブラピとかディカプリオとかよりかなり前の話ですが・・・
ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990)で主演・監督でガーッと賞獲って、ボディガード主演が1992、このパーフェクト・ワールド主演が1993、そのあとのワイアット・アープ(1994)で一気にダメ監督の烙印を押されてしまったようです。
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スバルのCMかなんかに出てたのを最後に、私の中では完全に過去の人になってました・・・
なんか邦題でモメてた、ドリーム 私たちのアポロ計画(Hidden Figures)に出てるようなので、見ることがあったら探してみるといいかも。
今どんなルックスなんだろ・・・
そのブッチの人生を間接的に変えてしまったんじゃないかと責任を感じてる警察署長役を、クリント・イーストウッドがやっています。
映画の監督もか。
設定が60年代になってるので、モラハラセクハラなんでもありな昔のオッサンという感じです。
責任を感じているので、署長なのに陣頭指揮です。
60年代設定なので、犯罪心理学者はいるものの、割と小馬鹿にされてる感じです。
犯罪者のブッチと逃げてるうちに、親父がうちにほとんどいない境遇の男の子が仲良くなってしまうというのは、割とあざとめなシナリオですよね。
今だとあんまりやる人いないんじゃないかな、という勢いです。
ですが・・・ラスト近くの展開に、冷静に見ていられるかと言いますと・・・
完全に負けてしまいました。
これ汚いよ・・・反則気味なのでは。
今ではもう誰もやらない、やったら批評家に袋叩きにされそうなクサい脚本ですが、この時代ならアリだったのかな、という印象です。
今の若い人には、逆に新鮮かもしれません。
・アサルト13 要塞警察(原題:Assault on Precinct 13) 2005
これも原題ままです。
閉鎖が近い13分署で、夜勤が3人しかいないところに、雪で視界が悪く、護送車が一時避難してくるが、大物が乗っていて・・・という感じの話です。
夜勤で一番偉いけど、昔仲間を死なせててメンヘラ気味な警官役を、イーサン・ホークがやっています。
ガタカとかトレーニング・デイで見たかなという感じかな。
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そういやトレーニング・デイでも黒人と組んでたような。
悪人の大物役を、ローレンス・フィッシュバーンがやっています。
今回はよく見る感じのローレンス・フィッシュバーンで、以前書いた
アマゾンプライムビデオで見た映画群 その11 エネミー・ライン、ハイヤー・ラーニング
https://fanblogs.jp/hotrodhigh/archive/250/0
ハイヤー・ラーニングのときは、ヒゲとヅラでかなり変装気味だったのがよくわかりました。
あとは変な囚人役でジャ・ルールがいたくらいかな。
なんか最近見る映画見る映画、ラッパーが出てることが多いのですが、今回はジャ・ルールです。
が、曲を一曲も知らなくて・・・
この映画での役割としても、ほぼいなくてもいい感じです。
知らなかったんですけど、結局この人、税金未納で収監されたようです。
この映画の特徴としては、かなり容赦なく人が死ぬ、というところでしょうか。
最近なら絶対死なない人が、かんたんに死ぬんですよね。
なので、あれ?なんか違うぞみたいな印象を受けるのではないでしょうか。
新鮮だけど、なんかやだなという気もする、微妙なところです。
過去に自分のミスで同僚を二人死なせた警官が、同僚じゃないけどもっと多くの人を死なせながら立ち直るお話、と書くとサイコパスっぽいですが・・・実際そういう話です。
タルい箇所はありながらも、全体としては面白い話だと思います。
・二百三高地 1980
あまりレビューしたことがない邦画ですが・・・
あまりやりたくない理由を再認識させられる感覚がありました・・・
以前、韓国で、取引のあった韓国メーカーの人に焼肉の接待を受けたことがありまして・・・
そのときに持っていたMP3プレーヤーで、
まさにこの10分くらいある、BACK TO 92, ORIGINAL PON-CHAK STYLE remixed by Yoshinori Sunahara / E Pak-sa VS Denki Grooveを音出してかけて、パクサ最高ですねとか言ってたら、泣きそうな顔をした韓国人担当者が、恥ずかしいから止めてくれ、韓国の恥だと凄い勢いで言ってきて、強引に音を止められたということがあったのですが・・・
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日本人の私には、ゲラゲラ笑って聴けるイ・パクサが、韓国人には恥ずかしいんだな、と思った出来事だったんです。
そして、同じことがこの映画でも・・・
この映画、二部構成になっていて、昔の映画にあった、休憩の時間みたいなのがあるんですが・・・
その間、さだまさしの曲が流れるのですが・・・
歌詞がデカデカと、画面に出てくるんです。
ファー恥ずかしい、止めて止めて!!!!!!!!!と思ってしまいましたが、あああのときの韓国人担当者もこの気持ちだったのか、と得心しました。
要するに、他国の人がアホなことやってても笑って済ませられるが、自国の人がやってると目も当てられない、恥ずかしい、となってしまうんですね。
これアカデミー賞獲ってるのか・・・
三船さんも出てますが、なんと明治天皇役です。
話としては、普通に面白いほうです。
でも、それを吹き飛ばす演出が・・・
それなりに知られてる・聞いたことがあるタイトルには、それなりの理由があるんだなという感じです。
古い映画は、既に淘汰されて、ある程度良いものしか残っていないというのもあるんでしょうが・・・
どうしてもハズレ映画を掴みたくない、良いもの見ないと死ぬ、というときには、こういう名作リストから選ぶのもいいですね。
次は、 アマゾンプライムビデオで見つけた名作映画群その14:ブルース・ブラザース、俺たちに明日はない、サンセット大通り です。
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