アスペ嫁と苦悩夫の奇妙な冒険

数十年前であれば家庭にパソコンが1台あるという
時代ではないので、パソコンは大変高価な物でした。

しかしながら、今となっては、家庭にパソコン
は複数台おくような時代になりました。

自宅にパソコンが無くても、ネットカフェで
利用すると言うことも容易な時代です。

パソコンが無くても、各自の携帯電話が
スマートフォンという人も多いので、実質、
パソコンを持っているようなものです。

そのぐらい、我々の生活にインターネットが
欠かせない物になってきたわけですが、
アスペ嫁からすると、目に見えないインターネット
と言う概念は理解しがたいもののようです。

家でパソコンを利用したことが無くても、社会人
ともなれば、パソコンを全く触ったことがないという
人の方が少ないと思います。

アスペ嫁も会社でパソコンを利用したり、自宅でも
パソコン、スマートフォンを利用しているようですが、
結婚した数十年前からネットが利用できる
パソコンは家に複数台あるのですが・・・。

ある日こんなことを言ってました。

嫁｢ねえねえ、ヤフーってゴーグルなの？｣

私｢？意味がわからないんですが？｣

嫁｢会社でヤフーでなく、ゴーグルで調べてみてって言われたんだけど｣

私｢ゴーグルじゃなくて、グーグルね。調べれば良いじゃん。｣

嫁｢だから〜、意味がわからないの！｣

私｢どんだけ、インターネットやってんのにしらないんだよ。｣

嫁｢だって、インターネットってヤフーなんでしょ？｣

私｢どういうこと？インターネットはヤフーではないよ｣

嫁｢じゃあなんなの。ヤフーとかグーグルとかって。｣

私｢簡単に言えば、検索エンジンのことでしょ｣

嫁｢検索エンジンなんなの。ヤフーはグーグルなの？｣

私｢検索エンジンは、インターネット上にある情報を検索するシステム｣

嫁｢言っている意味がわからない。｣

私｢・・・（たとえ話がわからない人に説明したくないなぁ）｣

私｢まず、ヤフーとグーグルは別の会社が運営しているの。｣

嫁｢運営とかのややこしい話しないでよ。もういいヤフーでグーグル調べる！｣

私｢・・・・・｣

インターネットの世界って、視覚的にネットワークを確認できるわけでは
ないので、アスペの機械音痴の人には、わかりにくいことはわかります。

ただ、説明するにはたとえ話をした方がわかりやすいのですが、
相手がアスペですとたとえ話は功を奏さないのです。

ヤフーをトップページにしているので、ヤフーヤフーと
言っていて、なんでもかんでも、ヤフーに載っていたという
表現をします。

確かに検索段階では、ヤフー経由だったと思いますが、
検索結果から別サイトに飛んだ場合も、ヤフーに載っていた
というので話がややこしくなります。

そんな感覚ゆえ、

｢ヤフーには何でも載っているんだ｣

と思い込んでいるのだと思います。

だから、インターネットってヤフーなの？なんていう
へんてこりんな質問が出来るのだと思います。

こういう時、機械音痴なアスペ嫁に延々と説明するよりは、
どうすれば良いかだけを伝えるようにしてます。

グーグルで検索したいときは、この四角のなかに
文字を入れて、検索を押す。

ヤフーで検索したいときは、この四角のなかに
文字を入れて検索を押す。

ヤフーとグーグルの説明をするのが面倒になったのも
あったので、こうパソコン画面に指をさして説明したら
一応やるべき事はわかったらしいです。

なるべく専門的な言葉を使わず、幼稚園児程度に
教えるぐらいかみ砕いて説明した方が理解できます。
（これはアスペの人を馬鹿にして言っているのではなく真面目に言ってます。）

別に、ヤフーとグーグルの違いを知らなくても
検索することは出来ますからね。

まったく、面白い思考回路をしているものですね。

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