アスペ嫁と苦悩夫の奇妙な冒険

アスペ嫁はキョロキョロして生活しているところまで話をしました。

なぜ、アスペ嫁はキョロキョロしているのか考えたこともなかったわけですが、

前記事で記載したような出来事が毎日毎日起こるたびに
考えるようになりました。

この頃は、私自身、発達障害と言う言葉があることすら知りません。

理解に苦しむ毎日でしたが、キョロキョロするのは癖でなく、
私たちのように、ぱっと180度の視野で見えていないのでは
無いかという私なりに仮説を立ててみました。

そのために、眼球をキョロキョロ動かして、周辺を確認する必要が
あるのではないかと。

そう考えると腑に落ちる点が多いですが、当の本人は、
キョロキョロしている自覚は全くなく、

私「なんで、いつもキョロキョロしているの？」

と聞いたとしても、

嫁「えっ！？キョロキョロなんてしてないんですけど？」

という感じです。

私「左右上下180度意識を集中しなくても見えてるよね？」

嫁「えー、見えているところしか見えないよ。」

まだこの頃は、子供もいなく生活に支障を来す程
ではなかったため流れた話になりましたが、
子供が出来てからは、苦労することになりました。

幼児がアスペ嫁の隣や膝の上で、何か口に入れていたりしても、
危ないことをしていても一切気づかないことが発生。

このぐらいのことなら、私もあるよ〜。と思うでしょうが、
頻度が半端ないのです。

一般の人で言うと、ものすごく興味があるテレビに
集中してしまっている状態で他が見えない感じに
似ているかもしれません。

最近であれば、スマホに集中しているときって
異常に視野が狭くなるので、発達障害の人でなくとも
周りが見えていなくてひやっとしたこともあるでしょう。

そんな感じが常時なのです。

やはり、180度見えていないと思った方が良いと
感じ、色々嫁にヒアリングしながら考察したところ、
嫁の視野を何となく私なりにとらえることが出来ました。

伝わりづらいかもしれませんが、

ちょうど、大きな筒から覗いて見ているような感じなのです。
大きな筒に両目をくっつけて見れば、当然周りは見えませんよね。

周りが見えない、もしくは、見えにくいから、視線をたくさんキョロキョロ
させないと周囲の状況を把握できにくいという感じなのです。

視野でいうと左右上下90度ぐらいでしょうか。

そりゃ目配せしても通じないわけですよね。

わかりやすく目配せをアスペ嫁の目の前に
いってウインクしたときなんかは、

嫁「なに、パパ目が痛いの？」

で終わりですから＾＾

アスペを理解することは非常に奥が深いと言うことで、
単に指南書を読んだぐらいでは乗り越えられるものでは
ないと、日を追って実感していくのでした。

「大人の発達障害」をうまく生きる、うまく活かす