アスペ嫁と苦悩夫の奇妙な冒険

共感ができない家族との毎日の生活。
悲観的に考えれば考えるほどおぞましい気持ちが
内面から飛び出てきそうな勢いです。

ただ別方向から見れば、どんなに近い人でも
100％ちかく共鳴共感するということは非常に妄想的であるという
ことがわかります。

親子、夫婦、兄弟姉妹などはどうしても自分のことを
より深くわかってくれているだろうと先入観で思ってしまいがちです。




わかってほしいという承認欲求も当然あるでしょうが、血縁関係があるから
理解ができるかというのは別の話でしょうね。

人間の欲求の中にはだれかと共感したい、共鳴したいという感性は
少なからずあるでしょう。これが歪んだ形になるとあいてを支配したい
支配されたいみたいな共依存の関係にも変化していきます。

程良い人間関係の距離感が適度なのでしょうが、近づきすぎたり、
離れすぎたりして、喜怒哀楽を変化させていく傾向にあります。

アスペルガー受動型の嫁の場合は私との共感域がすごくせまいです。
共感できていると思っていてもそれはこちらの思い込みであることが
多いのです。うまくやっていくためにはある程度自分に都合の良い思い込みも
必要な面があるでしょう。




私自身はなにかを説明するときは比較的細かく誰にでもわかりやすくなるように
話そうと心がけています。しかしこれをやるとうまく要約ができず長くなりがちです。
アスペルガー受動型の嫁にとっては相づちを打って聞いているようでも、
あまり話が長いと集中して聞いていられないのです。仮に聞いているように見えても
まず1〜10までしっかり理解しているということは皆無です。

自分が気になったワードやイメージできるものだけ記憶として残りやすく、
そういった断片的な情報が複合してまったく異なる意味にとったりすることも
珍しくありません。

逆に長すぎると聞いていないから短くすると、わかりやすさは向上するものの
アスペルガー受動型の嫁にとっては『しっかり説明されていない』と表現したりします。

じゃあどっちがいいのよ！？とついイライラしちゃうことも多いです。




アスペルガー受動型の嫁にとっての適度な話の長さというのはわかりにくいのです。
さらに日によってや体調によってはその理解力も流動的な面があり、固定化されにくく、
こちらとしては前と同じ加減で話をしても同じ効果が得られるとは限りません。

本当にもどかしい話です。
はじめは私が理屈っぽいからいけないのだろうと思ってもいましたが、
アスペルガー受動型の嫁は子どもとのコミュニケーションでもある意味きまぐれな
受け止め方ですので、子どもが業を煮やしているという状況です。

アスペルガー受動型の嫁と話をするときは長すぎてもダメだけど、
短すぎても内容がまったく伝わらない…

これは本当に死活問題でしょう。

できるかぎり、絵を描いて説明したり、文字に落として説明したり
感情がむき出しにならないコミュニケーション方法も織り交ぜる必要が
あると思います。



口頭はどうしても言葉尻が厳しくなったり、怒り口調になったりするので、
冷静に伝えられる工夫はこちらが協力する必要があります。

もちろん見返りは求めちゃダメです。
正確に言えば求めても戻ってこないことが多いので
求めると自分のストレスとなって帰ってきます。

会社でも家でもストレスを内包しすぎると本当に常時イライラ人間に
変化してしまい抜け出すことが困難になります。

近い人間だからわかってほしい！わかってくれて当然！と思わずに
相手にあわせたコミュニケーション方法を選択することも家族のストレス緩和の
材料になるでしょう。

【楽天ブックスならいつでも送料無料】アスペルガーの男性が女性について知っておきたいこと [ ...







2週間無料でスタート！クラウド型レンタルサーバー「Zenlogic」