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2017年01月21日

発達障害の受診待ちで3ヶ月〜10ヶ月?!予約を取るだけでも大変な現状にあきらめないで!

総務省行政評価局が、発達障害のある子どもの診断をしている医療機関の受診状況を調べた結果、半数以上の機関で初診までに3カ月以上待たされていることがわかった。中には約10カ月以上待たされる機関もあった。総務省は20日、厚生労働省に改善を勧告した。

 行政評価局は昨年8〜11月、子どもの自閉症やアスペルガー症候群、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)などの発達障害を診断できる医師がいる全国約1300の医療機関のうち、主要な27機関について調べた。

引用元:朝日新聞デジタル


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我が子が発達障害とわかりようやく専門機関に診療してもらおうと
前向きに行動する決心が付いたとしてもこういう社会背景があると
親からするとやきもきしてしまうことでしょう。

圧倒的に専門的に診られる医療機関がすくないということが現実なのです。
受診できないからパニックに陥ってしまうような人もいるかも知れませんが、
そんなにあわてふためくのも色々な意味で逆効果になり得ますので、
落ち着いて現実を受け止めることが大切であるといえます。

発達障害は理解がある第三者の目線を介して対処方法を模索する
ということは間違った方向へしつけを行わないためにも大切であります。
しかし、病院を受診したからと言ってすぐに我が子の症状がよくなるわけではない
と言う認識は持っておきたいものです。



病気とは異なり、あくまで障害というジャンルになります。
発達障害はコミュニケーションの難しさや5感のズレなどで
お互いが共感できないと言う面が日常生活に支障を来します。

ADHDなど多動性を伴うような場合はコンサータやストラテラなどの
薬物治療をすることで親や周りの人への負担を減らすことが出来る場合も
大いにありますが、基本的には薬で抑えているだけで性格まで変わる
なんていうことはありません。

子ども自体の本質的な特性はかわらないのです。
むしろ変わるべきは親の常識や先入観などであることがわかってくるでしょう。

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ストレスを抱えてしまって思考能力も低下しているような親御さんの場合、
冷静にさまざまな選択ができているかもわからなくなってくることも…

そういう場合は、病院は病院で予約を入れるのは良いですが、さらに
近隣の自助団体や発達障害をメインとしたサークルのような会があれば
参加してみることもプラスになると思います。

親がストレス満載ですとその矛先はどうしても子どもへいってしまうこと
が多く、結果的に親子そろって心を傷つけあってしまうこともあります。

発達障害支援の会などの団体はすくなくともまったく理解してくれないという
人たちの方が少なく、同じような環境の方の経験からどうしたらいいかなど話を聞いたり
聞いてもらったりするだけでもストレス緩和になりうるのでおすすめです。

必ず世の中にはそのしんどい状況を理解してくれる人たちがいます。
状況を理解してくれないママ友や親族に延々と説明してわかってもらう努力を
するのではなく、わかってくれる人たちの輪にはいって、まずは自分を肯定して
もらえるところからはじめると良い気がいたします。

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この記事へのコメント
にぼし様

コメントありがとうございます。
おっしゃるとおりですね。日本はまだまだ医師がすくないでしょうね。
医師免許を持っていてもまったく発達障害に理解のない医師にもあったことがあります^^

大人と子どもの発達障害は名前こそ同じでもやはり大人の方が複雑で、
2次障害を併発しているケースが多いため、一筋縄にはいかないと思います。

本当にバラエティ豊かな奥が深い障害です。
Posted by 管理人 at 2017年01月25日 23:17
マロン様

コメントありがとうございます。
そうですね。単に話したり、アウトプットしたりすることは大切だと思います。
状況は異なりますが、在宅介護なども内へ内へと内包してしまいかかえすぎて
しまうことが介護している側の精神をむしばんでいきます。

ただ理解がない人に話をすると、単なる愚痴を言っているようにしか聞こえない
ので、理解してもらえないだけでなく、「また文句言っている」ぐらいにしか
受け止めてもらえなくなるのも苦しいところですね。

ですので、まったくは同じ状態ではないにしてもある程度理解できる人へ
話をする機会を設けるというのはお互いにとって良い面があると思います。

マロン様が共感していただいているということは私にとってもうれしいかぎり
ですのでありがとうございます^^


Posted by 管理人 at 2017年01月25日 23:12
推測ですが障害の診断に時間が掛かるのは
発達障害は障害の幅と言いますか個人別でも違いが大きかったり、地方単位で受診機関の数に開きがあったり、障害の判定方法も複数あり、医師の技量に左右されたりと色々理由があるのでしょう。不信感から、あるいは現実を受け止められず複数の機関を受診する方もいる様なのでそれも理由のひとつかも知れないですね。

知らない人も多いですが
発達障害の判別の為の受診機関は
子供と大人では受けられる場所が異なる場合が多いので受診する前に電話などで確認した方が良いです。
Posted by にぼし at 2017年01月22日 00:52
最後の言葉に共感しました。

単に周囲の人に話せばよいのではなく、理解を得られる人に対して心を開くこと。
仰る通りです。

無理解な人に話しても、心をえぐられ、井戸端会議のネタにされるだけですもん。

でも、そんな人にでも話したくなるくらい、切羽詰まってしまう時もあるだろうと思ったりもします。

人生、いろんなときがありますもんね。いい時も悪い時も。

こうしてブログを拝見して、心が癒される瞬間えりますので、
私もいつか誰かの話に共感してりすることで、恩返しできてらいいなと思います。
Posted by マロン at 2017年01月21日 23:59
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