2017年01月18日
発達障害のSST(ソーシャルスキルトレーニング)はあせらずに!理解できる内容に差が大きい
⇒あたまと心で考えようSST(ソーシャルスキルトレーニング)ワークシート―自己認知・コミュニケーションスキル編
SST(ソーシャルスキルトレーニング)というものは発達障害ということに関わらないと
あまり認知が高い言葉ではありません。
ソーシャルスキルトレーニング(SST)とは、人が社会でほかの人と関わりながら生きていくために欠かせないスキルを身につける訓練のことを指します。
引用元:リタリコ発達ナビ
我が子が発達障害かもしれない……
そんな不安が現実味を帯びてくると、さまざまな書籍やネット情報を漁る
という行動に出る人も多いでしょう。私もそのタイプです。
このタイプは向上心や何とか解決しようという気持ちは旺盛なのですが、
あまりにもたくさんの選択肢を持ちすぎてしまい自爆してしまうと言うことも
少なくありません。
さらに人に相談するぐらいなら、まずは自分でやってみなくちゃ!という
人に頼りにくい面もあるので次第に解決しない目の前のできごとに
自分の心では抱えきれなくなってきます。
発達障害ということをよくしるために知識を入れることはすばらしいことです。
しかし、私は知識を入れると言うより即効性で効率的かつ合理的な解決方法として
探していたため結果的にどこにもこたえがない今の状態に愕然としたことも事実です。
いろいろな知識はもちろん大切ですが、我が子にそのマニュアルがあるかどうか?
ということはまた別問題であったりします。そのためものすごいやきもきしてくるんですね…
親の方が頭では分かっているのに、発達障害の子どもへ適切な発言や行動がとれないという
時期がすごくありました。今でももちろん未熟なのですが、ひどいときはむしろマニュアルとは
逆のことをしているなんてことも…
・大声で注意しない
・感情的に発言しない
・人格を否定しない
要は、冷静に小さな声で肯定的にというのが基本中の基本なワケですが、
どうしても基準が自分だったらできるのに…という主観がありますから、
その概念から抜け出す余裕がないと自分にムチを打つことにもなるのです。
SSTもやったからといって目覚ましく子どもが成長するという物ではなく、
親から見てどこまで認知しているか?どうしてそういう発言や行動をとったか?
など冷静に座学で向き合うものです。
仕事が忙しかったり、凄く疲れていてしんどかったりすると正直言って
なかなかむずかしかったりします。SSTやっている最中にイライラして
「もうわかんないなら今日はおしまい!」なんて自分で幕を引いてしまうこともあります。
あーなにやっているのだろうという自己嫌悪としっかり子どもを療育してあげなくちゃという
葛藤が脳内でぐるぐると回って、たいていは具合が悪くなるでしょう^^
そういうこともあるので、あまり根詰めてやろうとか、SSTで社会で困らないレベルまで
訓練してあげよう!など達成できるか分からない目標を立てないでやることが大切でしょう。
ワークシートをたくさんコピーしておいてなんどもなんども
トレーニングする方が個人的には良い気がします。
1回やったからスキル取得で問題ないなんてことは
むずかしいので、ワークシートをやること自体が苦痛になるような
雰囲気ではなくゲーム感覚でやれると最適かもしれません。
さまざまなケーススタディがありますので、自分の子が特に苦手だとか
どうしてそんな行動や発言するの?と理解できないようなものと類似した
案件を探して一方的にやらせるのではなく、親も同じ紙をコピーして
一緒にワークシートを埋めていくということもおすすめです。
【楽天ブックスならいつでも送料無料】アスペルガーの男性が女性について知っておきたいこと [ ...
2週間無料でスタート!クラウド型レンタルサーバー「Zenlogic」
【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5836834
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
コメントありがとうございます!
そうですね。自覚しているか否かでかなり差が出ますし仰るとおり
これは定型側が良しとするスキルの一つです。当事者が喜んでやるかどうか
というと別の話で、なかには苦痛を感じながら療育されている子どもというのも
間違いなくいると思います。
そういった親の自己満足にならないような我が子に合った対応策が見つかれば
一番良いのでしょうが、これをやれば改善するみたいな気概で親がやってしまうと
子どもの方が辛くなると思います。
SSTがすべての発達障害のトレーニングに最適ではないのでむずかしいですね。
どれが良書かというのはわかりませんね。私は何十冊もあさって自分が使いやすい
ものをつかっていますが、それはあくまで何十冊も読んだり試したりした
結果の話ですから。ただ、親がさじをなげずに一緒に向き合ってくれる姿勢は
子どもにとってはうれしいようです(うちの場合ですが)
コメントありがとうございます!
そうですね。あたりまえのことがあたりまえにできないぐらい精神が疲弊
している状態という人も少なくないのでしょうね。
最終的には自己の感情をうまくコントロールできないことには療育スキルが
いかに高くてもうまくいきません。
子どもを育てるって結局は自分自身が成熟しないといけない面が多いので
本当に大変であるとも言えます。子どもは基本的に発達障害でなくても
いうこときかないですから余計です^^
理想とか計画とか見事に壊してくれます^^
個人的に悲観的になった時期もありますが、できるかぎりのことを
なるべくたのしくやるという気持ちで向き合っています。
マロン様もくれぐれもエネルギーの使いすぎには注意してください。
陰ながら応援していますね!
そもそも自覚しているかどうかの次元から始めなければ行けませんしね。
得意不得意と好き嫌いが
本人の意思と一致するかは別ですからね。
自分の取扱説明書の様な物といいますか
得意不得意の傾向分析
自分に合わせた適性な育成
SST関連の書籍も増えました。
しかしどれが良書か私には分かりません。
私は発達障害を一人で抱えているので
主観な視点だけでは判断材料にはならないのです。
参考にならなくて
すみません。
我が子となると親にかかる負担は大きいですね。
関わりが大切とか、笑顔で向き合うとか、大切なのは誰でも分かってますもんね。
どうしたらそれが現実世界で実現できるか、ですよね。
両親が同じ育児方針で関係良好であり、経済的に余裕があって、仕事もうまくいっていて帰宅時間ぎ遅過ぎない。この位の条件がないと実現しにくいなって思います。
だから今も大変な中でお子さんの療育に励んでいらっしゃるなら、お疲れさまですとお声掛けたい気持ちです。
私は次の生活に向けて仕事探しに奔走しています。
早くも疲れてます。うまくいかないもんです…