2016年10月10日
できてあたりまえという常識への「執着心」を手放そう!わかってもらいたい承認欲求との闘い。(その2)
⇒できてあたりまえという常識への「執着心」を手放そう!わかってもらいたい承認欲求との闘い。(その1)
――親は、どのように接してあげたらいいのでしょうか?
山口:まずは、できないことにはこだわらないことが大切です。読み書きが苦手なら文章を録音して聞くなど、色々なやり方があります。その子の苦手な部分を補える方法を教えてあげることが重要だと思います。
引用元:エキサイトニュース
親やパートナーとしてはどのように接するか?は永遠のテーマですね。
私の中では、どうするのがベターかは知識は頭に入っていても、自分の
感情のコントロールが未熟なばかりに最終的に自己嫌悪で1日がおわることも多かった気がします。
なんとなくどこかで妄想がでてくるんですよ。もしかしたら急に理解してくれるようになるかもしれないって^^
「そんなことはまずないから…」という自分と、せめぎ合った結果、怒りの感情が勝ってしまうと
「お前が変わらないから悪いんだ」
「お前が同じ事言っても出来ないから悪いんだ」
「お前が約束したことを何度も破るから悪いんだ」
「もういいかげんにしてくれよ!」
とこういう気持ちが脳でぐつぐつと煮込まれてヒートアップしてしまうのです。
結局はパートナーが大切だからやっている、我慢している、いろいろてをつくしている、
などひとによっていろいろでしょう。
自分では歪んでいようがそれが100%愛情だとしんじているぐらいの2極化思考でしたが、
実際の潜在的なものは愛情20%執着80%と圧倒的に執着が勝っているのだと思います。
これが度を超えてくるとパーソナリティー障害的な症状も出てくるのでしょう。
相手が大切で愛していると想っているのにもかかわらず、相手を傷つけることをしてしまう。
これは冷静に考えれば愛情ではないですよね。単なる執着です。
自分はこんなにあなたを愛して、気にかけて、我慢してずっとやってきたのだから…
その愛情をそっくりそのまま利子を付けて自分に返してよ!というもはや人相の悪い
借金取り状態になっているのです。
愛情という貸金の債権者と債務者の関係になった夫婦は、毎日が取り立てです。
相手に与えた愛情が戻ってくるのが愛情だと思っていましたが、それは条件付きの愛情なのです。
私の中では毎日叱咤すればいつかは包まれるような愛情を返してくれるのだろうと思っていたわけですが、
アスペルガー受動型の嫁からすれば、毎日が感情の取り立てをされているような気持ちなのでしょう。
こんなやりとりを続けていても家族が夫婦が良くなることはどう考えてもないですよね。
結局は愛情というのは求め合っているうちはなんとか帳尻が合うのですが、細かく
愛情の勘定をしはじめてしまうと、たりない気持ちが高利貸しの金利のように膨らんで
まさに火の車状態になるのだと思います。
私の中でのテーマは
「執着からの離脱」
「感情、特に怒りのコントロール」
「愛情はもらうものではなく、自分がしたいから無償で与えるもの」
この3つと一生向き合っていくことです。
少しずつですが執着は薄れるようになりますが、こびりついてる脳の汚れは
一生掛けて取るぐらいの覚悟がないとすぐに煩悩に負けてしまいます。
イライラしながら幸せにはなれません。それがいくら相手の発言や行動によるもの
であっても、自分が心を乱さず、いろいろな思考の選択肢を持っていればイライラや
怒らずに面白おかしく捉えることもできるはずなのです。
笑う門には福来たるといいますが、本当にその通りだと思います。
毎日般若のような顔をして、毒を吐き続けていたら、楽しい思いをする人は
自分自身を含めて誰もいません。そう考えると、すこしずつ自分が笑う機会が
増えるようなことがなによりも大切なことなのだろうと思います。
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コメントありがとうございました!
発達障害の人だけでなく、介護職、認知症の家族がいる人なんかも同じように、
毎日共感に飢えた生活をしている人がいますよね。
人間って共感がないまま毎日過ごしていると本当に心がカッピカピに
乾燥してしまい自分で自分をコントロールできなくなるのだと思います。
この状態ですとどうやっても、
「誰かこんな乾燥した私をうるおして…」と他人への助けを懇願しかできません。
この感情は一番近い人に訴えます。
そのぐらい共感に乾燥させられちゃったのかもしれませんね。
すべてが共感できると言うことは無いでしょうが、共感できる人と
お話しできることは私自身も安心感に包まれますのでうれしいです^^
私はまだまだ道半ばで、自分の怒りをコントロールできず自己嫌悪ですが、
支援しているパートナーのかたでも苦境を乗り越えてすばらしい考えや
行動で毎日を楽しく生活されている方もたくさんいます。
問題解決を相手に向けるか自分に向けるかで心の重しがすこしかわるといいですね!
初めてアスペルガーの本を読んだ時、こうも同じ状況を正確に文字に出来るものなのか、それほどカテゴライズされ、分析され得るのかと驚きました。
が、アスピーのパートナーも同じく然りなんだと改めて2度目の驚きです。
自助会のようなところへは興味はあっても行こうとは一度も思いませんでしたし、愚痴るのもあまり得意でないので(内心はひどいこと考えますけど)、こんなにも心地良く気持ちを同じように感じられることに改めて感謝いたします。
とても助けられましたし、たまにセルフコントロール出来なくなるコンディションの時でも、冷静になれる気がします。
ありがとうございます!
コメント有難うございます。
私がエリエリ様のことがわかるなんておそれおおいことだと思います。
客観的に言えば、そのぐらい環境は異なれど、同じようなジレンマにさいなまれて
いる人が世の中に多いのかも知れません。
私自身がそうですが、かなり無い物ねだりですぐ人のことがうらやましくなってしまうタイプでした。
他人の物から交友関係から何から何まで。
アスペルガー受動態の嫁もいまでこそいろいろ問題を起こしまくりですが、
やはり自分にない物を持っていることがミステリアスで魅力的に映った面は否めません。
思うのですが、私の中では結婚を継続するのが善だと思ってこんなブログで頭を整理しているわけですが、それは今の私からすればの話です。
離婚をするのが善という人もいると思います。
結果的になにが善でなにが悪かは自分自身が決めることです。
まわりの友達や親が離婚した方が良いと口をそろえても自分が
続けていきたければ続ければいいし、やめたくなったら止めればいい話。
私は周りに合わせられる反面、それだけ周りの視線や反応を気にしすぎる
八方美人的な存在だったと思います。
親になってからはさらに困りますよね^^
私は自分がしっかりしなくちゃと思えば思うほど、土つぼにはまっていきました。
そんなに思っている以上にしっかりなんかしてなくてもいいのかもしれません。
いろいろなことが有りすぎて、しかも自分のことをやさしく包み込むように
抱きしめてくれたり、心の底を理解してくれなかったりして欲しいという
気持ちが高まりすぎてしまい自分の頭が冷静に整理できない状態でも有ると思います。
まずは少しでも自分が冷静になれるサイクルを見つけることが最善でしょう。
人間面白いもので冷静になると違ったものの見方もできるときがあります。
少なくとも世間にはわかってくれる人はたくさんいるのだと思います。
こんな私の落書きのようなブログで共感いただけるのですから^^
エリエリ様のすべては私はわかりませんが、同じようなつらさや苦しさ
自分の存在の意味などは似ているのかも知れませんね。
ネットで様々調べてはいましたが実際当事者の方とコンタクトを取るのは初めてでした。
お返事にもその他の記事にも納得頷きすぎて首が壊れるかというほどです。感謝します。
温かい家庭という言葉にやっぱり理想のイメージと現実を比べてしまうのですが、私たちなりの温かい家庭があるだろうと不幸サイドへ転がらないように考えなければですね!
自分自身を愛せていない、他人からの愛で満たしたいということ、私は割と自分のこと好きなつもりでしたがなんだか突き刺さりました。
アスピーの方々は1つの言葉に付随する隠れた意味などは推し量れない代わりに、言葉の意味を正確に使ってハッキリと意思や意味を伝えてくるように思います。
私はよく話し方がわかりにくい、その言い方でわかるわけがないとよく正されます笑。
毒舌なこともありますが、私はそういうハッキリとしている態度や言動は好きな部分です。こうしたい、ああしたいとハッキリとしてるし、主張しますよね。
比べると私は好みややりたいこと、言いたい事も相手に合わせて柔軟に変えてしまうタイプなので、自分でそれが嫌だからハッキリしたアスピーのことがうらやましくて好きなのだと思いました。
依存しないことを意識しだして、本当に自分がしたいこと、好きなこと、ライフスタイル全般もっと身も心も自由でいいんだなあと解放されてきてます。
もともと自由な考え方出来たのに、子供が生まれてからあれこれこうじゃなきゃダメだという基準や場面が増えて、神経質になっているとも言えます。
今後も楽しみに記事を読ませていただきます。
コメントありがとうございました!
細かくは分かりませんが、孤立型の特徴がでてますね。
奥様からすると毎日さみしい気持ちを抱いてそれを紛らわせながら生きてきたのでしょうね。
全ての原因が執着心ではないので、全部自分の責任だ!と自分を責めすぎないようにしたいですね。
結婚したのだから、相手から愛されたいとか子どもを優先した温かい家庭を目指したい
と感じるのはごくごく一般的な話でおかしいなんて事はありません。
ただ、パートナーがこのタイプだと、一生相手に期待して生きていますから、
期待通りの行動や発言がないと、常に不幸せな自分というのを連想するようになっちゃいますよね。
これが毎日念仏のように繰り返されると、自分で不幸な家庭を頭の中で作っていってしまうので本当に大変だと思います。
アスペでなくても過去と他人はどうやっても変えられません。
私も性別は違いますが、同じような心境で毎日がどん底気分を味わっているのでひしひしと
お気持ちが伝わってきます。
好きと執着って似ているのでむずかしいですよね。
これは私の読んだ本に書いてあった内容で私自身もそうなのですが、
相手に愛されたい愛されたいと異常なまでに湧き出てくる感情は
自分で自分を愛せていない証拠なのだそうです。
自分で自分を愛せるか自信がないから、他人の愛情で満たしてもらいたいと
思っているような感じだそうです。
昔読んだときは、凄く自分自身を責められているように感じた言葉ですが、
今冷静に読むと、確かに自分で自分のことを愛してる!って本気で思ったことないんです。
パートナーも大切ですが、まず自分自身を大切にしたいと日々精進させていただいてます!
本当の意味で共感してくれる相手がいないというのがどれだけ辛いか、おんなじ状況を文字にしていただいて、読む機会に感謝します。他の記事も読みます!