2016年09月10日
九州大学の研究で自閉症の一端を発見!自閉症スペクトラム緩和の期待が高まる。
中山敬一・九大主幹教授(細胞生物学)らは、CHD8がないマウスを作製し、行動を観察。正常なマウスに比べ、不安を強く感じたり、仲間に関心を示さなかったりする自閉症の傾向がみられたという。
次にさまざまな遺伝子の働きを調べ、CHD8のないマウスは「REST」というたんぱく質が異常に活性化することが分かった。
RESTは胎児の神経細胞の発達を止める働きがある。そのため、自閉症を引き起こすと考えられるという。
引用元:ヤフーニュース
自閉症についての研究は日に日に進んでいるようですね。
まだマウス段階での話しなので、人間ベースでは???のところも
ありますが、自閉症や発達障害と遺伝子の関係が解明されていくことは
喜ばしいことだと思います。
自閉症や自閉症スペクトラムという特性上、以前も話したように、
一気に症状が改善するというような特効薬を私たちは期待しがちですが、
実際の話ではそれは非常にむずかしいことです。
せめて、すこしでも社会との障壁となってしまうような症状が緩和できれば
生活の質は非常に向上するものと思われます。
遺伝的な面で自閉症や自閉症スペクトラムの人が増えているのだとすれば、
世の中の人間には多かれ少なかれ、そういう遺伝子は拡散されているともいえます。
発達障害の問題は、今目の前に当事者がいない人からすると
いい方が悪いですが、社会の邪魔者みたいな感覚しかないかもしれません。
しかし、自分自身が定型だから問題ない、関係ないと言う話でもないのです。
・自分のパートナーが発達障害で悩んでいたらどうしますか?
・自分の子どもが発達障害だったらどう受け止めますか?
・結婚をしなくても、親戚や甥や姪が発達障害なら受け止めきれますか?
・職場で部下や上司がその傾向だったら理解ができますか?
発達障害の人口が増えていくと仮定すれば、この目には見えない障害に
間接的に関わるという機会は決して少なくありませんね。
私自身は当事者を支援する側として、一生この問題は関心を持っていくつもりです。
もし、アスペルガー受動型の嫁と離婚をしても社会的にはなにも解決しませんからね。
私の中でどのように受け止めていくかが変化していく必要がどうしてもあります。
基本的に治らないものを治って欲しいと神頼みすることは妄想です。
妄想はいくら願っても妄想に変わりません。
自分の周りにいる意思疎通がうまくできない人たちに、
「なんでこの人何回言ってもわからないの!」とイライラカリカリして
毎日を生活することは自分の免疫力を下げ病気になりやすい体まで
作り上げてしまいます。
言ってもわからないのだから、わかってもらおうということをやめるしかないです^^
「いつかは、わかってもらおう…」と期待する気持ちをきれいになくすことはできない
かもしれません。そのため理解しているつもりでもストレスとして少しずつ蓄積していくのです。
これを回避するためには、あまり発達障害を治そう!みたいに相手へ固執や執着しすぎず、
それ以外の自分が心から楽しいと思うようなことに目を向けることです。
悩んでも解決しない問題を、毎日悩んでも答えは一緒。
ストレスだけが蓄積していきます。ストレスが蓄積すると、
健康を害するだけでなく、冷静な判断や行動すらできなくなります。
その結果、私のように単に感情的に相手へやつあたりをするような行為
ばかりしかみられなくなるのでは、なんのために一緒にいるのか分かりませんよね。
悩んでも解決しないのだから、なるべくそのことを深く考えすぎないことが
重要でもあると最近は思います。
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