2016年07月20日
アスペルガー症候群の人は目線が特殊?!定型発達に比べると違いが顕著。
CREST 研究では、大人での成果をもとに、いずれは出生後早期に ASD を見つけて治療
や養育に早くつなげることも大きな目的のひとつです。そのためには子どもでもできる検
査法の開発も重要です。その手段として視線に私たちは注目しています。図8は「3 丁目
の夕日」の有名な一場面です。最初に左の男の子がしゃべり、右の男の子が答える場面で、
定型発達の場合は当たり前ですが、子どもでも成人でもしゃべっている登場人物の方に視
線が移動しています。ところがアスペルガー症候群では二人を均等に眺めています。言い
かえれば、会話と視線が連動していません3)。これは彼らの辞書的興味、会話に乗れない、
同時進行が苦手という症状の意味を如実に表現しています。
引用元:大人のアスペルガー症候群について考える 昭和大学附属烏山病院、JST,CREST 加藤 進昌
引用元:大人のアスペルガー症候群について考える 昭和大学附属烏山病院、JST,CREST 加藤 進昌
最近になって、こういう研究をしてくれている人たちが、
日本にもたくさんいるのだなぁと感心します。
私自身は研究者でも何でもありませんが、アスペルガー受動型の嫁と
20年近く一緒に生活をしてきました。さらに他のアスペルガー症候群の人たちと
話す機会もなんどかあり、やはり視線は特殊な印象を持ちました。
うちの嫁は特になのですが、男性のような多動症はないのですが、
目線はなかなかあうことがありません。これはどんなときでもかわりません。
・ロマンティックなムードで二人でみつめあうようなとき
・対面で話をしているとき
・喧嘩しているとき
まあ、喧嘩しているときは、目も合わせたくない!という気持ちは
あるかもしれませんが、ほかのときもかわらないんですね。
とはいっても、全く目を合わさないというわけではなく、合ったと思ったら
左右に目をそらしたり…
つきあい始めた当初は、「恥ずかしくて目をそらしているのだろう」と勝手に
私が思い込み「いじらしくて可愛らしい」なんて感じていたものです。
しかし、じーっとアスペルガー受動型の嫁の視線を観察していると、
なにかを探しているような、小鳥が顔をいろんな方向に動かすような
目の動かし方をするのです。
私なりの見解では、視界が私たちよりも狭いため、
眼球を動かすことによって視界を確保している行動なのでは?と考えています。
真面目な話をしているときにこの目線をされると、
まったく真剣に聞いていないような印象を受けます。
それで何度もぶち切れましたが^^
本人に「なんでそんなに目を動かすの?」と聞いてみたときがあるのですが、
「えっ!?別に動かしていないんですけど!」という答えのみ。
やはり意識的ではなく、無意識下で起こっている眼球運動なのです。
そんな観察のおかけで、視線がアスペルガー的な人は気がつくようになりました^^
もちろんキョロキョロしているからすべての人がアスペルガーだなんていうのは
あり得ません。
ただ、非常に視線に特徴が出るという人も多いと言うことを覚えておくと、
話をしなくても分かるかもしれません。
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コメントありがとうございました!
ケン様のようにスパッと割り切った態度ができると本当に楽だと思います^^
本当に対面で話すと大変なことになります。相手がアスペでなくても真っ正面に
対面するというのは心理的に敵と対峙するような意味合いもあるようですから、
こちらの工夫が必要ですね。
私もなるべく対面でなく横作戦を使ってみたいと思います!
私は対面で話す(面と向かって話すとか、腹を割って話す的なこと)は避けるようにしています。というか諦めています。
こちらがイライラしたり、悲しくなるだけですから。
その代わりベンチのように横に並んで、
それとなく見ている景色の違いを感じる程度にしています。
コメントありがとうございます。
実験の結果では顔付近に集中するようですね!
発達障害の気質があると目線が定まらなかったり、視線をそらしたり
なんていわれますが、やはりそういう面が強い人が多いみたいです。
うちの嫁と息子は実験しなくても目玉だけはキョロキョロさせています。