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2021年02月16日

脳内物質の変動と自殺衝動


自殺理由として最も多いのは健康問題であり、次に経済問題、仕事の問題など

その他いろいろな原因がある。過去5年の統計をみると

自殺者数と季節には密接な関係があることがわかる。

毎年の自殺者数の傾向は年末の12月から2月にかけて最も少なく、

3月、4月、5月、そして秋である10月に大きな山型のグラフを描く。

これはどのようなことを意味するのかを脳科学の観点から考えると

春先と秋口は脳内の神経伝達物質とホルモン分泌が不安定になるためであると

考えられる。特に脳内を安定させるセロトニン作動性神経の不活性と

苦痛を感じる扁桃体が過敏になることや

楽しさや幸福感を感じるための快感物質の分泌低下が考えられる。

脳内の神経伝達物質とホルモンの分泌機関は大脳辺縁系や視床下部に集中しており、

特に視床下部は自律神経の中枢でもあるので、自殺に至らなくとも、気分の落ち込みや体調不良など

自律神経の働きが悪くなることによって起きる様々な疾患の原因にもなりうることが考えられる。

たとえば、なんとなくやる気がでないという気分的な内容から

心筋梗塞や免疫力低下による疾患、関節痛なども脳内物質の分泌不安定や

神経の働きが不安定になることによって起きることが十分考えられる。

その証拠に天気がいい日は気分は良く、天候が崩れる少し前に体調不良や

体の痛み、古傷が痛むなどを訴える人が多いという事実があるからだ。

また、幸福で楽しく、満足感の中にいる人はだれも自殺したいとは考えないだろう。

脳内物質の変動によって人は心が落ち込み、自殺したい気分になることが考えられ

逆に快感神経が正常に働き、苦痛を感じる神経の抑制を行うセロトニン作動性の

制御系が正常に機能していれば、自殺衝動は減ると考えられる。

posted by さかえ at 04:00| 自死防止の知恵
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さかえ
中年で管理職でのストレスや長時間労働での過労やプレッシャーが続き、うつ病と不安障害を発症して失業し、何とか5年でほぼ治りました。一時期社会復帰について悲観的になりましたが、今は社会復帰して働いております。うつ病を治すには時間と運動と薬が必要だと思います。 治るために試行錯誤した内容や治癒に役立ったと思うノウハウを発信しております。
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