自殺願望がある人間は自殺して死ねば苦痛から解放されると思うと思う。
私も過去にうつ病の急性期で症状が2か月も続いたとき強い自殺願望で苦しみ悩んだ。
その際に精神科にかかり投薬で何とか乗り切り、寛かい後に治って以来自殺衝動は
いまだに40年以上ない。
その後、脳科学や心理学の本を数百冊読み漁るうちに
自殺衝動は動物的な本能衝動が深く関与し脳の一過性の機能障害だと理解した。
そのために、自殺衝動になることもうつ病が重症化することもなかったのだと思う。
今、思うに、あの時自殺しなくて本当によかったと思う。
人は動物であるから無意識に苦痛から遠ざかろうとする。
苦痛から遠ざかる方法として何故か、死ねば苦痛から解放されて楽になれると思い込むのだ。
このような時、脳内では偏桃体をはじめ苦痛を感じる脳部位が敏感にかっており
すべてのことが苦痛に感じるような脳の機能障害に陥っている。
本能的に苦痛を感じる脳が興奮すると、楽しさや愉快や快感など快楽を感じるの脳部位の働きは抑制されてしまう。
だから、苦痛から逃れたいために自殺したい気持ちになるのだ。
よって、脳の機能障害を治すために精神科で投薬してもらったり、入院が必要な場合もある。
脳の機能障害であるから、投薬を受けながら苦痛を感じる神経の働きが徐々に正常化してゆけば
自殺衝動もなくなってゆくのだ。
自殺すれば楽になるという無意識な考えは動物的な自己防衛機能からくる衝動が原因だといえる。
その動物的な本能衝動が正しいとは言えないと思う。
もし、私が40年前に精神科にもかからず投薬も受けずに自殺していたら
それが正しかったとは思わない。
あれから数十年、私は死ねばよかったと全く思ったことがない。
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