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2021年09月21日

生きることを無意味に感じる時の脳内状態


うつ病や不安障害などの疾患の人は時々生きている事に意味がないように感じたり、

自分が今やっていることに疑問を感じたり、過去に失敗が多かったりと考えることが多い。

それはどうしてなのかを自分の経験で言わせていただく。

その原因は脳内の快感を担っているドーパミン快感神経や快感神経でのドーパミンの不活性と

精神的な苦痛を感じる偏桃体が敏感になっていることが考えられる。

特に快感を感じるA10ドーパミン神経や側坐核の働きが弱ってくると、

無意識な状態で生きることに楽しみを感じたり、やりがいを感じたり、集中力が続かなかったり、

生きていることに少しも楽しみを感じることができないので、

心理状態として上記の心情としてあらわれてくると考えられる。

脳内の快感神経の起点は延髄から始まり、視床下部を貫通して、前頭葉上部まで至る。

その経路の部位の不活性は、例えば視床下部で生じれば、食欲不振や性欲減退となり、

側坐核周辺で起きれば、やる気が低下して気力が減退する

前頭葉部位での不活性は考えること、仕事や趣味に没頭して楽しんだり、

創造したり、お金を稼ぐことに楽しみが見いだせなくなる。

特に前頭葉部位でのドーパミン神経の不活性化は例えばゲームや趣味も楽しいと思わなくなる。

うつ病や不安障害が治れば、快感神経が普通に動いているため、生きることに疑問を感じたり、

自分が行っていることに無意味だと感じなくなると思う。

なぜ、快感神経の働きが悪くなるのかと言えば、強いストレスに長くさらされ続けると

偏桃体などの自分を守るための恐怖や不安を感じる脳部位が優先して働くために

快感神経の働きをブロックしてしまうためと考えられる。

人間は動物であるから、太古の昔より、危険から瞬時に身を守るためには瞬時に今の快感行為をやめる必要がある。

恐怖や不安感を感じて食事や楽しことをやめて「逃げることが優先、場合によっては戦うことが優先されるようになっている」

例えばおいしく食事の時や、眠って快感状態にある場合に、目の前に天敵が現れたり、

地震などの急な自然災害に遭遇したら、快感行為を遮断して恐怖や不安を感じて、生きるために逃げる必要がある。

よって、現在人でも仕事や家庭、人間関係などで大きなストレスが続くと、快感神経の働きが抑制されて

生きることに楽しみも意味も感じなくなることがある。

自分の経験ではうつ病や不安障害だと無意味に感じるだけでなく、何かをすることに大変なおっくうさ
精神的な苦痛を感じると思う。

なぜなら、例えば快感神経の働きが弱まっていると、ゲームをしたり好きな音楽や趣味を行っても楽しさを感じず、ただ無意味な行為を自分がやっているように思えてくる。

特に私の場合、うつ病や不安障害の病気の時は好きだった将棋ゲームをしても

無意味なことだと感じ、楽しくもなく集中力も続かず、つまらず途中でやめてしまうことが多かった。

症状がひどい場合、楽しいどころか将棋をすること自体がおっくうで苦痛に感じるのだ。

脳内の快感を感じる神経の働きが弱まっているために、楽しいと感じたり集中力が持続せず、

偏桃体などの苦痛や不安を感じる神経が過敏になっているために、生きることが無意味で苦痛に感じているのだ。

こうなると生きていることが苦痛となり、生きる苦痛から逃れるために、死を選ぶという誤った判断や選択をしてしまうと自分の経験で思う。

こんなに生きていることが苦しいなら、死んで楽になりたいという心理になる。

しかし、それは脳の正常な働きでなくなり、苦痛を感じる脳の特定部分が過剰興奮し

苦しさ、切迫感や衝動感が強くなり

逆に快感や満足感を感じる脳神経の働きが悪くなっている状態である。

よって、そのような時は躊躇せず、心療内科や神経科に行って医師に自分の苦悩を話し、治療薬を処方してもらうことが先決だと思う。

医療機関にかかり、薬物療法で過敏になりすぎた苦痛を感じる神経の働きを抑えることで

徐々に快感神経のブロックがとれると同時に、併せて認知行動療法や自律訓練法など様々な治療をすることで

生きることに意味を感じなかった症状や考え方が間違っていたと気が付いてくるのであると思う。

治療薬も本人の体質での相性があるから、2回くらい替えてみる必要があると思う。

メンタルクリニックが処方する薬には強い不安感や気分の悪さには飲んで1時間程度て効いてくる即効性のベンゾジアゼピン系のものと

うつ病や強迫性障害などには効果が出るまで2週間程度必要なSSRI系の2種類がある。

ネットにはメンタルの薬には依存性が強いなどと書かれているが、治った私から見れば違うと思う。

なぜなら私は治るまで9年も依存が生じるといわれるベンゾジアゼピン系の薬を飲み続けた結果よくなった。

今は月に2回程度、調子が悪い時に飲む程度だ。

病気になって上記の薬を1から2か月程度飲んでいると、苦痛を感じる偏桃体と周辺部に作用して、

過剰な不安や恐怖、苦悩を感じる神経の働きが抑制され、

少しずつだが快感を感じる神経の働きが復活してゆき、病気が治ってゆき、苦痛状態が軽減してゆく。

また、動けない状態から動ける状態になってゆくと病気が治ってゆく。

世の中には抗不安薬などメンタルクリニックから処方される薬に拒否反応を示す人がいるが、

酒と比べたらメンタルクリニックが処方する薬のほうがはるかに安全で害が少ない。

抗不安薬を飲んで、酒を飲んだ時のように狂暴になったり、我を忘れたような暴言を吐いたり、
人格が変わることはない。

それに酒と比べてはるかに依存性は低いため、アルコール中毒のような依存性も小さいと感じる。

薬を飲んだことが無い薬拒否派の人間は、そのような偏見を持っていることが多いと思う。

私は年数回程度、他人と飲酒することはあるが、酒のほうが人格を変える薬物だと思う。

酒で泥酔して様々な暴力事件、傷害事件、殺人事件、免許取り消し、懲戒処分などの原因になっている事件が多すぎると思う。

それが公務員や国会議員、教師、様々な真面目な職業の人が酒で人生を台無しにしているのはニュースで明らかだ。

病気が良くなった今、私が行ている初期の不調時に行っている方法は脳の快感神経を活性化させる方法で快感を感じることである。

その手っ取り早い方法として、私は整体でのもみほぐしを利用する。

緊張感や不安感で硬直した体をもみほぐすと、その刺激が視床を伝わって脳全体に送られ、

不安を感じる偏桃体の過剰な働きを緩和し、更に気持ち良い感情は快感神経を刺激して

快感神経が働くようになると、体調と気分がよくなると自分の経験では思う。

よって、私は時々、整体マッサージ屋さんへ行って、3000円ほど支払い30分程度もみほぐしをしてもらう。
そうすると気持ち良いだけでなく、気分がすっきりし楽になるのだ。

それと、頓服で財布などに抗不安薬を持ち歩いて、実際は強い不安感が出たとき以外のまないが薬を持ち歩いている。

抗不安薬がお守りのような感じで、調子が悪い時やどうしても仕事で緊張を乗り切る前に飲んでおくなどの時しか飲まない。

これで生活や仕事で支障なく生活できている。

posted by さかえ at 00:00| 自死防止の知恵
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さかえ
中年で管理職でのストレスや長時間労働での過労やプレッシャーが続き、うつ病と不安障害を発症して失業し、何とか5年でほぼ治りました。一時期社会復帰について悲観的になりましたが、今は社会復帰して働いております。うつ病を治すには時間と運動と薬が必要だと思います。 治るために試行錯誤した内容や治癒に役立ったと思うノウハウを発信しております。
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