アメリカの医学界の研究によると、麻酔薬として広く用いられているケタミンが自殺願望を著しく低下させることが判明している。
自殺者に共通する脳の異常部位として、主として前部帯状皮質と背外側前頭前皮質であり、
これらの部位は自己のストレスを主観的に判断するプロセスの神経細胞の部位であるという。
世の中にケタミンなどの自殺願望を著しく低下させることができる薬剤が存在することは希望があり、
すでにアメリカで成果をあげているという。
日本にもケタミンと同類の麻酔薬があれば、自殺防止につなげられると思う。
私の知っている例だと、急激なショックでのうつ病患者の衝動的な強い自殺願望者を
精神病院に1か月程度入院させられるのは、うつ病がひどいためではなく、
自殺願望がおきる脳の興奮を薬で止めてから、冷静な判断ができるようにするための処置だと知っている。
つまり、自殺願望というのは脳内のある部位の一過性の過剰興奮でおきる、動物的な苦痛から逃げようとする
逃避衝動、苦痛回避のための働きであると考えられるから、薬で脳の異常興奮を鎮めれば
自殺願望が消失するということである。
自殺という判断は明らかに自己の判断間違いであり、冷静になった脳でおきる衝動や考えではないといえる。
借金などの債務を苦にした自殺念慮は自己破産するなどや生活保護制度を活用することで回避可能な場合多いという。
死にたい気持ちが高まったら、まずは精神科受診で精神科医と相談したり、
いろんな役所の窓口に相談し、各方面の専門家に相談し、自分の苦しさを解消する方法を探すことが必要であると思う。
人の目的、それは生きることが目的だと思う。
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