冬季うつ病は日照時間の少ない地域で優位に多いとの研究結果があり、
北欧諸国では冬季うつ病が多いと言われている。
その原因は日照不足で日中に脳内でのセロトニンの合成が低下すると言われている。
日中に合成されたセロトニンは夜に「睡眠物質メラトニンになることで睡眠障害や睡眠が浅くなることを防ぐという研究結果もある。
ただ、最近の研究ではビタミンDの不足もホルモン分泌に関係しているのではというのもある。
ビタミンDはシイタケなどのキノコ類に含まれ、また日光の紫外線にあたることで人体の表面で作られる。
主な働きは骨の健康であり、極端な不足は「くる病」といって猫背で骨が曲がるなどがあるが、
最近の研究では副甲状腺の機能低下もある。
副甲状腺の機能が低下すると、ホルモン分泌が低下してうつ症状や不安感に関係すると考えられる。
ある研究で1000人を対象にした日本人の1年間での月別のビタミンDの血中濃度を測定した研究によると
7月から9月までの夏の日照時間の多い季節はビタミンDの値がまあまあ十分だが
10月から4月までの日照時間が少ない冬季にはビタミンDが不足しているのだ。
では、食べ物意外にビタミンDを体内でつくるために紫外線をどれほど浴びればよいかといえば
服装にもよるが毎日、夏場は15分程度、冬場の長袖の場合は30分程度だという。
近年では都会へゆくほど、室内のデスクワークの職業が多くなった。
残業で夜遅くまで働き、日中に日光を浴びる時間が少なくなった。
そのような職業の人にうつ病やストレス疾患が多いように思う。
実は現代病のうつ病や不安障害が増加した原因は室内労働が多くなったことで
日光を浴びないために、副甲状腺機能の低下なども原因が考えられる。
心の健康には外へ出て、日光を浴びることが必要かもしれない。
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