アフィリエイト広告を利用しています
ファン
検索
<< 2015年10月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリアーカイブ
プロフィール
卑下さんの画像
卑下
とある企業にてゲーム開発ディレクターをしています。 職業柄エンタメに触れる機会を多いので、紹介させていただき少しでも参考になれば幸いです!
プロフィール

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2015年10月12日

一番線に謎が到着します ほっこりするエピソードが詰まったハートフルミステリー

nazoga.jpg

ミステリーの魅力とはなんだろう

おどろおどろしい雰囲気に、先の見えない展開?

息が詰まりそうな欺瞞に満ちた、人間の負の感情渦巻く様?

ミステリー、というとどちらかというと犯罪などの負のイメージが湧く。
しかし、それは要件の一つでしかない。

神秘的で謎に溢れていた不透明な真実が
登場人物たちの手で次第に明かされていくことにこそ魅力が詰まっている。

そこに実は負の要素は必要なわけではない。

ということを教えてくれる小説。

鉄道員、という誰の身近にもいるはずなのに、
意外と知られてない職業にフォーカス。

真面目、であることがとにかく求められる鉄道員たちの日常に浮上した謎を、
真面目に、人情味ある登場人物たちが解決していく。

物語に派手さはないかもしれない、
とにかく、淡々とその生活を描ききるリアルな描写は、
「明日から駅員さんにいつもありがとうござます、お疲れ様です、の心を忘れないようにしよう」
と思わず決意してしまうほど。

でも、これはミステリー。
謎が明かされていく様子による解放感もしっかりと感じることができる。

ミステリーの要素は嫌いじゃないけど、鬱々とした表現などが苦手な人には特にオススメしたいし、
そうでない人にもほっこり読んでいただきたい傑作です!!


posted by 卑下 at 23:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説

2015年10月08日

古都こと 男女それぞれの視点で描かれた青春模様

男女のそれぞれの視点で描かれた、京都を舞台にした恋愛ストーリー
男性側、女性側と、別々の視点で丸々1巻ずつまとめられており、
同じことがらでも別の視点で見るとこんなにも違うのか、という視点が物珍しい。

男側の主人公は、とにかく捻くれた男。しかも地頭はいい。
しかし、性根は悪くないし、純粋な気持ちを持っているが故に、先輩に振り回されて、、、

女側の主人公は、とにかく純真無垢。引っ込み思案のマイナス志向。

こんな二人が、ふとしたキッカケで出会うことになり、男の何気ない言動が女の琴線に触れ、、、

といった話。
kotokoto.jpg

とは言え、喰う寝る二人、住む二人、という作品でも試みていたり、
思い切って別巻にはしていないが、今まで全くなかった発想、というわけではない。

ただ、全く同じ風景でも、心象が違えばこんなに違うものか、という素直で屈託のない描き方が、
新鮮味を持ち、物語の説得力を増している。

目新しさだけではない、そういった別視点だからこその物語の描き方があるのが一番の本作魅力となる得るだろう。

この先が楽しみで、
うまくハマれば来年あたりの漫画大賞やこの漫画がすごい、あたりに入ってきそう。

漫画読みの玄人には是非試していただきたい。


【こんな人におすすめ】
普通の恋愛ドラマに飽きた人
次に流行りそうな漫画にアンテナを立てている人




posted by 卑下 at 23:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画

2015年10月07日

LIVE A LIVE :21周年を迎えた名作中の名作。様々な時代の人生と悪を描いた傑作

今回紹介するのは、先日発売21周年を迎えたLIVE A LIVEです。

1994年に発売されて以来、未だにファンが多く、
多くのファンに復活を期待されていた傑作です。
livealive.jpeg
20年以上の月日を経て、今年に入って、なんとWiiUのバーチャルコンソールで復活!

WiiU LIVE A LIVE

このためにWiiUを買っても損じゃない!というくらいの名作です。

========
【ゲームの内容紹介】
時代や背景の違う7つのシナリオを好きに選んで遊べるオムニバス形式のRPG。
選択.jpeg
当時小学生だった私はゲームを買うお金がそんなになかったので、ボンボンかなにかで読んだ記事で、
「1つのゲームソフトに7個もゲームが入ってるんだ!すげぇお得じゃん!買うしかない!」
と飛びついた記憶があります。あさはかなり。

その行動が私の人生に大きく影響を与えることになってしまったわけですが。


ともあれ、7つのシナリオは独立しているので、どれからでもOK!
詳しいシナリオやゲーム内容については、ニコニコ大百科がわかりやすいです。

BGMも非常に良くて、今でも仕事中に無限ループさせています。



下村陽子先生の代表作の一つとも言え、各シナリオのテーマ性をしっかり表現しつつ、共通のテーマで作品の一貫性を表現する、という重要なファクターになっています。

=======
紹介は他サイトやブログで散々行われてきたので、LIVE A LIVEが与えた自身への影響について。
作品のネタバレもありますので、ご注意ください。




以前触れたかもしれませんが、当方、現在しがないゲームクリエイターをしていますが、
ゲームクリエイターになりたい!と夢見るようになったのは、この作品がきっかけです。

それまでにやってきたゲームの中では、敵側にも相応の理由があったとしても、
その描かれ方はあくまでオマケ程度でした。

しかし、LIVE A LIVEは違った。中世編の主人公、オルステッド。
彼は他のシナリオとは違いほとんど喋らない、いわゆるプレイヤーの分身型主人公。
周りの期待に応え、困難に立ち向かう、王道の主人公だった。

当時この先に待つ結末を知らなかったので、このシナリオが7つのシナリオの奥にあることで、
しっかりした王道で締めくくるのかと思っていましたが、見事に裏切られました。

オルステッドはストレイボウに裏切られ、助けるために全てを投げ打ったにも関わらず、王女アリシアは自身を蔑んで自害してしまう。
何もかも、失い、果てに自身が魔王になる、、、

わび.jpg

この仕組みは、ゲームでしか成り立たない。
小説や漫画でどんなにのめり込んでも、自身の分身として、投影させた主人公が絶望する様を見ることはできないでしょう。



ここに、ゲームのインタラクティブ性の真髄、ゲームでしかできないこと、の偉大さを感じ、
「自分もいつか、こんなタイトルを作りたい!」と思ってしまったのでした。

月日は流れ、思い描いたようなゲームクリエイターにはなれているのか、は甚だ疑問が残りますが、
今もその時の思いを胸にゲームを作っています。

いつの日か、LIVE A LIVEを超えるタイトルを作ることを夢見て、、、

本日も残業するのでした。
posted by 卑下 at 19:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム

2015年10月05日

響~小説家になる方法~ 純文学をテーマにした今後の展開が楽しみな作品

純文学をテーマにした珍しい作品

とにかく主人公の響、がエキセントリック。

こんな普通な文学少女っぽいのに。
ひびき.png

文芸部にあった本棚の並びで先輩と言い合いになって、
本棚をぶっ倒したり。

不良に喧嘩売るし、
いろんなネジが吹っ飛んでいる。

文学の才能に恵まれているのに、なにかと一般的な常識にかける響を守るため世話を焼く幼馴染や、
パッと見ギャルに見えるけど実は文学少女の文芸部部長など、
個性豊かな面々と響がどのように小説家の道へ進んでいくのか。

漫画の題材として難しいのは、
小説としてのすごさ、というのがなかなか表現しきれないところ。

今後その表現とともに、純文学の深さや現状といったリアルなところをもっと深堀されたら、
面白い作品になりそう!!
ということで今後に期待の作品です。






posted by 卑下 at 10:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。