2010年07月03日
サクラソウの不思議。。
前から気になっていたことがあります。なに?って・・
サクラソウって知ってますか?
春になると長い茎を伸ばし、先端で小さなピンク色の花を咲かせます。
こんな花なんですが。。
この植物、タンポポのように地面に這うように葉っぱを広げます。
その中央から茎を立ち上げ、地上から20cmほど立ち上がった部分にこの花が咲くわけです。
花が終わると、この花房のすぐしたに地上部にある葉っぱと同じような小さな葉っぱが出てくるのをご存知でしょうか?
ちょうど二回だてのように、地上から20cmほど立ち上げた花房が、小さな葉っぱで一杯になります。
ホントに子供が上にできたように。。。
これ、分かります?
花が終わった後、種が出来て、その下に小さな葉っぱ。
ここまで見て、何か感じませんか?
植物が増える方法は色々ありますが。。。
種がこぼれて発芽し増える。。当たり前の話しですが、サクラソウの花房直下のこの葉っぱは、なんのために出てくるのでしょう?
もしかして、20cmのこの茎が重さで倒れ、土に付いた部分から発根する?なんてこと。。。ないですかね?
ってことで、強制的にやって見ました。
はいこれ。。
チョッと分かりづらいですが、ポリポット土の上に倒して水をやり続けました。。
ここまでの想像はこうです。
サクラソウは、自分の周りに円を書くように、この小さな自分の分身を着地させ、サクラソウのコロニーを作っていくというもの。。。
種は自分と違う遺伝子を残すため、周囲から飛んでくる花粉を受粉し、性質の違う種を作り、分芯が倒れて着地するときに、同時に地面にまいて繁殖し、分身はそのまま発根し、分離して大きくなるのではないか?ということ。。
う〜ん、これってひょっとして知らないのは私だけですか?
まぁ、ネットで調べれは難なく解決しますし、知ってる人にとっては当たり前のことなんでしょうけど。。
で、結局数週間してこのポリポットから花房に付いた葉っぱを持ち上げてみたのがこれ。。
これ見えます?ほら根が出てますね。。
やっぱりそうなんですよ。。このまま花の茎が枯れて、分芯が周囲に根付いて増えるみたいですね。
種を蒔かなくても、花が終わった花房に付いた葉っぱを地面に付けてあげるだけで増やせるんですよ。
この最後の写真は6月21日現在のものです。
今しばらくどうなっていくのか観察して、今後を書いていきたいと思います。