毎度のお越しありがとうございます。

突然ですが、最近車の調子が悪いのです。
困ったものです。
昔の自動車は、ほとんどが機械でできていて、分かりやすい構造でした。
ですが、最近の車は電子機器を沢山積み、油圧や複雑な制御機器で一杯です。

先日こんなことがありました。
夜遅くのこと、坂道の途中に駐車してあった車のエンジンをかけ、十数メートル走ったでしょうか？

心の声　：　んっ？！エンジンの調子が悪い。。。。止まりそう？
心の声　：　ガス欠？　違うなぁ。。
心の声　：　ええ？！　

エンジンが止まりました。

こんな道の真ん中で車を止めてしまうことは出来ません。
咄嗟の判断で、脇道の広いところへハンドルをきり。。。

ええ！
心の声　：　ハンドルが重い。。そうか、エンジンかかってないから油圧がだめか。。
心の声　：　曲がれるか?　ブレーキを。。。
心の声　：　それにしてもハンドルが重い。。

車のスピードはそんなに出ておらず、２０ｋｍ/ｈほどだったかなぁ？
なんと広いところまで車を惰性でもって行って。。ブレーキ。。。。？！

ええ！
心の声　：　ブレーキ効き悪い。ええっ？！
何度も思いっきりブレーキを踏んでやっと止まりました。

アセアセというほどではありませんが、チョイビックリです。
さて、何で止まったのでしょうか？

ガソリン。。あります。
バッテリー。。問題ない電圧です。
その他インジケーターは問題ありません。

このままでは家に帰れません。
問題が分からないままにセルを何度か回しておりましたところ、数度目にエンジンがかかりました。
ですが、今にも止まりそう。。ちょうどガス欠のときのような感じ。。
なんとかアクセルワークでエンジンを止めないように吹かせて。。。
そのときは普通に戻ったのですが。。

後で考えてみると、駐車中の車の姿勢は前方を坂の下に向けた状態。
駐車前ににエンジンを３０分ほどかけたままあれこれゴソゴソ。。
エンジンを切って用事を済ませ帰るところでの出来事だったのです。

ピンと来た方はおられますか？
ガソリンの残量は最後のメモリ。。普通ならここから７０ｋｍ近く走ります。
ですが恐らくは、燃料タンクの傾斜によってタンク内の給油口が燃料に漬かってなかったのかも。。


エンストの原因は恐らくはこれが原因でしょう。燃料が少なくなったら、車によってもちがいますが、私の車は前を下にしてエンジンをかけたままの駐車は厳禁です。
そんなこと、考えませんよね普通。

でもね、問題はこの後です。
今では当たり前になったパワーステアリング。
昔は重かったですよね。
このパワステ、エンジンがかかっていないと重くなるんです。
もし、走行途中でエンジンが止まったら。。。。
突然重くなったハンドルに、あなたは対応できますか？

もう一つはブレーキ。
こちらもエンジンがかかっている間はアシストされているのをご存知でしょうか？
エンジンが切れるとブレーキの効きが非常に悪くなります。
エンジンが止まってからの一度目のブレーキは、アシストする力が蓄えられているので効きますが、それ以降は効きが悪くなります。
もし、急にエンジンが止まったら、できるだけ一度のブレーキで車を止めてください。
最悪の場合はサイドブレーキを併用するしかないでしょう。
恐らく、いつものように信号で止まろうとしたときにエンジンが止まると、追突しちゃうんじゃないかなぁ。

最近のエンジンは、昔と違って突然止まるなんてことはほとんどないでしょうが、もしものことを考えて、予行演習と心の準備をしておいてくださいね。
なにがあるか分かりません。備えあれば憂いなしです。

そうそう、最後に一言。
この記事を読んで、ためしにエンジンを切って見ようなんて思わないでくださいね。
事故ｯたら大変です。