アフィリエイト広告を利用しています
ファン
検索
<< 2024年06月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
プロフィール
八幡浜Divingさんの画像
八幡浜Diving
ダイビングを初めて40余年になります。ダイビングに関することは何でも紹介します。人生において役に立つことも紹介したいと思います。
プロフィール

2024年06月14日

「縮災」へ社会の備えを

 予知できない地震への対策をどの様に考えるか。
水は水蒸気や氷など、一定の温度を超えると突然状態を変える。
これを「相転移」と言うが、同様の事が社会現象としても起こっている。
都市の人口が一定以上増えると人的被害が大きくなるなど、何が相転移に当たるのかを考える事で、事前の対策に繋げられる。
経験学的にここまで改善しているはずだ、と被害想定の精度を上げる事に腐心している従来の対策では実効性が伴わない。
公助は時間とお金が掛かるので、自助で予防力を付ける必要がある。
文明が進めばいいと言うわけではなく、日常の知恵や生活を豊かにする文化的防災を大事にしないといけない。
その為にもきちんとした知識を持たなければならず、知らなかった事で被害が大きくなる経験をして欲しくない。
 関西大社会安全研究センター長  河田 恵昭氏  1946年大阪府生まれ。 
 74年京都大大学院修了、京都大防災研究所入所。 93年教授。 2005年所長。 京都大名誉教授。
 専門は防災・減災・縮災。 
 中央防災会議の防災対策実行会議委員、日本自然災害学会長、日本災害情報学会長を歴任。
 02年から阪神・淡路大震災記念人と防災未来センター長を務める。 
 「これからの防災・減災が分かる本」など著書多数。
                                愛媛新聞 愛媛政経懇話会から
相転移の事が社会現象としても起こっているらしい。

8章

 質量は酸素16を基準にしているのですが、陽子、中性子の質量1は正確ではありません。
それでは中程の原子核は、陽子・中性子の結合に、質量の点でどんな変化が起こるのでしょうか。
理由は一つです。
軽い原子や重い原子が元素表の中程の原子に変成する時に、エネルギーを発生させるのです。
ウラニウムから鉛へと変わる際、質量が減ってエネルギーが生じるわけです。
このエネルギーを原子力と呼びます。
水素2を原子核に向かって撃つと、電荷を持っている原子核は追い払おうとします。
水素2の陽子と中性子が分離して、陽子は反発され、中性子だけが直進して突き当たります。
この中性子爆撃は新しい世界を開きました。
中性子が突入すると、同じ元素のアイソトープができますが、不安定なので放射性を帯びます。
さて、ここで重大な事柄が発生しました。
1個の中性子が原子核に突入して、2個の中性子を放出させ、その2個が又原子核と衝突すると4個の中性子を放出する、と言う具合に連鎖反応を起こすならば、莫大なエネルギーが発生するはずです。
1939年、新しい型の核反応が発見され、人類の歴史は大きく変化しました。
1939年、ドイツの科学者マイトナーが、ウラニウム核を中性子で爆撃すると、少数粒子を放出するのではなく、真二つに分裂する、と報告しました。
ウラニウム238を破壊するには速度の大きい中性子を必要としますが、ウラニウム235は、速度の小さい中性子でも分裂を起こす事が判明しました。
ウラニウム235の分裂は正確に2分されるのではなく、色々に分裂し、34種もの元素に分かれた事が突き止められました。
                                         原子の世界から
新しい型の核反応の発見で、人類の歴史は大きく変化したらしい。
予想外の分野で使用される運命になったらしい。