水は水蒸気や氷など、一定の温度を超えると突然状態を変える。
これを「相転移」と言うが、同様の事が社会現象としても起こっている。
都市の人口が一定以上増えると人的被害が大きくなるなど、何が相転移に当たるのかを考える事で、事前の対策に繋げられる。
経験学的にここまで改善しているはずだ、と被害想定の精度を上げる事に腐心している従来の対策では実効性が伴わない。
公助は時間とお金が掛かるので、自助で予防力を付ける必要がある。
文明が進めばいいと言うわけではなく、日常の知恵や生活を豊かにする文化的防災を大事にしないといけない。
その為にもきちんとした知識を持たなければならず、知らなかった事で被害が大きくなる経験をして欲しくない。
関西大社会安全研究センター長 河田 恵昭氏 1946年大阪府生まれ。
74年京都大大学院修了、京都大防災研究所入所。 93年教授。 2005年所長。 京都大名誉教授。
専門は防災・減災・縮災。
中央防災会議の防災対策実行会議委員、日本自然災害学会長、日本災害情報学会長を歴任。
02年から阪神・淡路大震災記念人と防災未来センター長を務める。
「これからの防災・減災が分かる本」など著書多数。
愛媛新聞 愛媛政経懇話会から
相転移の事が社会現象としても起こっているらしい。
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