「うちはずっと、臨時情報が出続けている様な物」。
高知県黒潮町のある自治会の会長の言葉だ。
黒潮町は、東日本大震災(11年)の後に政府が公表した南海トラフ地震に関する想定で、最大震度7、全国で最悪の34m を超える津波が襲来するかも知れないとされた自治体である。
この地区には、高さが20m を超える巨大な津波避難タワーがある。
最上部には、備蓄倉庫も備えた屋根・壁付きの居住スペースもある。
同時に、「自然の恵みは享受しつつ、100年に1度の災いは賢くかわす」と言う成熟したバランス感覚を見る事ができる。
京都大防災研究所教授 矢守 克也
愛媛新聞 現論から
できるだけ「普段」の生活を続けながら、いつもよりは少しギアを上げて、来るかも知れない「まさか」の事態に備える姿勢「二刀流」が大事らしい。
20m のタワーの様な上に居住スペースの付いた建物が見晴らしがよくて良いかも知れない。
今度建てる時はこれが良い。