では言葉、日本語の本来性とは何でしょう。
「のらりくらり、きょとん、さてと、何なりと、ほんわか、ものの(数分)、すっとこどっこい」と言った和心豊かで翻訳し難い言葉に出合うと「人類語の本来性(グローバルスタンダード?)に適う」とつくづく思います。
あくまで筆者の仮説ですが、遥か遠い昔、最古の人類?の心に純粋な言葉の種が生まれたとします。
彼はその時どんな気持ちだったのか。
凡そ600万~700万年前、最古の人類との説もあるアフリカの「サヘラントロプス」(以下「トロプス君」)は、頭蓋骨が特徴的で云々と言った学術的な事は「サル」事ながら、或る日「これは〇〇だ」らしき声を発し始めたとします。
それまでは単に天然自然からの刺激に反応するだけだったのに、その日初めて、感じた「これ」を一旦頭に返しました。
カンを(頭に)カエす、詰まりカンガエたのです。
カンガエた事によって自らコントロールし、遂に「これは〇〇だ」的な言葉の種を発したのです。
彼が発したのは言うなれば「状態言葉」の種。
自然な、あるがままの状態や変化を表す日本語もこれと良く似ていますね。
為沙 道中・翻訳会社経営
愛媛新聞 四季録から
メルケン前首相がロシアのプーチン大統領については「ウクライナ侵攻は劇的な判断ミス。
自身の力を過大評価した」と非難したらしい。
「時差呆けはしないのですか」と聞かれた或る人は「生まれた時から呆けていますから、時差呆けは一度も経験がないですね」と冗談めかして答えたらしい。