今回は、ボスとリーダーの違いは何か?
これから求められる責任者像について
語ります。
警備現場の責任者のみならず、
警備からの転職においても、
役に立つに違いありません。
豊田社長が、春交渉の場で
イギリス高級百貨店チェーンの
創業者の言葉を引用します。
ボスは私と言う
リーダーは我々と言う
ボスは失敗の責任を負わせる
リーダーは黙って失敗を処理する
ボスはやり方を胸に秘める
リーダーはやり方を教える
ボスは仕事を苦役に変える
リーダーは仕事をゲームに変える
ボスはやれと言う
リーダーはやろうと言う
なぜ、豊田社長はこの話を
引用したのか?
トヨタ社、基幹職以上の社員に対して
行われたであろう場で
リーダーとして、当たり前の事を
当たり前にできない基幹職以上の
人もいる。これを懸念していた。
当たり前の事を、当たり前にやって
欲しい。
それでは当たり前とは、どういった
事なのでしょうか。
朝は挨拶をきちんとする。
何かをしてもらった時には
「ありがとう」と言える
自分が開催した会議には、自分が
真っ先に会議に行く
いつも自分の会社や部署に呼びつける
のではなく、相手の会社や部署に行って
みる
あるべき姿を追いかける前に、
今自分達が負けている現実があるならば、
素直に負けを認めてみる
設計図を書く、発信するメッセージを出す
そういうことを全て、外部の会社にお任せ
していないか
自分たちは、手配とスケジュール管理を
するだけの手配師になっていないかを
振り返ってみる。
部下や後輩に「自分を超えてみろ」と
いえる技能が自分自身にあるかどうかを
考えてみる。
まずは、こうした基本的なことから
始めることだと思います、と豊田社長は
結んでいます。
どうでしょうか。身につまされますね。
警備時代、チェックシートをマメに
作り、それが管理の仕事と思っている
隊長がいました。
しかし、業務の実態を知ろうとせず
豊田社長の言うところの手配師または
管理師になってしまっていたのです。
その他の言動もボスになって
しまっていた。警備では珍しくない
光景です。
皆さんの周りの責任者はどうでしょうか。
豊田社長の言うところの、リーダーに
値するものでしょうか。
世界に冠たる大企業と、地場中小警備
会社を一律に比べることはできません。
しかしながら、上記のようなリーダー
教育は立ち遅れていると思いませんか?
大手警備会社は違うかも知れません。
人事の流れで、責任者になってしまった
人もいるでしょう。そんな人にリーダー
教育をできる人材はどれだけいるか。
指導教育責任者は資格であり、現場での
指導力とは別と思った方がよさそう。
検定1級・2級もそうです。
僕が提案したいのは、上記のような
一流企業のやり方を参考にして、
マネジメントを学んで欲しい。
上司や先輩に、社会人としても模範に
なる人はいればともかく、そうでない
ケースが多いのが、警備現場の現実です。
人事の流れで責任者になって、最初は
頼りなくても、リーダーシップを学べば
信頼されるに違いありません。
ボスで満足している責任者、いますよね。
警備現場のボスが転職して上手くいくと
思いますか?
そう、転職時にも「リーダー」としての
能力を磨いたことは武器になる。
悲しいかな、警備に限らずリーダーと
しての教育に力を入れている組織は
少ないと観ます。余裕がないからです。
それを逆手にとって、自ら学び
経験と上手く融合させれば、価値ある
リーダーシップになる。
リーダーを任されるということは、
学び次第で、より良い環境にステップ
アップできる可能性を秘めている。
もちろん自分や他人の失敗から学ぶ
ことも大事ですが、一流のやり方を
取り入れててみるのが、近道では。
なぜならば、それで結果が出ているから。
いわゆる勝ちパターンがあるのです。
生兵法は大怪我のもとですね。
ボスで満足せず、リーダーとして
評価されるのなら、警備からの転職に
おいても、有利になるはずです。
TVCMで話題のココナラ
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