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2016年12月24日

「トコリの橋」 ウィリアム・ホールデン、グレースケリー、朝鮮戦争

1954年製作の「トコリの橋」は数少ない朝鮮戦争を描いた作品である。主人公の戦闘機のりのブルーベーカー

中尉にウイリアムホールデンがその妻に後のモナコ王妃となるグレースケリーが扮している。

退役軍人のブルーベーカー中尉は、弁護士をしていたが朝鮮戦争の勃発で召集されF9F パンサーの操縦士

として任務についていた。しかし愛機の故障で海上に不時着を余技なくされた。ブルーベーカーは味方に救出され

そのころ東京に来ていた妻との再会を司令官は許可したのだ。つかの間の休日を家族と水入らずで過ごす

ブルーベーカーだったがこの後過酷な任務が待っていた。

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敵の対空砲火が飛び交う真っ只中に降下して重要拠点であるトコリの橋を爆撃する任務だった。

表面上な穏やかなブルーベーカーだったが違和感を感じた妻のナンシーは問いただし任務のことを

聞きだす。真っ青になるナンシーだったが軍人である限り夫は任務を拒否できない。

思い余ったナンシーは司令官との食事中に悩みを打ち明けるが軍人の妻としてに覚悟を求められる。


つかの間の休日も終わり具体的な作戦計画を空母で聞いたブルーベーカーは不安から眠れぬ夜を

過ごすことになるのだった・・

この映画はアメリカ海軍の全面的な支援を受けて作られたアメリカ版国策映画である。

日本でロケを敢行し珍しい昭和20年代の東京の風景が写し出される。空母の歓迎で芸者が出てきたり、

ホテルが神社のようなデザインだったり、おかしな場面が続々出てくる。

ブルーベーカー夫妻がホテルの風呂に入るシーンでは、日本人家族がお辞儀をしながら混浴をする

のは国辱ものである。


またブルーベーカーが相棒のマイク(ミッキールーニー)と行くキャバレーでは、ホステスが中国風のドラを

叩くシーンも出てくるのだ。

しかし戦闘場面は非常に迫力があって空母エセックスの着艦シーンは本物の戦闘機が使われマニア好みである。

さらに戦闘機が敵の十字砲火の中を進むシーンは、どこからが特撮でどこまでが実写なのかわからない


ほどリアリティがあるのだ。原作は ジェームズ・A・ミッチェナーで日本から淡路恵子が出演している。

トコリとはいったい北朝鮮のどこをさしているのかおそらく原作者の創作の架空の土地だろう。

そして目立つのがグレースケリーの美しさである。ちなみにグレースは日本ロケに参加せず登場シーンは

すべて合成である。悲劇的な最後は戦争の悲惨さを表している。


映画プレミアパンフレット 「トコリの橋(國際出版社版)」 監督 マーク・ロブスン 出演 ウィリアム・ホールデン/フレドリック・マーチ/グレイス・ケリー/ミッキー・ルーニー/アール・ホリマン/ロバート・ストラウス/淡路恵子/チャールズ・マグロー

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posted by ハヤテ at 15:55| 戦争映画
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