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2018年09月30日

国家試験解説「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち(No.44)」

Q44.感染症とその病原体の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)淋病ーマイコプラズマ
(2)梅毒ー真菌
(3)麻疹ー細菌
(4)水痘ーウイルス
(5)手足口病ーリケッチア

【解説】…正答(4)
(1)誤り。淋病は、淋菌という細胞の感染により起こる。
(2)誤り。梅毒は梅毒トレボネーマという細菌の感染により起こる。
(3)誤り。麻疹は、麻疹ウイルス感染により起こる。
(4)正しい。水痘は、水痘・帯状疱疹ウイルスの感染により起こる。
   なお、帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスの回帰感染により起こる。
(5)誤り。手足口病は、主にコクサッキーウイルスA6、A16、エンテロウイルス71の感染により起こる。

2018年09月29日

国家試験解説「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち(No.43)」

Q43.免疫・アレルギー疾患に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。

(1)全身性エリテマトーデス(SLE)は、男性に多い。
(2)強皮症では、食道の蠕動運動は低下する。
(3)バセドウ病は、甲状腺刺激ホルモン(TSH)に対する抗体により発症する。
(4)シェーグレン症候群では、唾液の分泌が増加する。
(5)エイズ(AIDS)では、日和見感染が起こる。

【解説】…正答(2)、(5)
(1)誤り。全身性エリテマトーデス(SLE)の発症は、20〜40歳代の出産可能な女性が多く、
   男性の約10倍を占める。
   なお、SLEは遺伝的素因を背景にウイルス感染などの様々な誘因が加わり、
   抗核抗体をはじめとする種々の自己抗体が産生されることで起こる慢性の全身炎症性疾患である。
(2)正しい。強皮症は、結合組織の病変により皮膚が硬化し、
   全身の諸臓器が障害される炎症性・線維性変化を主体する自己免疫疾患で、
   食道蠕動運動の低下がみられる。
(3)誤り。バセドウ病は、甲状腺刺激ホルモン(TSH)受容体に対する自己抗体により発症する。
   甲状腺ホルモンの分泌亢進及びTSHの分泌低下がみられる。
(4)誤り。シェーグレン症候群では、唾液腺の慢性炎症により唾液の分泌が減少する。
   シェーグレン症候群とは、唾液腺・涙腺などの外分泌の慢性炎症により唾液・涙の分泌量が低下し、
   口腔内・眼の乾燥症状をきたす自己免疫疾患である。
(5)正しい。エイズ(AIDS)では、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)への感染により免疫系の司令塔である
   CD4陽性Tリンパ球が著しく減少するため、免疫機能の低下をもたらし、日和見感染症が起こる。
   なお、日和見感染症とは、健常者では感染が成立しないような弱毒病原体による感染症を指し、
   何らかの原因で免疫機能が低下した際に問題となる疾患の総称である。

2018年09月28日

国家試験解説「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち(No.42)」

Q42.免疫と生体防御に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)好中球は、自然免疫を担っている。
(2)ナチュラルキラー(NK)細胞は、特異的防御機構を担っている。
(3)Bリンパ球は、胸腺で成熟する。
(4)Tリンパ球は、免疫グロブリンを産生する。
(5)免疫グロブリンは、細胞性免疫を担っている。

【解説】…正答(1)
(1)正しい。自然免疫とは、生まれつき備わっている防御機構で、
   すべての抗原に対して同じように作用するため非特異的防御機構ともいわれる。
   好中球は、白血球の1種で貪食能を示す。
   細菌感染の初期には、好中球が貪食によって非特異的な防御を行っている。
(2)誤り。ナチュラルキラー(NK)細胞はリンパ球の1種で、非特異的防御機能を担っている。
   ウイルス感染細胞や腫瘍細胞を破壊する。
(3)誤り。Bリンパ球は骨髄内で成熟する。
   一方、Tリンパ球は未成熟な段階で骨髄を離れ、胸腺で成熟Tリンパ球へと分化する。
   Bリンパ球のBは骨髄bone marrowの頭文字Bに、Tリンパ球のTは胸腺thymusの頭文字Tに由来する。
(4)誤り。免疫グロブリンを産生するのは、Bリンパ球が分化した形成細胞である。
(5)誤り。免疫グロブリンは、体液性免疫を担っている。
   細胞性免疫は、Tリンパ球から分化した細胞障害性T細胞が担っている。

2018年09月27日

国家試験解説「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち(No.41)」

Q41.血液系疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)血友病は、ビタミンK欠乏により起きる。
(2)特発性血小板減少性紫斑病(ITP)では、骨髄の低形成がみられる。
(3)鉄欠乏性貧血では、血清フェリチン値は低下する。
(4)溶血性貧血では、血清ハプトグロビン値は上昇する。
(5)再生不良性貧血は、葉酸欠乏により起きる。

【解説】…正答(3)
(1)誤り。血友病は先天性の血液凝固障害で、血液凝固因子の欠乏により生じる。
   第[因子の欠乏で血友病A、第\因子の欠乏で血友病Bとなる。
   ビタミンK欠乏とは関係しない。
(2)誤り。特発性血小板減少性紫斑病は、何らかの原因により血小板に対する自己抗体が産生される
   自己免疫疾患であり、骨髄の低形成はみられない。
   血小板の破壊亢進により、血小板の減少と出血傾向をきたす。
   なお、骨盤の低形成は再生不良性貧血などでみられる。
(3)正しい。フェリチンとは主に肝臓に蓄えられている鉄であり、鉄欠乏性貧血では最も早く減少する。
   鉄欠乏性貧血は、@貯蔵鉄の減少→A血清鉄の減少→Bヘモグロビン鉄の減少→C組織鉄の減少
   と進行する。
   鉄欠乏性貧血の血液検査所見として、
   総鉄結合能(TIBC)及び不飽和鉄結合能(UIBC)の上昇も重要である。
(4)誤り。ハプトグロビンは、ヘモグロビンの輸送たんぱく質であり、
   溶血した赤血球から遊離するヘモグロビンに結合して肝臓に運搬する。
   溶血性貧血では、溶血の亢進に伴いハプトグロビンの消費が増大するため、
   血清ハプトグロビン値は低下する。
(5)誤り。再生不良性貧血は、骨盤の造血機能が低下した貧血で、
   赤血球、白血球、血小板のすべてが減少する(汎血性減少)。
   先天性の場合、ファンコニ貧血が原因となる。
   後天性の場合は、原因不明の特発性のものと、薬物や放射線などによる続発性のものがある。
   葉酸結合により起こる貧血は、巨赤芽球性貧血である。

2018年09月26日

国家試験解説「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち(No.40)」

Q40.血液系に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)赤血球の寿命は、約21日である。
(2)赤芽球の分裂・増殖は、エリスロポエチンにより抑制される。
(3)血小板は、核をもつ。
(4)単球が血管外へ遊走すると、マクロファージになる。
(5)肥満細胞は、異物を貪食する。

【解説】…正答(4)
(1)誤り。赤血球の寿命は約120日である。
   寿命を迎えた赤血球は、主に脾臓や肝臓で破壊される。
(2)誤り。赤芽球の分裂・増殖は、腎臓で産生されるエリスロポエチンにより促進される。
(3)誤り。血小板及び赤血球は、核をもたない。
   なお、白血球は核をもつ。
(4)正しい。単球は、血管外へ遊走するとマクロファージに分化する。
   マクロファージは強い貪食能をもち、
   老廃物の処理や好中球が貪食できない微生物などに対する防御を担うとともに、
   外来性抗原の提示も行う。
(5)誤り。好中球やマクロファージは貪食能をもつが、肥満細胞は貪食能をもたない。
   肥満細胞は、ヒスタミンなどの炎症メディエーターを分泌して炎症を惹起したり、
   T型アレルギーに関与したりする。

2018年09月25日

国家試験解説「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち(No.39)」

Q39.妊娠、分娩と乳汁分泌に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)プロラクチンの急激な分泌増加により、排卵が起こる。
(2)着床後、受精卵の卵割が始まる。
(3)胎盤を通して、母体と胎児の血球が混合する。
(4)プロラクチンは、子宮を収縮させる。
(5)オキシトシンは、射乳を起こす。

【解説】…正答(5)
(1)誤り。排卵は、下垂体前葉からの黄体形成ホルモン(LH)の急激な分泌増加により起こる。
   なお、排卵前にLHが一過性に分泌される現象をLHサージという。
(2)誤り。卵割は、受精完了後に始まる。
   卵管膨大部で受精した受精卵は、細胞分裂を繰り返しながら卵管内を通過し、
   子宮腔に到達して着床する。
(3)誤り。胎盤内の繊毛間腔は母体血で満たされており、その中に繊毛が浮遊している。
   繊毛内には胎児の毛細血管が走っており、ここで母体血の胎児血との間でガス交換、
   栄養分の授受が行われるが、母体と胎児の血球が混合することはない。
(4)誤り。糸球を収縮させるのは、下垂体後葉から分泌されるオキシトシンである。
   下垂体前葉から分泌されるプロラクチンは、乳腺の発育や乳汁の分泌などに関与する。
(5)正しい。オキシトシンは、子宮の収縮の他、射乳にも関与する。

2018年09月24日

国家試験解説「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち(No.38)」

Q38.呼吸器系の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。


(1)左肺は、上葉、中葉、下葉からなる。
(2)横隔膜は、呼気時に収縮する。
(3)血中二酸化炭素分圧の上昇は、ヘモグロビンの酸素結合能力を低下させる。
(4)内呼吸は、肺胞で行われるガス交換である。
(5)肺のコンプライアンスが小さいほど、肺は膨らみやすい。

【解説】…正答(3)
(1)誤り。左肺は上・下2葉からなり、右肺は上・中・下3葉からなる。
   心臓がやや左にあるため左肺には中葉がなく、左肺は右肺に比べて小さい。
(2)誤り。横隔膜は、呼気時に収縮し、呼気時に弛緩する。
(3)正しい。血中二酸化炭素分圧が上昇すると、ヘモグロビンの酸素結合能力が低下して、
   組織に酸素を供給しやすくなる。
(4)誤り。肺胞で行われるガス交換が外呼吸である。
   内呼吸は、末梢組織における酸素と二酸化炭素のガス交換である。
(5)誤り。肺コンプライスとは肺の硬さや伸展性を示す指標であり、大きいほど肺は膨らみやすい。

2018年09月23日

国家試験解説「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち(No.37)」

Q37.運動器系に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)エストロゲンは、骨吸収を促進する。
(2)骨粗鬆症では、骨密度が増加する。
(3)関節リウマチでは、多発関節炎が起こる。
(4)変形性関節症では、関節軟骨の肥大が起こる。
(5)サルコペニアでは、骨格筋量が増加している。

【解説】…正答(3)
(1)誤り。エストロゲンは、破骨細胞の働きを抑えて骨吸収を抑制する。
   閉経によりエストロゲンの分泌が激減すると、破骨細胞の働きが活性化するため、
   急速に骨量が減少し、骨粗鬆症の発症リスクが高まる。
   骨吸収を促進するホルモンは、副甲状腺ホルモン(PTH)である。
(2)誤り。骨粗鬆症では、骨吸収が骨形成を上回り、骨密度が減少する。
(3)正しい。関節リウマチは、多発性の関節炎症を主症状とする原因不明の全身疾患である。
   炎症を起こした滑膜は血管新生を起こしながら増殖を始めるため、関節が膨張して疼痛をきたす。
   20〜50歳代の女性に好発する。
(4)誤り。変形性関節症とは、関節の退行性変性を基盤として慢性の疼痛性疾患を指す。
   関節軟骨の変性と消失が起こり、疼痛や関節可動域制限などを呈する。
   肥大はみられない。
(5)誤り。サルコペニアでは、骨格筋量が減少している。
   サルコペニアとは、加齢や疾患などにより筋肉量が減少し、
   握力や下肢筋・体幹筋などの筋力が低下することを指す。

2018年09月22日

国家試験解説「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち(No.36)」

Q36.運動器系の構造と機能に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

(1)橈骨は、前腕の骨である。
(2)骨膜は、骨折時の骨再生に関与している。
(3)靭帯は、骨と骨を連結する。
(4)可動関節は、関節包で覆われている。
(5)骨格筋は、平滑筋である。

【解説】…正答(5)
(1)正しい。橈骨は、前腕の母指側にある細い長い骨である。
   なお、橈骨が遠位端で折れる骨折を橈骨遠位端骨折といい手のひらをついて転んだ際にみられやすい。
(2)正しい。骨膜は、骨表面を覆う膜状の結合組織で、骨の保護や骨の成長・再生を行う。
   なお、関節の表面は骨膜を欠き、関節軟骨い覆われている。
(3)正しい。靭帯は、強靭な結合組織の短い束で、骨と骨を連結し関節を形作る。
   関節の結合力を強化したり、関節の運動を制限したりする。
   なお、靭帯が過度に伸展を受けて損傷された状態を捻挫という。
(4)正しい。可動関節は、繊維膜を滑膜からなる関節包で覆われている。
   なお、関節腔は滑膜が分泌した滑液で満たされている。
(5)誤り。骨格筋を平滑筋は区別される。
   筋組織には、骨格を支持し動かす骨格筋と、心臓壁を作る心筋と、
   心臓以外の内臓や血管壁を作る平滑筋の3種類がある。

2018年09月21日

国家試験解説「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち(No.35)」

Q35.神経系疾患に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。

(1)ウェルニッケ脳症は、ビタミンB12欠乏で起こる。
(2)アルツハイマー病では、脳萎縮がみられる。
(3)アルツハイマー病では、見当識は保たれる。
(4)パーキンソン病では、片麻痺がみられる。
(5)パーキンソン病では、錐体外路症状がみられる。

【解説】…正答(2)、(5)
(1)誤り。ウェルニッケ脳症は、ビタミンB1欠乏で起こる神経障害である。
   アルコール依存症、胃切除などの消化管術後、妊娠悪阻、
   ビタミンB1を含まない高カロリー輸液などが原因となる。
(2)正しい。アルツハイマー病は、認知症を主体とし、病理学的に大脳の全般的な萎縮、
   組織学的に老人斑や神経原線維変化の出現を特徴とする神経変性疾患である。
   頭部CT、MRIにて、側頭葉内側面を中心とする大脳皮質の萎縮、嚢溝や脳室の拡大が観察される。
(3)誤り。アルツハイマー病では、海馬、側頭葉の萎縮により見当識障害、記銘力障害、
   物盗られ妄想などがみられる。
   なお、見当識とは、現在の自分の置かれている環境、すなわち日時、場所、人物などを
   正しく認識する能力を指す。
   また、記銘力とは、新しい出来事を覚える能力を指す。
(4)誤り。パーキンソン病では、片麻痺はみられない。
   パーキンソン病は、中脳の黒質が変性してドーパミンの産生が欠乏することによって、
   大脳基底核による運動の制御が障害されて、スムーズに身体を動かせなくなる神経変性疾患である。
   安静時振戦、無動、筋固縮、姿勢反射障害の錐体外路障害が4大症候である。
   なお、片麻痺は王血管障害などによって起こる。
(5)正しい。(4)の解説参照。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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