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闘病日記はほどほどに

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。「よそじSE」でございます。
最近書籍の紹介が続いてますが、もう少しこのあと、書籍レビュー的な投稿が続くと思います。というのも「本を読む」という事が、実は私の病気を治す重要なピースのひとつという事に後になって気付いたので、もう少しお付き合い下さい。

では続けましょう。

4/30(月)です。ゴールデンウィークの前半戦の3連休最終日でした。
私の読書熱は加熱する一方。どんどん読み進めます。
この日は最終便で東京にまた行く事が決まっていました。それまでの時間を惜しむようにひたすら読書です。
※今思うと、闘病初期は本を読むのも面倒くさくてイヤでした。なんとかやりたいものを探して「ゲーム」というひとつの答えを見つけた訳ですが、闘病3ヶ月目に入った頃、少し良くなったのか心境の変化なのか分かりませんが、活字を目で追うことがまったく苦にならなくなり、人生で一番集中して読書し続けたと言っても過言じゃないと思います。そういう集中力が続く状態になったら、それがひとつ立ち直りのキッカケになるのだと思います。

続けて手にとった本がこちら。↓
●飯富景昭著『うつ病編集長の退職日記』健友館 ※絶版

要するに闘病日記的な本です。内容的には・・・うーんこの本自体がどうのこうのではないのですが、他人の闘病日記を読むことはあまりオススメしたくないです。そういう意味ではこのブログ自体も闘病日記的であり自己矛盾を孕んでいるというのは承知の上で申し上げますと、他人の闘病日記はあまり読まない方が良いと思います。特に本になっているような日記は、「売るため」というフィルターがかかっており、かなり内容がディープですし、そこに描かれている症状もとてもヘビーです。「げ!うつ病ってこんな風になっちゃうの?」とドン引きしてしまいました。まぁ逆に言うと「自分はこれよりずっと症状軽いな。」と確認することができて、それはそれで良かったかと思うのですが、一歩間違えると本の内容に引き込まれるような感覚さえ覚え、自分自身の症状が重くなる危険がありそうです。

似たような傾向の本として、

● 泉基樹著「精神科医がうつ病になった」廣済堂文庫

精神科医がうつ病になった (廣済堂文庫)

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もタイトルに惹かれて読んでみましたが、精神科医自体がうつ病になりながら必死に仕事に励む姿が痛々しくて読んでられませんでした。半分ほど読んで途中で断念。

そして、

●野口敬著『~うつの不安がスーッと軽くなる!~ 心を休ませる技術』大和書房

~うつの不安がスーッと軽くなる!~ 心を休ませる技術

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を読んで、まぁそんな簡単に「不安がスーッと軽くなる」という単純なものではありませんが、「心を休ませる」という事が大事なんだと思いました。
それまで、「体を休ませる」というのは、寝るなり安静にするなりなどリカバリー方法は色々あると思いますが、「心を休ませる」という事の意味が分かりませんでした。「心ってどうやったら休まるんだろう?」という疑問に、この本はある程度答えてくれます。

うつ病の本は本当にたくさんの本があります。しかし、どれがいまの自分の状態に合うのか、よく考えてから手に取られた方がいいと思います。特に闘病初期には要注意だと思います。闘病日記的なものより、以前紹介した「うつ」は、ゆっくり治せばいい!』や『~うつの不安がスーッと軽くなる!~ 心を休ませる技術』など、「焦らず行こうよ」的な本が良いと思います。もし闘病日記的なモノを読んでみたい、という場合は、いったん一呼吸して、「どんな重たい症状がそこに描かれていても大丈夫!」、という覚悟を決めてから読まれた方がいいでしょう。

そして私は最終便に乗り込み、また東京に向かいました。翌日の診察では上司に宿題にされた「いつになったら治るのか?」という疑問を晴らさなければなりませんでした。

私にまた不安が襲ってきます。

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「うつ」は、ゆっくり治せばいい!

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。「よそじSE」でございます。
昨日は味の素スタジアムまでFC東京vsコンサドーレ札幌の試合を見てきて0-5で大敗してしまいました。試合も気温も寒かったな〜。

では続けます。

吉越浩一郎さんの著書に出会ってビジネス書の面白さに目覚めた私でしたが、やっぱり病気のことも気になります。次の診察まで病気の本は最低一冊は読んでおこうと思って手にとったのがこの本。

●小野一之著『「うつ」は、ゆっくり治せばいい!』 すばる社

「うつ」は、ゆっくり治せばいい!

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これ、結果から言うとこの時の自分にとって大当たりでした。

タイトル通り「焦らず、ゆっくり付き合って行こうよ」という優しいメッセージの本で、うつ病の闘病初期でまだ出口がみえてない方にオススメしたい本です。治し方が書いてある訳ではありません。しかし焦っても治らないし、病気の寛解を目標にするのでなく、病気と付き合っていくという姿勢が大切だよという事を教えてくれる本です。

そっかぁ〜、焦ってもしょうがないんだなぁ〜。

上司に「いつになったら治るの?」と急かされていた自分の心が、少し和らぎました。

うん、焦ってもしょうがないんだ。なるようになるしかない。
とにかく毎日薬飲んで、自分の直接の仕事の事を考えず、自分の仕事のスタイルみたいなものを見直すいい時間なんだ。

そう本気で思うようになりました。

4/28(土)、4/29(日)、4/30(月)と家族の買い物に付き合った以外は、もっぱら家で本を読んで過ごしました。本ってこんなに面白いんだぁとハマリ始めました。

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ビジネス書にハマる

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。「よそじSE」でございます。
平日は仕事も忙しくなかなかブログ更新する時間が取れませんでした。いやはや他のブロガーさん尊敬します。

では続けます。

4/27(金)に本をどっさり買い込み、世間ではゴールデンウィークに突入していましたが毎日が休みの私にはあまり関係ありません。今年のゴールデンウィークは3連休と4連休の飛び石であり、間の5/1(火)は私も診察があるのでまた東京に行かねばならず、大型連休にはなりません。子どもたちも春休みにしっかり家族旅行した記憶がまだ残っておりあまり騒ぎ立てませんでした。

これ幸いと読書に勤しむ日々。
買い込んだ本で最初に読み始めたのは、病気の本でなく、ビジネス書でした。

●吉越浩一郎著「残業ゼロの仕事力」 日本能率協会マネジメントセンター

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何となくタイトルに惹かれました。だって残業ゼロですよ。残業が当たり前のIT業界に置いている身としてはとしてはとても気になります。どんな事が書かれているんだろう?と読み始めると・・・ハマりました。めちゃくちゃ面白い!

吉越さんはトリンプ・インターナショナルジャパンの元社長。早朝会議、2分で決断する、残業は絶対に許さない、タイムマネジメントの重要性を説く姿勢はどの著書でも伺い知れます。朝を大事にせず、むしろ朝寝坊して昼から会社に行くような仕事スタイルだった自分とはまったく真逆で、朝9:00前に会社に行くという当たり前の事がなかなか出来ない自分が恥ずかしくなりました。他人から「朝早く来いよ」と言われるとカチンと来る事ですが、何故かこの頃の私は吉越浩一郎さんの著書の言われている事はスッと腹落ちしたのです。「来週はゴールデンウィークがあり準備のため今週は残業を認めて欲しい。」と申請してくる部下に対し「そうかそうか。今年からゴールデンウィークっていうものが出来たんだよな。じゃあしょうがないよな。」と嫌味タップリに返す吉越社長、というやり取りを読んで、後頭部をガーーンと殴られたような気分でした。

・・・そうか、時間管理って、自分は全然出来てなかったよな・・・。

これまで、何冊かビジネス書を読んだことはありましたが、正直あまり面白くないなぁと思っていたのですが、この「残業ゼロの仕事力」のお陰で、ビジネス書が大好きになりました。吉越浩一郎さんの大ファンになって著書を片っ端から全部読んでしまう始末です。

ビジネス書が面白い!と言うことに気付いてしまった私は、立て続けにビジネス書の大ヒットシリーズ「あたりまえだけどなかなか出来ない・・・」シリーズに出会います。最初に手にとったのは、
●浜口直太著「あたりまえだけどなかなかできない仕事のルール」明日香出版社

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でした。最初私はタイトル的に「新入社員向けじゃない?」と思って舐めてかかってましたが、これが読みやすくて参考になるネタ満載。見開き2ページで1つのネタを取り上げているので飽きずに読むことが出来るし、どこで中断しても問題なく続きを読むことが出来るとてもいい本です。
ひとつ心に残ったのはジョン・F・ケネディ大統領の言葉「国から何かをしてもらうのでなく、国に対して何ができるのか考えましょう!」というのは会社に対しても同じこと、だと言うことでした。

・・そうだよなぁ・・・会社に対して何が出来るか・・・だよなぁ・・・。
・・・自分もちょっと考えてみようっと。


2012/4/28(土)普通の人には何気ないただの土曜日ですが、私がビジネス書に目覚めた日となりました。

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ついに本を手に取る

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。「よそじSE」でございます。
だいぶ仕事が忙しくなり1週間ぶりのご無沙汰となってしまいました。復職してそろそろ2ヶ月が経とうとしてますが相変わらず元気でやってますのでご安心下さい。

では続けます。
4/25(水)に会社を訪ね、治療延長の診断書を提出していったん東京の自宅へ戻り、一晩一人で考えていました。

とりあえず治療延長は決まった。
でも、いつになったら治るんだろう。
(上司の希望もあり)それを明確にしなきゃいけない。
次の診察で、先生にハッキリ聞いてみよう。
うーん、来週の診察まで気が重いなぁ・・・。

治療延長が決まってホッとしたのが半分、いつになったら治るのかハッキリさせなきゃならないという義務感で不安なのが半分。

あれこれ、悩みますが・・・答えが出ません。
※自分で意志で解決できる問題に悩むのはこの病気の特徴ですよね。

手軽なのはインターネットで情報を得る事だったのですが、インターネットでうつ病関係のブログや闘病記を読んでも、日々の出来事がつらつら書かれており、この病気は日々の変化の少ない事なのでなかなか「答え」にたどり着けませんでした。「要するにどうすればいいのよ?」という情報はネットに転がってませんでいた。(もしかしたらちゃんとどこかにあるのかもしれませんが、私には見つけられませんでした。このブログを始めたキッカケは、この時の思いがあり、同じ病気の人に凝縮したエッセンスを伝えたくて、リアルタイムで情報を伝えるスタイルでなく、過去を振り返るスタイルでピンポイントで私の治し方が分かるようにしたいと考えています。)

そうだ。
本読んでみよう・・・病気の本。
あの(書店に立ち寄った)時、背表紙のタイトルを見ただけで、冷や汗が出て手に取れなかった本。
本を読めば、何か分かるかも・・・。

翌日の4/26(木)、飛行機に乗って新千歳空港に降り立ち、マイカーを運転して札幌の自宅に戻りました。帰宅して妻に一言「治療延長だってさ。」と伝え、あとはひたすら押し黙りました。まだ、会話するのも億劫な状態でした。

そして翌4/27(金)、一人で近所の書店に立ち寄りました。
「あった・・・病気の本。」
色々並んでいる中で手にとったのは、以下の三冊でした。

●小野一之著『「うつ」は、ゆっくり治せばいい!』 すばる社

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●飯富景昭著『うつ病編集長の退職日記』健友館 ※絶版

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●野口敬著『~うつの不安がスーッと軽くなる!~ 心を休ませる技術』大和書房

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この三冊でした。
選んだのはフィーリングで何となくです。これらの本が、タイトルからして一番自分の気持ちに合っているような気がしたのです。
でも、この三冊だけ買う勇気がなく、適当なビジネス書やサッカー書籍なども選び、10冊ほどどっさり買い込んで帰宅したのです。

ここから、大好きだったゲームから離れ、毎日読書し続ける日々が始まります。

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2通目の診断書を持って会社に報告

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。「よそじSE」でございます。

では続けます。まだお話は4/25(水)の出来事です。

主治医の診断で治療延長と白黒ハッキリ付いて、診断書を再び入手した私はホッとした一方で会社になんて説明しようか頭がいっぱいになりました。
※正直この頃、休むということにまだ完全には開き直れてなかったんですね。

まぁでも、主治医から診断書というお墨付きを頂いたので、素直にそれを話せばいいやと思い、意を決して会社に向かいました。

電車に乗って会社に近付くにつれ、体調がどんどん悪くなっていきます。
動悸が激しくなり、息がゼーゼーと苦しくなり、身体が重い。

あぁ、調子が悪いって、この事なんだなぁと初めて自覚しました。

休みに入る前までは徐々に調子が悪くなっていったので、良い/悪いの境目が分からなかったんですね。で、気が付いたらどうにもならない状態になってた。でも闘病を初めて1ヶ月くらいが過ぎた頃、身体が軽くなったような気がして、ゲームして楽しんだり、サッカーを観に行けるようになったり、小旅行出来るようになって、あぁ調子が良くなってきたってこういう事なんだと分かりかけていた頃、診断書の残り期限が近づいてきて、また調子が悪くなってきた。今日のこの状態が調子の悪い時なんだと、自分のことがようやく分かりかけて来ました。

会社に着いて上司に会うなり、その思いが口から正直に出ました。

「すいません・・・今日ちょっと調子悪いんで、手短にお願いします・・・すぐ帰りますので・・・。」

ハッキリ言うことで、自分自身も調子が悪いことを自覚しました。

「そうか、じゃあちょっとだけ話をしようか。」と上司に連れられ、2人の上司とオフィスの片隅のテーブルを囲みました。

診断書を恐る恐る差し出す私に、上司は矢継ぎ早に質問を浴びせかけます。
「どうなの治療は?」
「はい、毎日薬飲んで、毎日8時間寝るようにしてますけど・・・あんまり変わりません。」
「毎週病院に通ってるの?札幌から?」
「はい・・・今のところ毎週通ってますね・・・。」
「大丈夫なの?飛行機代とか。」
そんな事言われたって、大丈夫じゃないって言ってもどうしようもないじゃないか。多少憤りましたが、
「はい、何とか・・・大丈夫です・・・。」
と答えるしかありませんでした。

「そうか〜でもなぁ、この前会った時は比較的調子良さそうだったから、すぐ復帰できるのかと思ったけどなぁ。」
上司は前回会社に顔を出した時に比較的元気そうだと思ったようでした。
「はい・・・すいません・・・。」
「ま、今回のこれ(治療延長の診断書)は分かったけど、いつまで治療するのか、いつになったら治るのか、その辺ハッキリしないと、復帰の算段も立てられないじゃない、困るよ。」

上司は明らかに苛立っていました。その意図はなかったかもしれませんが、私には詰問されているように感じていました。

「ま、次の診察でいつ頃治るのか、先生とよく相談してよ」
ガーンと後頭部を殴られ、突き放されたような言葉でした。

いつまでに治るかなんて、俺自身分からないよ。
俺だって病気になりたくてなったんじゃないよ。
いつになったら治るか、どうやったら治るのか、俺だって知りたいよ。

後はどんな言葉を交わしたか覚えてません。
挨拶もそこそこに、やられたな、という気持ちを残して、会社を後にしました。

いったん東京の自宅に戻り、気持ちを落ち着けてから札幌に戻ろう、それだけを考えていました。

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治療延長確定

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。「よそじSE」でございます。
ブログ更新をまた休んでしまいました。うーんなかなか毎日続けることって難しいですねぇ。まぁこれからも無理せずマイペースで続けていこうと思うので、気長にお付き合い下さい。


では続けます。

4/25(水)の朝を迎えました。朝から食欲もなく、猛烈な吐き気に襲われます。病院に行って白黒ハッキリ付けなければなければならないプレッシャーがあったのでしょう。風邪の病み上がりもあって身体はフラフラでした。
それでも病院の予約の時間だけは絶対に守りたいと思っていたので、吐き気をこらえてマスクを付け何とか病院に辿り着く事が出来ました。

復帰か、治療延長か、ハッキリと決めてこなきゃ。
先生と対決だ。


こう聞かれるかもしれないから、こう言おう。
ああ聞かれるかもしれないから、ああ言おう。

頭の中を色々な想定問答集が駆け巡ります。
意気込んで診察室に入った私を、先生はいつも通りに迎え入れてくれました。

「調子はどうですか?」
「あ、はい、今週風邪引いちゃって、身体の調子が悪かったです。」
「そう、いま風邪流行ってるから、気をつけてね。」

そしてカルテに一瞬目を落とした先生は、意外な一言を発します。

「あ、そうそう延長の診断書出しておいたから。」

完全に私は虚を疲れました。

「へ?・・・あぁ・・・そうですか、すいません。」


ハッキリ決めてこなきゃと意気込んていた私は、あっさり先生に発せられた「延長」の一言に驚きました。前回の診察でハッキリと延長という言葉が聞けなかったので私は今回それを決めるものだと思い込んでいたのですが、先生の中ではもう延長で決まっていたようです。

私は、少しホッとしました。

すると先生は、前回から処方したトレドミンの効果の方を気にしているようで、
「先週薬増やしたでしょ?何か変わったことある?」
と聞いて来ました。私の想定問答集には全くなかった質問でした。復帰か治療延長の二択でテンパっていたので、薬が増えた事を忘れているぐらい、頭が一杯でした。

「あ、あぁ・・・えっと、頭がボーっとしたり、頭痛がしたり・・・かな?」
「ふーん、そりゃでも風邪だと思うよ。この薬(トレドミン)で頭がボーっとする事はないと思うから。ま、じゃあ目立った症状はないって事ね。このまま薬飲んでもらおうかな。」
「は、はい・・・。」
「じゃあまた来週来て。」

意気込んで臨んだ診察でしたが、意外にもあっさり3分ほどで対決終了。
アレコレ考えてた想定問答集はまったく無意味でした。

病院に出た時、ひとつ思い出しました。

「あ、いつまで治療延長するのか、聞き忘れた。」

手にした診断書の封筒を開くと、そこには「2ヶ月の自宅療養が必要」と書いてあるだけでした。前回とまったく同じ内容。日付だけ、4/15付けになっているだけでした。

なんか、拍子抜け。
でもまぁ、白黒ハッキリ付いた。
治療延長だ。

私は大きくひとつ溜め息をついて、次のことを考え始めました。

会社に行って上司に説明しなきゃ。
これからすぐ行かなきゃ。
なんて言われるかな。みんなはどう思うかな。
「ごめん、戻れるまでもう少し待ってて。」って言えばいいのかな。

私は次のことでまた頭が一杯になりました。

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対決前夜

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。「よそじSE」でございます。
昨日は久々にブログ更新を休んでしまいました。仕事が忙しくてちょっと燃え尽きちゃいました。いえ、燃え尽きる手前で踏み留まったという感じでしょうか、無理は禁物なのでブログ更新せずボーっと過ごしておりました。今日は休日なので少し元気が出てきました。


では続けましょう。

4/22(日)です。前日に大好きなサッカー観戦に行けないほど体調を崩しまくって、とうとう風邪を引いてしまいました。どんな事があっても4/24(火)には東京に行き主治医の診察を受けなければなりません。市販の風邪薬を飲んで安静に過ごしました。薬が効いたのか翌4/23(月)には少し良くなり起き上がれるようになりました。しかし、気分的には真っ暗闇です。

どうしよう?
どうしよう?
どうしよう?

復帰か、治療延長か。

自分で決めるんだろうか?
先生が決めるんだろうか?
会社が決めるんだろうか?

分からない事ばかりでした。

どうしたらいいのかまったく分からなく、色々な事が頭の中を駆け巡ります。
※後になってから分かりましたが、こういう答えのない事をぐるぐる考えてしまうのも、うつ病の典型的な症状だそうです。

4/24(火)になり、夜に東京に移動する事にしていましたが、朝からそわそわとしてまったく落ち着きません。
上司から「明日(4/25)に会社に来るように」とのメールが入ります。否応がなく、復帰か治療延長か、白黒ハッキリさせなければなりません。
重たい気持ちで重たい身体を引きずりながら、いつものように最終便で羽田空港に向かいました。

ちゃんと毎日薬飲んでるのに。
頑張って8時間寝てるのに。
昼寝しないように気をつけているのに。
毎日必ず外出して外の空気を吸うようにしているのに。

ちっとも良くなった気がしません。
むしろ酷くなってるように感じていました。

薬(リフレックス)を飲んでいれば治ると信じていたのに、ちっとも良くなってない。
むしろ薬(トレドミン)が増えている。

何が悪いんだろう?

先生に明日なんて言えばいいだんろう?
会社になんて言おう?

復帰か治療延長か、明日こそ決着をつけなくちゃ。
先生と決着をつけなくちゃ。

対決前夜、頭の中がぐるぐる回りながら、ベットに入りました。

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一番辛い時期

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。「よそじSE」でございます。
5連投目、今日も頑張って更新しています。

では続けます。

4/16(月)の診察が終わり、翌日の早朝6:40羽田発のスカイマークを飛行機を予約していた私。2ヶ月の自宅療養の診断書の期限が切れた事により、新しい診断書を貰わないとならないのですが、主治医の先生とそういう話をハッキリ出来ず、なんとなく延長という雰囲気のまま終わった診察に不安で眠れぬ夜を過ごし、気が付いたら寝過ごしてしまいました。

起きた瞬間「あっちゃー、やっちゃった〜。」時計はすでに8:00を過ぎていました。

航空券は割引運賃だったので予約変更ができません。仕方なく手数料を払って払い戻し、改めて普通運賃の航空券を買い直すハメに。かえって高く付いてしまいました。

もう慌てて札幌に帰る必要ないやーと、ゆっくりとして昼過ぎに出発。14:00の飛行機に乗って札幌に戻りました。会社にはなんて伝えようかしばし迷いましたが、とりあえず今すぐ復帰は難しそうだという雰囲気は感じていたので、メールで「今回から薬が増えました。治療をこのまま延長することになりそうです。次回来週水曜日にまた先生と相談してみます。」と連絡をしてお茶を濁しました。とりあえず来週水曜日こそ治療延長なのか復帰なのか、先生とハッキリと白黒付けるために対決しなければ・・・という気持ちでした。

とりあえず1週間、時間を稼いだぞっと・・・。

札幌の自宅に戻った私は、辛うじて毎日の生活の中で買い物に付き合い必ず外出する事と、きちんと薬を飲むことは守り、8時間寝るように心掛けていました。しかし朝起きても眠くてしょうがなく、1時間はソファでうたた寝をする状態が続いていました。頭がボーっとする感覚や身体が重い感覚が酷くなり、身体のあちこちの調子がおかしくなります。

4/20(金)の夕方になると、更に吐き気までするようになり、とうとう寝込んでしまいました。次の日はコンサドーレ札幌対川崎フロンターレの試合が札幌ドームであります。息子を連れて行く約束をしていたので、何とか約束を守りたいの一心でしたが、結局翌朝4/21(土)になっても体調回復せず、とうとう外出も無理そうだと判断し、妻にピンチヒッターで息子を連れて札幌ドームに行ってもらい、自分は家で留守番、テレビ観戦をする事にしました。

試合は札幌が2点を先制するも、後半3失点し逆転負け。(泣)
なんちゅー試合だ。

次の飛行機は4/24(火)の最終便で羽田に行く事にしました。水曜日の診察になったお陰で安い平日移動になったので1万円ちょっとで羽田に行けるのは、財布の不安が少し取れました。今回は診察の結果がどうであれ会社に行って上司に状況を説明しなければなりません。4/25(水)の診察後に会社に寄る事にし、翌4/26(木)の8:15発AIRDOを予約しました。もう6時台の早朝便は前回の失敗でコリゴリでした。

飛行機は確保し、後はそれに備えるだけ。しかし残された時間は4/22(日)と4/23(月)だけ。1週間時間を稼いだと思っていても、あっという間に時間は過ぎ去っていました。
身体のあちこちが調子が悪いので、ゲームも少し一休み。読書する気にもあまりありません。不安で心のゆとりは全くありませんでした。希死念慮すら湧き上がってきます。

まずは先生と決着を付けよう、その一心でした。

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不安、不安、不安

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。「よそじSE」でございます。
4連投更新です。すげーな俺。やれば出来る子です。(笑)


では続けます。

「病気にならない生き方」を読んで、自分の精神的な病気より、肉体的に健康に気をつけなきゃと気付かされましたが、肝心のうつについては何も出口が見えてない状態。
それで自宅療養2ヶ月の診断書のリミットへのカウントダウンに入りました。

まず咳は落ち着いてきたもののまだ時々咳き込みます。気分の落ち込み方は、リミットまで残り少ない事から焦る一方でむしろ酷くなってきました。仕事のことを考えると動悸が激しくなり吐き気や頭痛がし始めます。

・・・良くなるどころか、日々悪くなっていく・・・。

こんなんじゃダメだ。
とってもじゃないけど、仕事に戻れる気がしない。


一方で、バイオハザード4と0を立て続けにクリアし、バイオハザード5に手を付けたばかり。このゲームをスッキリ終わらせたいな・・・というサボり的な気持ちもチラホラ。

もうちょっと、仕事から離れていたい。
このままの生活の方がまだいい。


次の診察で、復帰できそうにないと先生に相談してみようと考え始めていました。

そして、毎週飛行機で東京に通い、少し財布が心配になってきた私は、何とか安い運賃で飛行機に乗れないかとアレコレ考え始めていました。そこでスカイマークで新千歳から羽田でなく成田に行けば、かなり安いという事を発見し、成田からだと東京の自宅まで電車で2時間以上掛かりますが、時間だけ有り余っているので、成田に行く事にしました。

これまで、ANAやAIRDOを中心に使っていましたが、ついにスカイマークまで使うようになりはじめました。
※更にその後ジェットスターやエアアジアまで使って時間よりお金を優先してしまうのでLCCバンザイ!的な生活に入っていきます。まぁ色々な飛行機が乗れて、それはそれで楽しかったですけど。(笑)

4/15(日)になりました。いつもは最終便で羽田に行っていましたがこの日は成田行き。お昼過ぎの出発なので午前中からサッサと移動を開始し新千歳空港へ。成田空港行きは羽田空港行きより実距離は短いのですが航空路の関係で15分ほど飛行時間が長くなります。しかも成田空港に降りた後に電車移動はタップリ2時間。札幌の自宅から羽田空港経由であれば4時間弱で着くところを、7時間掛かって移動しました。移動の時に読める本を沢山用意しなきゃと思いました。

翌4/16(月)になり、いつものように病院に行きました。

先生はいつものように「調子はどうですか?」から始まりますが、
私はそれに答えることなく、いきなり質問をぶつけました。
気持ちは完全に焦ってました。
「先生、もう診断書の期限が来ちゃいました。もう仕事に復帰しなきゃならないんですか?とても不安なんですけど・・・」

先生は、フーっとひとつため息をついた後、
「自分はどう思うの?」
と聞いて来ました。私は、

「不安で、不安で・・・」
ととにかく「不安」というワードを何回も使い、何とか気持ちを伝えようと必死になっていました。
「分かった分かった。自分がまだ不安で復帰したくないって人を無理矢理復帰させる医者がいると思う?」
と、答えに困る質問をぶつけてきました。

あー、うー、と曖昧な返事をしていると、

「あのね、今日から薬増やすから。薬の効き目を脳の中に、ちょっと貯めるような薬だから。で、また来週来て。おっと、来週月曜日は忙しいから、水曜日でいい?」

先生は忙しそうで、ほぼ一方的に診察が終わりました。

どうしよう。
復帰しなくても良さそうだけど、診断書が・・・。
会社になんて言おう。

しかもいつもの月曜日のパターンでなく、今度は水曜日に来い、か。
こりゃ曜日が固定できないと先々の飛行機の予約は出来ないな。

調剤薬局で私が手にした薬は、いつものリフレックスと共にトレドミン錠25mgが増えていました。薬の説明には「不安な気持ちを和らげるおくすりです。」の説明書きと共に。

帰宅してネットで調べると、トレドミンは「抗不安薬」という事が分かりました。

・・・不安っていうワードを出したから、かな。

病院に行く曜日が前もって決まらないと、前もって飛行機の予約が取れないので、直前の1週間前にしか予約が取れません。飛行機の運賃は2ヶ月前ぐらいが一番安く、搭乗日に近付くにつれて高くなる傾向があるので、むざむざ高い運賃で乗らざるをえなくなります。自分の財布が少々心配になってきました。

病気も不安だし、財布も不安。
薬も増えた。
全然治ってきているような気がしない。
会社にどうやって説明しよう。
家族には???

私は闘病生活の中で一番辛い時期に差し掛かっていました。

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病気にならない生き方

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。「よそじSE」でございます。
珍しく三連投でブログ更新です。サボりがちでしたが頑張ってます。

では続けます。

・・・残りあと1週間・・・。

4/9(月)の診察が終わり、全く治ったような気がせず焦る気持ちのまま東京の自宅に一泊し、4/10(火)の早朝便で札幌に戻りました。別に1泊する必要はないのですが、月曜日の夕方便より火曜日の早朝便のほうが運賃が安いので、この頃の私はお金より時間の方が余っている状態でしたので、出来るだけ安い運賃で乗ることを一生懸命考えていました。それでも早朝に飛行機にのるためには午前5時頃に起きなければなりません。「8時間寝ろ」と主治医から厳命されていたので、身体の負担と財布の負担の天秤にかけていつもどの便に乗ろうか、悩んでいました。

そして復帰に対して何も解決策が見つからず、毎日ゲームに没頭し「バイオハザード0」をクリア。バイオハザード0は2002年にゲームキューブ版を入手していましたが、その時はまとまった時間がとれずに途中断念し、10年越しでWii版をクリア。喉に刺さった小骨が取れたように気分スッキリ。

立て続けに「バイオハザード5オルタナティブエディション」に手を付けます。

バイオハザード5 オルタナティブ エディション PlayStation 3 the Best

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それ以外の時間は読書するようになります。先週買った新谷弘実著「病気にならない生き方」を読んで、睡眠時無呼吸症候群は、原因は要するに太りすぎであり、最善なことは痩せること、そして、就寝前の3時間前には食事を終わらせ、寝る時には胃の中を空っぽにしておくこと、と書いてありました。

「全然ダメじゃん、俺。」

リフレックス錠を飲んでいるせいで体重はどんどん増えていました。3食きっちり食べますし、スナック菓子などの間食も酷く、寝る本の少し前までポテトチップスや柿の種などボリボリ食べまくる生活でした。お腹が空き過ぎている状態が自分でも恐怖感があり、「お腹が空いていると具合が悪くなる」と思い込んでいました。

新谷弘実先生は、この本で色々なことを私に教えてくれました。
・早寝早起きをすること
・食事は野菜から先に食べること
・肉類は控えて魚中心にすること
・牛乳を飲まない。ヨーグルトなど乳製品は摂らない。マーガリンが一番ダメ
・お茶やコーヒーもダメ。水分は水できっちり取ること

私の生活は新谷弘実先生の言われている事の真逆でした。
夜更かしで朝寝坊、野菜は殆ど食べず順番なんて気にしない、お肉大好き、ヨーグルトも好きだし、朝食はパン派なのでマーガリンをたっぷり。
そして一番堪えたのが「水をきっちり飲むこと」でした。
私は無類のコーヒー好きで朝ホットコーヒーを1杯飲み、日中は缶コーヒーを2,3本。夜はペットボトルのお茶や紅茶、コーラなどを飲んで、「味のない水を飲むぐらいなら何か味のあるお茶とかの方がいいや。」と思い込んでました。それで水分を補給している気になってました。

そんな私の生活習慣を見直すキッカケをくれたのが、この「病気にならない生き方」でした。
それまで私は年に数回風邪を引いたり扁桃腺を腫らしたり偏頭痛だったり胃が痛くなったりと、不調を挙げればキリがなかったのですが、そう言えばこんなに病弱なのは生活習慣のせいなのかもなと考え始めていました。

「自分の健康のことを考えなきゃならないな・・・。」

うつ病を患っておきながら、まず自分と向き合ったのはうつ病に関してでなく、自分の生活習慣でした。

「やれる事は、1つずつやってみようっと。」

今までテレビで健康を取り上げる番組を見ても「インチキ臭い」と思っていた自分でしたが、新谷弘実先生の「病気にならない生き方」に書かれている事は、素直に受け入れられました。

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