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意外なところで「自信が確信に変わる」

このブログを読んでくださっているみなさん、こんにちは。明日の東京は雪だ!と散々煽り報道を受けてビビリ気味の「よそじSE」でございます。降るのかなぁ?降ると交通機関がマヒするのでイヤなんですけどね。

では続けますね。

8/23(木)、通気練習5日目の朝を迎えました。前日色々な人のお誘いを受けてグッタリ疲れ、22時にはベッドに入ったので、5:15のアラームと共に身体を起こしました。しかし、眠い、眠すぎる。なんとかうたた寝する事はありませんでしたが、ジョギングするほど気力もなく、カウンセラーさんに「朝のジョギングはやめておいたら?」と言われたのを逃げ口実にボーっと過ごしていました。これでジョギングは4連敗。

朝食を摂ってシャワーを浴びて、7:30には自宅を出発し会社に向かいました。この日はちゃんと携帯を忘れずに持って。

会社に着いて自席に着き、いつものようにミネラルウォーターとコーヒーを買って飲みながらパソコンを立ち上げ、ボーっと始業を待っていると、フト気づきました。

・・・今日は疲れてない。頭も重くない・・・。

前日感じた頭が重くて、身体が重くて、何とも言えず具合が悪いという感じはまったくなく普通でした。思うに、昨日の午後の時間に意識的に30分ほど窓の外を眺めて気持ちをリフレッシュしたのと、早めに寝たのが功を奏したのかなと感じました。(こういう、心を意識的に再起動してリフレッシュする術を身に付けているか否か、は大きいと思います。)

これは朝から良い感じかも?と思いながら午前中はIT業界雑誌である日経コンピュータを読み始めました。これで5日連続似たような雑誌を読んでいますが、この日手にとった号はあまり面白い記事がなく、どの記事をまとめようかとしばし頭を悩ませながら、昼休みに突入。

午後に入って、うーーーんどの記事もイマイチだなぁと思いながら、違う雑誌にしようかという邪な考えも浮かんできましたが、この号から逃げるのも何か悔しい、いえ別に誰にも束縛されている訳ではないんですが、何故かこの号から逃げたくない、いーーや絶対この号から一本意見をまとめてやるという気概が出てきました。このヤル気、不思議なもんですね。

そしてまぁこれでいいやと意を決してメイン特集記事についてまとめてみると、意外とスラスラ書けてしまいます。悩んだ割には1時間ちょっとで分量一杯にまとめ終わりました。

残り時間で会社のメールをチェックしていると、プロジェクトの同僚がメーリングリストに送信している仕事のメールが色々と目に付きました。それを読みながら、

あ、YさんとE君は今こんな風に仕事やってんだ。お、I君頑張ってるな。N君は休みがちで大丈夫かなぁ?あれ、I君の質問は俺が昔やってた仕事のところだ。今の俺でも答えられそう。

と、仕事や仲間のことに思いを巡らせていました。

リハビリもあと半分、もうちょっと、もうちょっとでそこに戻るから、待ってておくれ〜。

と、誰に言うでもなく心の中で呟いていました。

すると、人事の担当者さんから、
「一応、復職した後の事を上司と相談しておいて下さい。事前にどんな仕事をするのか、どんな役割になるのか、一度話ししてみた方がいいと思うんで。」

と言われ、上司にお伺いメールを立てると、8/28(火)の夕方に来なさいと快諾。まぁ話さなくても仕事の内容は大体想像は付いていたのですが、リハビリで煮詰まっているのも良くないんで気分転換に外出するのも悪くないと予定に入れました。

そんな感じで空き時間は手持ちの本を読みながら、終業時間を迎えました。
この日は昨日とは大違いでスッキリとした気分で終わりました。

帰り際にタバコで一服していると、昨日の飲み会のお誘いを断ったS先輩にバッタリ。「お前大丈夫か?大丈夫だったら来週月曜日(飲みに)行くか?」とまたもお誘い。断れませんって。S先輩とは日曜日に国立に行って月曜日は一緒に飲みに行ってと二連投が決まりました。ま、ダメそうだったらドタキャンしてもいいから、という約束付きだったのでとりあえず了承。

と、そこに背後から「お久しぶりです!」という明るい声が聞こえました。振り向くと、かなり昔に1ヶ月共に海外出張で苦労したした仲で今も同じプロジェクトで仕事している後輩のH君でした。久しぶりでしたがまったく変わってない様子に私も嬉しくなります。

私「おぉ元気か!?今日はどうした?」
H君「今日は研修で本社来ました。たまたまですよ。よそじSEさんも研修ですか?」
私「ちゃうちゃう。ほら俺、ずーっと休んでたじゃん。今リハビリ中よ。本社通って通勤練習ってヤツ。で、もうすぐそっちに戻るから。」
H君「マジっすか!そうすか!こっちは相変わらずですよ。いつから戻ってくるんですか?」
私「最短で来週末ってところかなぁ〜来週(産業医の)ジャッジしてからだけどね。」
H君「ホントっすか!?待ってますよ!みんな元気ですから。」

てな感じで軽く会話を交わし、あぁついに俺、自分の口から復職を意味する言葉を吐いたなぁ、いよいよ俺戻れるんだ、ついに復職出来るんだ、という喜びを噛み締めていました。

産業医のジャッジはまだ出てないのに、復帰できるんだと自分で確信したのはこの瞬間でした。不思議なもんで、意外なところで「自信が確信に変わる」もんなんですね。医者でも上司でもなく、復職に確信を与えてくれたのは、この日の後輩H君との何気ない会話にあったのです。H君には言ってませんが、心の中で感謝しています。

そこからまっすぐ帰宅し、2つのブログの記事を書き上げ、この日は22:40には眠りにつきました。

さて今日は久々にこの頃読んでいた中のPHP新書から一冊ご紹介しておきます。新書らしく過激でちょっとドキッとするタイトルですが、別に会社を辞めたい訳ではありません。人材マネジメントに関する真面目な面白い一冊です。

●太田肇著『社員が「よく辞める」会社は成長する! 』PHPビジネス新書
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会社と言うのは組織であり、人間が集団を形成すると「優秀な人が2割、普通の人が6割、パッとしない人が2割」になるという「2・6・2の法則」があると言われている。じゃあその優秀だけ掻き集めれば超優秀な組織になると思いきや、その優秀な2割の人々だけで集団を形成すると、またその中で「2・6・2の法則」に分かれてしまうというもの。

著書の太田肇氏がこの書で言いたいのは、
会社にはよそに移れるような優秀な人材は2割はいる。その人材がどんどん会社を辞めると、普通の6割の中から優秀な2割が出てきて会社を引っ張っていくので、「社員がよく辞める会社は成長する」
と断言しています。

一昔前に比べて不景気で転職がもてはやされない世間となり、若手の終身雇用志向が高まっている。がしかし、それは今の若手を「草食男子・草食女子」と揶揄するのはお門違いで、ひとつの会社に留まり続けるとアンハッピーになる場合が多い事が分かっており、いつでも他所に移れる能力やスキルを見えない机の下でひっそりとしたたかに磨いている。会社がそういう若手に対してスキルが磨ける環境にあるか否かが、会社が成長するか否かに掛かっているとしています。

企業の人事部もバカではないので、その流れを感じ取っており、終身雇用を前提とした人材を抱え込むストック型から、抱え込まないフロー型へ転換しつつあり、その実例を挙げて納得性高く解説しています。

ここ十数年、企業はM&A、合併、ホールディングス化などを繰り返して大組織化させてきました。その弊害によって企業にぶらさがり現状維持で満足している社員を多く生み出し、組織は硬直しつつあり、成長どころか衰えていく一方の企業が沢山ある日本の現状を鑑みると、この本の指摘は至極真っ当なのかな、と思います。

ちょっと変化球気味の一冊ですが、読んでおいて損はないでしょう。
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