2014年01月30日
起きた瞬間から疲れてる?それって…
「起きた瞬間から疲れている」「良く寝た気がしない」など、起床時に疲れを感じたことがあるという人はいませんか? 実はそれ、睡眠中にあることをしているからかも……。
質の良い睡眠を取ることができないと、美しさからは遠退く一方ですよね。そうならないためにも、今回は睡眠中にやりがちな3つ行動の原因と対策をまとめてみました。
■1:目を開いている
眠り始めたときは目を閉じていたはずなのに、時間が経つと半目、薄目、全開になってしまうとお悩みの人。このように、睡眠中に目が開いてしまうのは、まぶたの状態と関係があります。
私たちの体はまぶたを持ち上げる筋肉が縮むことで、目が開くようになっているのですが、何らかの理由によってまぶたの筋肉が緊張した状態が続くことで、睡眠中に目が開いてしまうのだとか。
そのせいで乾燥してドライアイになったり、ほこりなどのゴミが入って傷がついたりするので、起床時に目の疲れや充血を感じるようになるのです。目を乾燥や刺激から守るためには、アイマスクを着用したり、就寝前に目元にホットタオルをあてて、緊張をほぐしてあげるのが効果的です。
■2:歯ぎしりをしている
小刻みにカチカチ鳴らす、ギリギリとすり合わせる、ギュッと嚙みしめるなど、歯ぎしりにも種類があるのですが、実のところ原因は解明されていないのだそう。とはいっても、日常生活でのストレスや癖、力を入れる職業などによる習慣性、噛み合わせの問題が関係しているのは確か。
それだけではなく、頑張り屋の人、負けず嫌いの人、多忙な人ほど、睡眠中に歯ぎしりをしやすい傾向にあるそうで、日本人の8〜15%の人が悩まされているといいます。
睡眠中の歯ぎしりは力の制御が効かないため、咀嚼時の2倍以上の力がかかっており、歯が欠ける、すり減る、ヒビが入る、割れるなど、歯の健康を脅かしたり、顎関節症や頭痛、肩こりの原因にもなるので、早急に改善したいところ。
朝、口元にこわばりがある、顎が疲れているという人は、歯ぎしりをしている可能性が高いので、下記のような対策を取ってみてはいかがでしょうか。
(1)就寝前にストレッチやヨガをしたり、その他にも好きなことをしてリラックスする
(2)顎の筋肉を優しく揉みほぐす
(3)歯医者さんでマウスピースを作ってもらい、装着して寝る
■3:いびきをかいている
睡眠時は口元や喉周辺の筋肉が緩んで、舌の付け根が落ち込み喉が狭くなります。すると、息をするときに喉周辺の粘膜が震えて、いびきをかくというメカニズムはみなさんご存じですよね。では、いびきをかいているとき、体にはどのようなことが起こっているのでしょうか。
喉が狭くなっていると、取り込む空気量が少なくなり血液中の酸素が減ります。その結果、体も脳も酸素不足になり、疲れが取れないなど日常生活にも支障をきたすようになるのです。
あお向けで寝ている人や口呼吸をしている人、太っている人、小顔であごが細い人、疲れている人、ストレスが溜まっている人、鼻に持病がある人はいびきをかきやすい傾向があるので、下記の対策を参考にしてみてください。
(1)抱き枕を使ったり、背中に毛布をあてたりして、横向きで寝るようにする
(2)上気道が狭くならないように、首に合った高さの枕を選ぶようにする
(3)運動習慣を取り入れる
(4)鼻に持病がある人は治療をする
このほかにも、睡眠中に高い所から落ちるような感覚でビクッとして目が覚める“寝ピク”も、質の良い睡眠の邪魔をします。この寝ピクが起こるのは、大体が疲れているとき。
肉体的な疲労や精神的な疲労のサインを見逃さず、入浴や運動、マッサージなどリラックスできることを生活に取り入れて、美しくなれる睡眠を取れるようにしたいものですね。
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