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記憶を阻むのは目の疲れにあり



本を読むことで豊富な知識を得ることができることから、「読書は心の糧」といわれます。また、読書は仕事にも生かせる高尚な趣味ともいえます。ただ、あまりにも読書に集中し過ぎると、目を悪くしてしまう心配があります。

そこで、目が疲れにくい読書法について以下に紹介。

■読書は脳内のメモリーを多く消費する

文字を読むことは同じなのに、「ネットでは疲れないのに読書はひどく疲れる」という人は多いようです。これは、ネットが基本的に「情報の拾い読み」であるのに対し、読書は全体の筋を頭に描きながら文字を追っていくので、脳かかる負担が大きいため、疲労度が増すからと分析されています。

つまり、パソコンにたとえると脳内のメモリーの許容量が早く一杯になるのが読書であるということのようです。

■眼精疲労と心理面への悪影響

集中して真剣に本を読み続けることで、目に疲れを感じるようになります。眼精疲労は心理面にも悪影響を及ぼすといわれています。目が疲れによって本の文字がよく読めなくなるドライアイなどさまざまな目の病気が起こり、これによるストレスが心理的な不安感を増幅すると、最悪の場合は記憶力が低下したり、うつ病などの重大な疾患につながることもあるので、決して軽視はできません。

■本を傾け、一定の距離を保つ

目が疲れにくい読書の姿勢は、椅子に真っすぐ腰掛けて本を傾け、目と本との距離を30〜45cmくらいに保った状態で読むのが理想です。目と本との距離が一体ということは、文字のサイズも常に一定なので目の疲れが発生しにくくなる効果があるのです。

本を読みやすい適当な角度にすることで、距離を一定に保つことができるので、手が疲れるという場合は机を傾斜させる工夫をしてもよいでしょう。また、明るすぎず暗すぎない適度な照明も必須です。

■適度な休憩が絶対に必要

面白い本はつい熱中して長時間続けて読んでしまうものですが、これは絶対にやめましょう。できれば25〜30分くらいで最低でも5分程度の休憩を挟むことが肝心です。眼精疲労が起きると読解力も低下してくるので、本の内容を完璧に頭に入れるには、適度な休憩が必要で、結局は読書を楽しむことにつながるのです。






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