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タバコは肺や心臓に悪いだけでなく骨の治癒力まで弱めると判明



新年の幕開けに「今年こそは禁煙をする!」と誓いつつ、早くも弱音を吐き始めている人も多いのでは。そんなタバコ断ちを願う人の背中を改めて押してくれるような、喫煙にまつわる新たな研究結果が発表された。

FASEB Journalに掲載されたワシントン大学医学部の整形外科医らによる研究によると、喫煙には、骨の治癒を遅らせる作用があることがわかったそう。同大学の禁煙センター・ディレクターのマリオ・カストロ医師いわく、「大きな手術の前に禁煙していることは、手術の成功だけでなく、術後の回復やリハビリにも必要不可欠」とのこと。また肺を専門とする同医師は、術後に肺炎や低酸素症など合併症を起こした患者をよく診るそうだが、これらのほぼすべてが手術前に禁煙しなかったことが原因で起きているという。

タバコが骨の治癒に影響を与える理由は、喫煙により感染率が高まり、傷口の回復を邪魔するためだと考えられるそう。「喫煙者が骨折などのケガを負った場合、(タバコをやめないと)骨の治りが遅かったり、最悪の場合治らないこともある」と研究者らは警告している





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