2013年02月17日
一番好きな日本の昔話 桃太郎が1位で本当は怖い話挙げる人も
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「坊や〜良い子だ寝んねしな♪」「に〜んげんっていいな〜♪」この歌詞にピンと来る人は、いったい何歳以上の人なのでしょうか? TBS系で2006年まで放送され、老若男女に人気を博したアニメ『まんが日本昔話』のテーマ曲です。
改めて考えてみると、「米一粒に7人の神様」が宿っているくらい、私たちの身の回りには日本独自の神話・昔話が満ち満ちています。八百万の神様に囲まれて育ってきた日本人は、子どものころから無意識に、多くの昔話に触れているものです。
星の数ある昔話の中でも、特に広く認知されているお話は何なのか? それを知るべく、「一番好きな日本の童話・昔話は?」という調査を実施しました。回答結果は以下の通りです。
・はなさかじいさん:6.7%
・浦島太郎:7.7%
・金太郎:2.0%
・一寸法師:2.7%
・鶴の恩返し:9.1%
・桃太郎:16.7%
・さるかに合戦:3.5%
・笠地蔵:11.7%
・この中にはない:10.0%
・特にない29.8%
(リサーチパネル調べ、16万5945人が対象)
設問の中でトップだったのは、「桃太郎」でした。回答者からは、「幼稚園のお遊戯で桃太郎になった!」「一番思い出すのはこれですね」「おばあちゃんに聞かされたなぁ…」など、昔を懐かしむ声が寄せられました。子どものときにおばあちゃんが聞かせてくれたお話は、大人になっても忘れないものですよね。
以下、各作品へのコメントを少しずつ見てみましょう。
【はなさかじいさん】
「ここほれ!わん!わん!が好きだった」
「政治家の皆さん、この作品の意図が何であるか、一度お考えになってください!」
【浦島太郎】
「亀とは、竜宮城とは、玉手箱とは一体何なのか?原子力問題に通じるところがある」
「因果応報。人生は帳尻が合うようになっているという奥の深いお話です」
【金太郎】
「小さい時に母に話しをしてもらいながら、寝ていた事をおもいだします。 今は、もう、大好きだった母は、いません」
「エンディングが悲しいお話より悪い物をやっつけに行ってーのような分かり易いお話の方が好きです」
【一寸法師】
「小さくても頑張ればよいことがある」
「小さな日本(一寸法師)が、大国(鬼)をやっつけるおはなしです」
【鶴の恩返し】
「一宿一飯の恩義…動物でも感じることのできる心」
「見ないと約束したのに、約束が守れなかった。これが人間なのです」
【さるかに合戦】
「意地悪すると自分に帰ってくるという教訓」
「人生において考えさせられるとき、思いだす作品。奥が深い!」
【笠地蔵:11.7%】
「義理と人情で日本人らしい!」
「登場人物がみんな幸せになる。情けは人の為ならず」
「因果応報」「他者への思いやり」「義理と人情」といったコメントを見る限り、単純に物語を楽しむだけでなく、昔話に触れたことが“人生”における貴重な財産となっている人が多いようです。親から子へ、子から孫へ受け継がれる日本の文化をこれからも大切にしたいものですね。
さて、全体の約4割を占めた「この中にはない」「特にない」の回答の中には、少々気になるコメントが見られました。以下、その一部をご紹介します。
「かちかち山。お爺さんがたぬきに騙されて、おばあちゃんの肉を食べる。たぬきの背中に火をつけるという話」
「『とうせん坊』いじめられた復讐に見境なく人を殺す主人公。不条理すぎる結末が余計に怖い」
「舌切り雀…」
いくつか存在すると言われる“本当は怖い昔話”。気になる人は、ご自分の目で確かめてみてはいかがでしょうか。
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