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ダンディ坂野はなぜ勝ち組か? 一発ギャグも根強い人気



一発屋。響きこそあまり良くはありませんが、努力や苦心の末に世間にブームを巻き起こした人物にしか使われない称号です。昨今では、「一発屋芸人」からカムバックを果たし、2011年のテレビ出演本数で1位となった有吉弘行が人気をキープし続けていますが、そんななかネット上で「この人こそ本当の勝ち組一発屋芸人じゃないか?」と言われているのが、ダンディ坂野です。

「消えた」「一発屋」と言われながらも、テレビ番組にはコンスタントに出続けており、営業も引っ張りだこ。そして、CM契約本数は2012年だけでアデランスやトヨタレンタカーなど8社。2012年のタレントCM起用社数ランキングで、お笑い芸人として唯一ランクインを果たしました。また、2013年も既にミスタードーナツのCMに出演しています。

このように仕事がしっかりとありながらも、有吉のように休む間もなく働いているというわけではないことから、休日や自由な時間もそこそこ保持できていそう。これらの要素が、ネットユーザーたちが「ダンディ坂野こそ勝ち組」と考えている理由です。

ダンディ坂野といえば、その代名詞は一世風靡を巻き起こした一発ギャグ「ゲッツ!」。流行したのは今から10年前の2003年ですが、現在でも多くの人の心に残っています。そこで、一発屋芸人としてテレビ等に登場することの多いお笑い芸人たち5人の“一発ギャグ”で印象に残っているものについて聞いたアンケートでも上位に入っています。

・そんなの関係ねえ(小島よしお):39.7%
・ゲッツ!(ダンディ坂野):25.7%
・なんでだろう(テツandトモ):20.2%
・フォー(レイザーラモンHG):7.3%
・グ〜(エド・はるみ):7.1%

(リサーチパネル調べ、「最も印象に残っている一発ギャグはどれですか?」、有効回答者数5万6380人)

このように、2007年に流行した小島よしおの「そんなの関係ねえ」に次ぐ回答を集めています。その数字は、「ゲッツ!」が流行した頃まだ大きくても小学校低学年だった10代でも2位となっており、いかに長年のあいだお茶の間にインパクトを与え続けているかということが読み取れます。

ちなみに、同アンケートでは2012年大ブレイクしたスギちゃんのギャグ「ワイルドだぜぇ」なども合わせた計9つのギャグで「最も印象に残っているもの」を調査していますが、やはりまだ新鮮さが残っているということで、およそ2割の票を獲得して「ワイルドだぜぇ」が1位になっています。

2007年の小島よしお、2012年のスギちゃん。ダンディと同じ事務所に所属するこの2人は、ブレイクから10年経った頃でも、ダンディ坂野のようにネットユーザーから「勝ち組」と評されるタレントとして生き残り続けることができるのでしょうか。今後の活躍の仕方に注目していきたいところです。





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