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『ジャパネットたかた』は『アマゾン』がある時代になぜ売れるのか?



ネット通販会社の『ジャパネットたかた』は皆さんご存じだろうか。甲高い声の高田明社長の説明で商品を分かりやすく説明してくれる通販番組がお馴染み。地上波でも深夜に録画、または生放送での放送を行っているが、現在の通販業界は『Amazon』や『楽天市場』が牛耳っている形になっている。ではなぜ『ジャパネットたかた』は生き残ることが出来たのだろうか。

実にシンプルな答えを得ることができた。それは購入者の年齢層である。『ジャパネットたかた』の購入者の年齢は次の様になっている。

40代 …… 11%
50代 …… 20%
60代 …… 30%
70代 …… 18%
80代 …… 4%

以上の様に40代以上の購入者だけで83%も占めている。20代と30代に関してはそれぞれ2%と5%となっており、極端に少ないのも特徴だ。これは番組構成がパソコンやデジタル家電に詳しく無い年配でも分かりやすく説明し、更に欲しくなると言う衝動にからせているのが原因だろう。

テレビの通販番組の特徴である「このパソコンにプリンターを付けて!」というお得感を与える商法は、年配の方に実にウケが良い。更にネットからの注文がわからないという人でも、テレビを見て電話を掛けるだけという敷居の低さから年配からの注文が多いのだろう。今の若い人であれば、同じ商品をカカクコムやAmazonで検索し、値段や性能比較し別の候補の商品を探すというところから始めるが、そこはテレビの通販との違いである。

要するに若い世代が使う『Amazon』や『楽天市場』、年配層が利用する『ジャパネットたかた』とうまく棲み分けが出来ている形になっている。

『ジャパネットたかた』はテレビでの通販番組を委託しているのでは無く、自社のスタジオで行っている。それにより迅速に収録からオンエアまでが行える。昨年12月には都内にもスタジオを開設した。今はネットでの生放送も行っている『ジャパネットたかた』だが、50代以上の客が多い事からするとテレビでの放送が最も効果的ではあるだろう。ちなみに『ジャパネットたかた』の社員平均年齢は27〜28歳だとか。実に若い。






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