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肥満の原因は「空腹遺伝子」だった!食べてもお腹がすく理由が判明:英研究



どうしてもダイエットが成功しない、いくら食べてもお腹が満たされない…そんな悩みを抱える人は多いと思うが、その原因、実は“空腹遺伝子”かもしれない。

英国ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンのRachel Batterham博士が学術誌「the Journal of Clinical Investigation」に発表したところによると、FTO遺伝子という“空腹遺伝子”をもっている人は、肥満になりやすいという。

数年前に発見されたこの遺伝子は、肥満との関係性を指摘されていたものの、その理由は最近まで謎のままだった。今回明らかにされたところによると、この遺伝子をもっている人は、空腹を感じさせるホルモンの値が食後も下がらず、常にお腹がすいた状態であるという。

男性ボランティアを対象にした実験では、このFTO遺伝子をもっている人とそうでない人の食前、食後の様子を調べていった。すると、通常食前の空腹時に高く、食後に低くなる“グレリン”という空腹ホルモンの値が、FTO遺伝子保持者の場合食後も高いままであることがわかった。さらに、さまざまな食事の写真を見せていったところ、FTO遺伝子保持者は食後にもかかわらずケーキやチップスなど高カロリーのものに惹かれていたという。

Batterham博士は、FTO遺伝子保持者について「生物学的により多く食べるようプログラムされている」と語っており、この遺伝子をもっている人にとっては何ともやりきれない話だ。だが幸運なことに、食欲を司る“グレリン”はエクササイズや高タンパクな食事で減らすことができるそうだ。

食べても食べても食欲が満たされないというお悩みをもっている人は、ひょっとしてこの遺伝子をもっているのかも。上記の方法で、自分の運命と闘うのが最善の方法ということだろうか!?





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