2019年10月19日
辛くて痛い口内炎を早く治す方法とは? 効果的なケアをまとめてご紹介
経験したことのない人はいないのではないかと思ってしまうほどメジャーな症状である口内炎は、少しのあいだ我慢しておけば勝手に治ってしまいます。
でも、治るまではとても痛いですので、できる限り早く治したいものです。今回はおすすめの治療法をご紹介します。
要チェック項目
□口内炎は体内バランスの崩れにより発症する
□口内炎は自己治療による早期回復が可能
□病院で治療する際は保険適用外
口内炎についてもっと知ろう
人間の口の中というのは、人体の重要な組織である内臓につながっているので、体に害のある菌など侵入を防ぐために防御能力を持っています。
ですが、体調不良や疲れ、ストレスなどで、体のバランスが崩れた時に抵抗力というものが落ちてしまいます。それにより、口腔内に傷ができた時に炎症を起こしてしまうことがあります。
口内炎というのは、口の中や舌の上、歯茎など場所を問わず発生します。膿により白っぽくなり、周囲は赤くなります。口内炎の患部を触ると激しく痛むことが特徴です。
口内炎は、パッと見はどれも同じようになりますが、症状により下記のように分類されます。
・アフタ性口内炎
・カタル性口内炎
・ヘルペス性口内炎
・口腔カンジダ性口内炎
症状はどれも似たようなもので、症状により大きく治療が変わるわけではないので、口内炎の種類については、深く覚えておく必要はありません。
口内炎の原因とは
口内炎を早期に治したいのであれば、しっかりと口内炎ができる原因を理解しておく必要があります。敵を良く知っておけば、早く治療できることはもちろんのこと、そもそも口内炎を発生させない予防をすることもできます。
物理的刺激による発症
食事の際に、頬の内側をかんでしまったり、唇をかんでしまったりすることはありませんでしょうか? これは、歯のかみ合わせが悪いことにより、口腔内を誤って噛んでしまうのです。
この傷が元となり、そこから炎症が広がっていき口内炎になってしまいます。また、虫歯や歯列矯正の器具により傷をつけられることも少なくありません。
疲労やストレス
傷が無くても、疲労やストレスにより、免疫力が低下してしまい口内炎が発生することがあります。早ければ1週間で回復しますが根本の原因を取り除かないと、長ければ半月ほど口内炎が続くことがあります。
ウィルスや細菌によるもの
ウィルスや細菌を起因とする口内炎もあります。多くは、保菌者が使ったタオルや食器を介して感染します。また、母親が子供に感染させてしまうという事もしばしば起きるようです。
口内炎は薬を使って治す
口内炎は、何もしなくとも時間とともに回復しますが、最短でも1週間ほど強い痛みを我慢する必要があります。適切な対処をすれば、早く治療することができます。
比較的即効性があるのが、市販の薬を利用する方法です。軟膏やパッチ薬などうがい薬などがあります。
軟膏
口内炎の患部に直接塗って炎症を抑えます。また、痛みを抑える効果もありますので口内炎であっても比較的楽に過ごすことができます。
難点は、軟膏ですので生活しているとどんどん落ちていくので1日3〜4回薬を塗る必要があります。
パッチ薬
口内炎の患部に薬剤がついたシールをはります。炎症を抑えるだけでなく、パッチタイプですので、食事の際にも口内炎がし見にくいです。
うがい薬
口腔ケアや風邪予防のうがい薬で殺菌消毒をして口内炎を抑えます。効果が高く、口内炎の予防にも使用することができますが、口内炎が発症しているときに使用するとかなり痛みを伴いますので、注意が必要です。
口内炎に効果のある食べ物
口内炎になってしまった時に、都合よく薬があるわけではありません。買いに行く時間が無かったり、お店が開店していない時間であれば、家であるもので代用することができるかもしれません。
また、そもそも食事により、口内炎を早く回復させたり、予防したりすることも可能です。
はちみつで治療する
口の中をうがいなどできれいにした後で、はちみつを塗ることで口内炎の回復を早くすることができたというサウジアラビアの研究者による実験報告があります。
普通の軟膏と同じように早期回復が行われたという事ですが、塗るときに痛みを伴いますのでご注意ください。
ビタミンB2、ビタミンCを摂取する
口内炎というのは、体内のバランスが崩れることによるビタミンB2、ビタミンCの不足により発症します。ですので、それらを積極的に摂取することで、口内炎の回復を早めたり、予防をすることができます。
お勧めの食材は、大根やホウレンソウなどの野菜に多く含まれています。サプリメントで補給しても良いでしょう。
病院での治療も
病院で治療するという選択肢もあります。意外に知られていませんが、レーザー治療をすることができる歯科医院や口腔外科でレーザー治療により痛みを抑えることができます。
口内炎の患部にレーザーを照射することにより、口内炎の周囲の粘膜を一時的に隆起させて、傷口をふさぎます。
病院でレーザー治療するときの注意点としては、保険適用されないという事です。場合によっては高額になることもあるので、治療前にしっかりと料金を確認しておきましょう。
口内炎とさよならしよう
今回は、痛くて辛い口内炎の治療法についてご紹介させていただきました。基本的には自宅で自己回復を図ることができます。
自然治癒するものではありますが、対処することで辛い期間が半分になったりと恩恵はかなり高いです。ぜひ皆さんも口内炎になった際には試してみてください。
タグ:健康
【健康 美容 ダイエットの最新記事】
この記事へのコメント