2019年10月17日
週1回30分でOK! 緑のある場所へ行くだけで健康に。
都会のオアシスともいうべき公園。公園など緑の多い場所で時間を過ごすと、リラックスして気分が良くなることは誰もが経験して知っているだろう。では、この効果、実証することは可能なのであろうか?また、そうだとすれば、いったいどれくらい緑の中にいれば、そういった効果を得ることができるのだろうか?オーストラリアの研究から一つの結論が出された。
□週に1回30分で、うつ病と高血圧のリスクが低下
これらの疑問に答える研究として、ブリスベンに在住の18〜70歳の1,538人の男女に対して、インターネットによる調査が行われた。
その結果として得られたのは、週に1度以上、1回30分以上公園などの緑地を訪れるのがいいという結論である。この条件下では、うつ病のリスクが7%、高血圧のリスクが9%減少する。さらに公園など緑のある場所に行くことで、社会とのつながりや身体的な活動性が上がることも認められた。
□緑に囲まれるとなぜ体にいい?
公園など緑に囲まれた場所では、以下のようなメリットがあるという。
・何かに集中しなくても済むため、リラックスでき、ストレス反応が起こりにくくなる
・空気が良く、植物による温度や湿度調節、日なたと影、快適なオープンスペースなどの条件が、人を引き寄せてコミュニケーションを取ったり、体を動かしたりするきっかけとなる
こういった働きにより、訪れた人の精神的・肉体的・社会的な健全性を向上させてくれるという(※1)。
□夏に新たに加わった公園の魅力
さて、ここ最近で公園に新たな魅力が加わったようである。そして、その魅力によりある種の人たちが引き寄せられている。彼らは「ポケモントレーナー」と呼ばれる人たちである。
配信された「ポケモンGO」のアイテムやレアなモンスターが手に入るスポットが公園の中にたくさんできて、彼らを引き寄せている。彼らは公園で、グローブや虫取り網の代わりにスマホを持って、ボールや虫ではなくモンスターをキャッチしている。
ルールさえ守っていれば、それは悪いことではないだろう。ポケモンをやっていることで人との交流は生まれるかもしれないし、体を動かすきっかけにもなる。ただし、ポケモンをやっていると上記の@の効果は薄れてしまう。ポケモン をやりに来ても、しっかりルールを守り、さらに30分間は緑の中でぼーっとするようにしてほしい。そうすることでストレス軽減の恩恵も受けられる可能性が高い。
週に1回30分、緑のある場所に行くだけでためられる自然のエネルギー。それで一週間気分良く健康に生活できるのであれば、非常に効率のいいエネルギーである。ポケモンだけでなく、緑のエネルギーも毎週しっかりためておこう。
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