2019年07月12日
開いてしまった歯の隙間は元に戻るの?
歯と歯の間に隙間があることで、見た目が気になってしまっていませんか? そんな歯の隙間は治すことができるのでしょうか。専門家に解説していただきました。
20代男性からの相談:「下前歯の隙間が大きくても治るのでしょうか?」
『 私の下前歯本の間が、パッカリと開いています。歯並びが悪いとかではなく、もう歯の骨自体が離れているような感じです。歯と歯の間は5mmくらいのスペースが開いているので、人が見ると一目でわかるくらいです。
そして初対面の人には必ず「歯、どうしたんですか?」と言われるし、友達からは「その下前歯のスペースがなければ良い男なのに残念だな」と言われます。
ほとんどの人に歯の事を言われるので歯の矯正も考えたのですが、矯正ではとても治らないくらいスペースが開いています。歯科医には相談に行った事がありませんが、こういう歯の人がいればアドバイス頂けると助かります。 』
歯と歯の隙間は治すことができる?
開いてしまった歯の隙間はどのように治すことができるのでしょうか。詳しく教えていただきました。
『 下の前歯に広い隙間が空いていますと、とても目立ちますから悩みますよね。歯の骨自体が離れているという感じになっているということですが、これは歯がない部分が広いからです。(歯科医) 』
『 歯を支えている骨は歯槽骨といい、厳密には顎の骨とは別の骨となります。歯槽骨は歯を支えるのが目的なので、たとえば歯を抜きますとどんどん減っていきます。(歯科医) 』
『 御質問者様の場合は、隙間が5mmほどあるということですので、歯槽骨が必要ないことからそのように見えるのかと思われます。このような場合でも矯正歯科治療は可能な場合が多いです。歯を動かすと、それに伴って歯槽骨も増えたり減ったりするからです。(歯科医) 』
『 ですから、隙間を埋める方向に前歯を動かすと、その部分に新たに歯槽骨が生じてきます。しかし、簡単な治療ではありません。まずは矯正歯科治療の専門医に相談することをお勧めします。(歯科医) 』
『 上の歯の並びやかみ合わせの具合にもよりますのではっきりとは申し上げられませんが、歯に対して、スペースが余っている状態であれば、ほとんどの場合は歯列矯正で隙間を埋めることができるはずです。(歯科衛生士) 』
『 そんなに目立つのであれば、ぜひ矯正を行っている歯科医院に一度相談に行かれると良いと思います。まだお若いですし、今からでも歯列矯正をする価値はあるでしょう。(歯科衛生士) 』
『 もしその隙間が下の歯の前歯部分だけと言うのであれば、もしかすると歯の本数が足りないのかもしれません。下の歯の前歯、前から2本目の歯の先天欠損(生まれつき永久歯がないこと)は珍しいことではありません。しかし、そうであったとしても、歯列矯正でその隙間が埋められないということはないと思います。(歯科衛生士) 』
歯と歯の間が開いてしまう原因はいくつか考えられますが、大きな悩みとなっているのであれば、治すためにできることをしましょう。歯に異常がある時には歯科医院を訪ねることをおすすめします。
タグ:健康
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