2019年01月25日
疲れ目に効く目薬の成分はこれをチェックしておけばOK
長時間のデスクワークで1日の終わりには目が疲れ切ってしまう。目薬を買おうと思っても無数にある目薬の中からどれを選べばいいのか分からない…。そんな時、疲れ目に効く成分はどのようなものがあるのかを知っておけば、目薬選びが捗るかもしれません。
30代男性からの相談:「疲れ目にいい成分はなんですか?」
『 つまらない質問と思われるかもしれませんが、私はよく目が疲れたりかすんだりするため市販の目薬を利用しています。
ドラッグストアなどで購入しているのですが、いつも購入時に思うことがあります。それは目薬の種類が多すぎてどの商品が自分の症状にあうのかよく理解できないということ。
ドラッグストアの人に聞くと値段の高い商品を売りつけているようにしか見えません。疲れ目ならどういう成分が入っている目薬がいいかなどアドバイスお願いします。 』
疲れ目に効く成分はこれを押さえておけばいい
専門家が紹介する疲れ目に効く成分についてまとめました。これを参考に目薬を選ぶといいでしょう。
『 目にはレンズの役目をする水晶体の水晶体の厚さを調節してピントを合わせる役割をしている毛様体筋(もうようたいきん)という筋肉があります。近くを見るときは、ピントを合わせるために毛様体筋が収縮します。そのため、デスクワークやパソコン作業などで、長い時間近くばかり見ていると、毛様体筋が疲労してきて、目の疲れを感じます。(薬剤師) 』
『 目にいい目薬の成分は、
充血を取り除く・和らげる:
塩酸テトラヒドロゾリン、ナファゾリン塩酸塩
ピント調節機能改善成分:
ネオスチグミンメチル硫酸塩
消炎・収れん成分:
イプシロン-アミノカプロン酸、アラントイン、グリチルリチン酸二カリウム、硫酸亜鉛水和物
目のかゆみなどに効く、抗ヒスタミン成分:
クロルフェニラミンマレイン酸塩
になります。(看護師) 』
『 疲れ目に効果的な成分としては、
ビタミンB6
目に栄養を与えることで疲労回復を促すために、目の細胞の新陳代謝や末梢神経の働きを活発にする
ビタミンB12
末梢神経の働きを良くし、ピントの調節機能を改善する
ビタミンE
血行を良くし、抗酸化作用のある
タウリン
目の細胞の代謝を活発にする
などがあります。
副交感神経の働きをよくして、毛様体筋の収縮を助けピントの調節を改善するネオスチグミンメチル硫酸塩も疲れ目を緩和します。(薬剤師) 』
高い目薬と安い目薬は何が違うか
なぜ高い目薬と安い目薬があるのでしょうか。その違いについて専門家にお聞きしました。
『 高級の目薬になればなるほど、上記で紹介したような成分を厚労省が定める医薬品のギリギリの量を入れたり、これらの成分以外に質のよい精油を使用したりします。高いものは、いいものといい成分がギリギリの量まで入っています。他にも、会社独自の成分を用いたりしています。(看護師) 』
『 しかし、このような市販の物を買うよりも眼科で処方してもらう目薬の方が効きます。なので、市販のものを買うならば一番は使い心地になります。安くても高くても構いませんので、使い心地を優先させるといいでしょう。(看護師) 』
『 もちろん、高いものは、使い心地がよく目薬が必要ない時間が長くなる傾向にあります。感覚は、個人差が大きいですし、目薬は何回もさすものなので成分量はさした回数で変わりますから成分は、あまり気にする必要はありません。(看護師) 』
疲れ目にいい成分を知っておけば、目薬を選ぶ際にヒントになるかもしれません。しかし、本当に効く目薬を探しているのであれば、医師に相談するのが最善の手段だといいます。
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