2019年01月21日
爪の中が紫色なのは何かの病気なの?
爪の色は何色ですか? 爪を通して見える肌の色は健康のバロメーターとしても知られています。爪の色が紫色の人はなにか健康に問題を抱えているということなのでしょうか。
30代男性からの相談:「爪の色が紫の人なんているのでしょうか?」
『 他の人と違う身体の疑問は爪の色です。爪の表面ではなく、爪の中(?)のことです。他の人はみんな白っぽいピンクのような色をしている方が多いですが、私は紫っぽい感じであまり綺麗には見えないので、どこかが悪いのかなあと感じます。
このような体調の良い悪いの状態が爪の色に現れたりすることがあるのか全く関係ないのかどちらか気になり疑問に思いました。もし関係があるなら爪がどういう色をしてるとこういう体の状態の可能性があるなど知りたいのでアドバイスお願いします。 』
爪の色が紫色になってしまう原因とは?
爪の色が紫色になってしまう原因はなんでしょうか。そして、健康上の理由はないのでしょうか。専門家の回答です。
『 爪は皮膚の一部です。爪の下に流れている血液の色ががピンク色になって表れます。私たちは患者さんの観察をするときは爪の色をよく見ます。爪の色が悪ければ、末梢の血流が悪いのだな、と判断できるからです。(看護師) 』
『 爪の色が紫色なのは、流れる血液の色が反映しています、血液に酸素を沢山含んでいると赤い血色になります。酸素が少ない血液は、黒ずんだ薄い紫色になりますので、体内の酸素不足が考えられます。もしあなたの顔の色も薄い紫色や唇も紫色になる場合は、チアノーゼで酸素不足です。(医師) 』
『 質問者様は紫色とのことですが、そうした色は末梢血管の血流が悪い方に起こります。末梢の色が悪くなるのは心不全などの心臓疾患、慢性閉塞性肺疾患など呼吸器疾患です。心臓や肺に疾患があれば息苦しさなどの自覚症状があるかと思うのですが、どうでしょうか。(看護師) 』
『 診療として、肺活量・レントゲン・採血・動脈採血・運動可による呼吸測定を行った結果で病名が考えられます。(医師) 』
『 長期間の喫煙で慢性閉塞性肺疾患になることがりますが、会社などで検診をしてレントゲンを撮ればわかるかと思います。(看護師) 』
『 また、貧血の方にも爪に色の変化は起こりますが、こちらも検診で採血をしていれば検査の値が悪いと引っかかるはずです。もし検診で今まで何も指摘されていないのであれば、単純に上肢の血流が悪い体質なのかもしれません。その場合、血管外科に行き、血流を調べるエコー検査をするとわかります。(看護師) 』
『 慢性閉塞性肺疾患や肺線維症重症になっていくと心不全などの心臓にかかる病気が考えられます。日常的に生活が出来るのであれば問題ないですが、運動して呼吸があらくなりすぐに倒れる場合が出ると、命に係わる可能性があります。一度病院で検査をお勧めいたします。(医師) 』
爪の色は健康を見る物差しです。その色次第では、重大な病気が隠れていることを知ることもできるかもしれません。もし身体に不調を感じているのであれば、一度医療機関を受診するのもいいかもしれません。
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