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賃貸アパートの水は危険!10年間飲み続けて肝硬変になった人も

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みなさんはこれまで、給水設備を気にしたことはありますか?

バブル全盛期の1980年後半〜1990年前半にかけて建てられたアパートやマンションは、すでに築28〜30年となっており、建物の老朽化が進んでいるのが実情です。

新築当初から、給水設備点検や排水設備点検、受水槽点検など、ビルメンテナンスと言われるものをちゃんと入れていたマンションやアパートは、いまもなお良好な状態で存在しています。

しかし、逆にビルメンテナンスを定期的に入れていなかった物件は、今になって様々な個所の設備に支障が出てきています。

両者を比べ、建物の状態で最も差が生じている箇所が、給水設備なのです。

実は新築後、一度もメンテナンスを入れていないというマンションやアパートもめずらしくなく、築30年の建物の水道管が今どういった状況になっているのか想像してみてください。背筋がゾッとしますよね?

きょうは、そんな給水設備の実態をお伝えしたいと思います。

■1棟をオーナー1人が所有している建物は要注意!

そもそも、賃貸マンションやアパートに入居するとき、その建物のメンテナンス状況なんていちいち気にしませんよね?

借りている物件にもよりますが、賃貸物件が分譲タイプであれば、建物のメンテナンスについては気にすることありません。

なぜなら、分譲タイプのマンションには必ずといっていいほど管理組合が存在し、管理組合が管理会社に管理を委託しているケースがほとんどだからです。

管理会社は、組合から建物管理に関して給水設備点検を含めたビルメンテナンスの依頼を受け、定期的に点検や清掃を行っています。

ですから「分譲タイプ」であれば、安心なのです。

しかし、分譲タイプではなく、1棟の建物を1人のオーナーが所有している建物の場合は注意が必要だとご存知ですか?

なぜなら、建物のメンテナンスを定期的に入れるか入れないかは、そのオーナーさん判断になるからです。

もしオーナーさんが、建物メンテナンスについて「必要ない」と思っていれば、入れることはないということ。

つまり、あなたが毎日飲んでいる水道水の検査も定期的に行っていないということになりますから、注意が必要だということです。

■マンションの給水設備点検は法定点検じゃないのか

では、マンションやアパートの給水設備点検は、国が法律で定めた検査ではないのか、疑問に思いませんか?

ましてや、水道水は人間の体内に入るものなのだから、法律で定められていてもおかしくありません。

しかし、「給水設備点検は法定点検ではない」のです。

では、30年間、給水設備点検を行わなかったら、水道管の内部はどうなってしまうのでしょうか。

水道管は、塩ビタイプのものと、鉄製のものがあり、最近の建物は塩ビが使われていることが多いですが、バブル全盛期の頃に建てられた建物のほとんどは、鉄製のものが多くなっています。

鉄製の水道管はとても錆びやすく、定期的にメンテナンスをしなければ、内側は錆びだらけになってしまうのです。

■賃貸アパートの水を10年間飲み続けて肝硬変に!

もともと水道管は鉄でできており、管内はいつも水で覆われている為、当然錆びやすい環境であることはおわかりですね。

とくに水道水に含まれている塩素(カルキ)は、強力な酸化作用があるため、錆びを促進させてしまいます。

定期的に水道管のメンテナンスを行わない場合、赤カビなどが水道管の周囲に付着し、その成分が水道水に溶け出してしまうのです。

水道水に含まれた赤カビは目で見てわかるものではなく、異臭がするのは相当ひどくなってからなので、赤カビ成分が含まれた水道水に気づくには時間がかかります。

赤カビの主成分は鉄ですから、鉄分たっぷりの水が摂取でき、一見よさそうに思えるかもしれませんが、過剰に摂取すると弊害が起きますが、ほとんどの人はそれをしりません。

鉄分を必要以上に長期間摂取すると、体内に貯蓄され、貯蓄された鉄は肝臓機能の低下を招き、肝硬変などを招く恐れがあります。ひどくなれば、肝細胞の癌化を促してしまう可能性もあるのです。

そんな赤カビ成分たっぷりの水を飲みつづければ、肝硬変になるのも分かる気がします。肝硬変になった理由が、普段から飲んでいる水道水にあったとは、驚きを隠せませんね。


賃貸だからといって建物のメンテナンスなんてどうでもいいという考えは、きょうから捨てましょう。

建物メンテナンスの状況については、仲介業者に聞けばすぐに調べてもらえますし、やっているかやっていないかだけであれば、すぐに答えられるものですから、ぜひ面倒くさがらずに聞いてみてください。

1棟を丸ごと1オーナーが管理している建物に多いのが、自主管理です。自主管理は建物メンテナンスを入れていない場合が多いですから。とくに6〜10戸の小規模アパートは、注意しましょう。





タグ:健康

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