2019年01月04日
微熱の定義は何度から?微熱が長く続く場合に疑うべき身体の異常
微熱が長く続くと体のだるさや頭痛など、辛い症状が多いですよね。
そもそも微熱は何度から微熱と呼ぶかご存知ですか? 今回は微熱の定義や、微熱が続くとき疑われることをご紹介したいと思います。
要チェック項目
□37.5度未満の発熱を微熱と考えてよい
□微熱が長引くのは風邪以外が原因の場合もある
□微熱が長引くには様々な原因が考えられるため、総合病院を受診する
微熱の一般的な定義
人は何度から微熱となるのでしょうか。一般的な目安としては以下のようになります。
平熱、微熱、発熱の目安
・平熱 35度〜37度
・微熱 37.5度〜38度
・発熱 37.5度〜
最近では平熱が35度台の方も増えていますよね。一口に微熱と言っても35度の人が37度の熱を出すのと36度の人が37度の熱を出すのでは体の辛さはまったく別のものになるでしょう。
一般的な目安以外に、自分の平熱と比較して約1度上昇していたら微熱の可能性を考えてもよいでしょう。
微熱が出る代表的な原因
ではどのようなときに微熱が出るのでしょうか。微熱は風邪以外の原因でも出ることがあります。風邪以外で微熱が長引く代表的な原因をご紹介したいと思います。
微熱の原因
・ストレス
・自律神経失調症
・妊娠
・更年期障害
これらが原因であると考えられることが多いようです。それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。
病気が原因でない微熱の場合
ストレス
普段から一時的な興奮や過度な緊張時など一時的なストレスで、交感神経の働きが活発になり一時的に体温が上昇することがあります。この場合は緊張が解けたり興奮が収まると元の体温に戻ります。
しかし仕事での心労などで普段からストレスを抱えていると、慢性的な微熱になってしまうようです。ストレスが原因の場合は以下のような症状も伴うことがあるようです。
・頭痛
・倦怠感
・不眠
ストレスが原因の場合はウイルスによるものではないので、解熱剤を使用しても熱が下がりません。大元の原因であるストレスを解消するしかないようです。
自律神経失調症
自律神経失調症は症状名の通り、自律神経に異常が出る症状です。自律神経失調症はストレスが原因で発症します。自律神経失調症の場合以下のような症状も伴うことがあるようです。
・手足のしびれや冷え
・イライラが続く
・集中力が続かない
・やる気が出ない
・動悸
・不眠
・めまい
・記憶力の低下
・吐き気
・胃痛
ただストレスが原因で微熱が続くよりも様々な症状が出ます。自律神経失調症が疑われる場合は病院を受診しましょう。
女性特有の原因の微熱
妊娠
女性は排卵後2約週間は体温が高い時期が続きます。通常は生理が始まることで再び体温が下がりますが、妊娠をするとそれ以降も微熱の状態が続くことがあるようです。
生理や風邪と症状が非常によく似てるため判断が難しいと思います。普段から基礎体温を付けている場合は妊娠の兆候に気がつきやすいかもしれません。
妊娠の疑いがある方は風邪薬は飲まないようにしましょう。
更年期障害
女性特有と紹介しましたが、最近では男性にも更年期障害が起こる方もいるようです。
更年期障害はホルモンバランスの乱れさせ、自律神経に影響を与えることで微熱の原因になるようです。更年期障害の場合は以下のような症状も伴うようです。
・頭痛
・めまい
・寝汗
・倦怠感
最近では30代の方でも早期に更年期障害が発症することがあるようです。思い当たる節があれば病院を受診するようにしましょう。
病気の症状が微熱の原因の場合
白血病
白血病にかかると、以下の症状も伴うようです。
・出血しやすい
・貧血が起こりやすい
特に鼻血が止まらなくなったり、歯茎から血が出ても止まらなくなったりしたら白血病が疑われます。
関節リウマチ
関節リウマチにかかると、以下の症状も伴うようです。
・手足の指に腫れ、こわばり、痛み
・食欲不振
・疲労感
リウマチは症状が重くなってからの治療だと治療が難しいようです。リウマチは早期発見で改善しやすくなるので、リウマチの疑いがある方は早急に病院を受診しましょう。
慢性扁桃炎
急性扁桃炎ですと高熱が出るようですが、扁桃炎が慢性化してしまうと微熱の症状が続くようです。慢性扁桃炎にかかると、以下の症状も伴うようです。
・体のだるさ
・喉の痛み
・唾を飲み込む際の異物感
虫垂炎
虫垂炎になっても微熱が続くことが多いようです。虫垂炎にかかると、以下の症状も伴うようです。
・腹部への痛み
・腹部右下への痛み
・吐き気
尿路結石
尿結石には微熱以外にもわかりやすい症状が多いので気がつきやすいかもしれません。尿結石にかかると以下の症状も伴うようです。
・排尿時に激しい痛み
・血尿
20〜40代の男性が多く発症します。症状が悪化すると最悪手術の必要が出てくるので、早めに病院へ受診しましょう。
微熱が続くなら病院へ どこに行けば良い?
いかがでしたでしょうか。微熱が長く続く原因は様々なことが分かったと思います。
原因がある程度特定出来る場合はその症状に当てはまる科を受診しましょう。
しかし異なる病気や症状でも似たような症状を伴うことが多いため、原因がわからない場合は総合病院へ受診をお勧めします。
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