2018年10月06日
しっかり歯を磨いているのに口臭がキツい…原因はなに?
口臭ケアで1日3回歯を磨いているのに口臭が改善されないという相談者さんのお悩みです。なぜしっかりと歯を磨いているのに、口が臭くなってしまうのでしょうか。専門家に口臭の原因をお聞きしました。
30代男性からの相談:「歯を磨いているのに口が臭いのはなぜ?」
『 自分は朝昼晩と歯を磨くのですが、磨いた後はスッキリしていて口臭も臭くないんです。時間が経つに連れてだんだん息が臭くなってきます。自分でもわかるくらい臭いので、タブレットなどを舐めて口臭を誤魔化しています。最近歯医者には行っていませんが、痛くなってないので虫歯はないと思います。
朝昼晩と歯磨きしているのに口臭が臭い原因はなんでしょうか?それとも、体のどこかが悪いから口臭が臭いのでしょうか?よろしくお願いします。 』
歯を磨いているのに口が臭い理由
歯を磨いているのに口が臭くなってしまうのは、歯磨きと口臭改善がイコールではないからです。では、どのような口臭の原因が考えられるでしょうか。
『 口臭の原因には様々あります。まず、口腔内の環境によるものとしては、虫歯や歯周病などの口腔疾患がある場合が考えられます。虫歯の有無だけでなく、歯周病がある場合でも口臭の原因になります。(看護師) 』
『 歯周病はほとんど痛みが出ませんので、歯医者に行っていないということは歯周病の可能性もあります。どちらにせよ、しかいいを受診していないということですので、歯科医院で一度相談してみるといいかと思います。特に口臭治療に力を入れている医院では、口臭測定器などを用意している医院もありますのでおすすめです。(歯科衛生士) 』
『 歯茎が腫れている、歯磨きの度に出血する、歯が伸びたように見える(歯茎が後退している)、などの症状があれば歯周病の可能性があります。(看護師) 』
『 歯並びが悪いなどで歯磨きが十分にされていない部位があると、そこに歯垢が溜まり口臭の原因になります。他には、ストレスや鼻づまりで口呼吸になっていると、口腔内が乾燥していると細菌が繁殖しやすくなり、口臭がきつくなります。(看護師) 』
『 口臭の原因には、全身疾患が関わっていることもあります。糖尿病や腎臓の問題、消化器系に問題があると、口臭がすることがあります。また、歯周病になっていても歯周病菌の臭いはかなりの口臭になりますので、可能性としては考えられます。(歯科衛生士) 』
『 胃潰瘍などの消化器疾患、肝臓や腎臓に疾患がある場合にも独特の口臭がすることがあります。(看護師) 』
『 自分でも感じるほどの口臭とのことですので、相当なものであるか、ご自身が心意的に感じているだけで、もしかしたら大したニオイではないという可能性もあります。(歯科衛生士) 』
口臭には様々な原因が考えられます。もちろん、口臭の原因の多くが口の中にあることは事実です。しかし、口の中に口臭の原因があるからといって、歯を磨くことで改善されるとは限りません。
特に、歯周病は歯磨きをしていても進行してしまう病気です。
問題を解決するには、原因を知ることが必要不可欠であることは、誰もが知るところです。現在行っている口臭対策が功を奏していないということは、それが間違って方法である可能性もあるということを客観的に考えられるようになりましょう。そうすることで、問題解決の正確性はレベルアップしていくことでしょう。
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