2017年09月20日
日焼け止めは夜にも必要ってほんと? 夜間の紫外線が肌にダメージを与えていた
晴れた日だけでなく、紫外線量が晴れた日よりも多い曇りの日にも、日焼け止めクリームを塗らないといけないということは周知の事実になってきていますよね。でも、それは日中だけのことであって、夜に日焼け止めは必要ない、という一般常識を覆す研究発表が最近されました。
アメリカのイェール大学研究チームは、皮膚癌を防ぐために、夜に使える日焼け止めクリームを今後開発していきたいと述べています。これは、UV光が日が落ちた後も続いていることと、ビーチで過ごした日の紫外線による肌へのダメージは、むしろ日が落ちてから起こることが多いからだとといいます。
研究者は、メラノサイトと呼ばれる皮膚細胞によって太陽から吸収されたエネルギーが、暗闇の中でDNAに転写され、形を変えることを発見しました。マウスとヒトのメラノサイトを用いた実験が行われ、太陽光からのUV照射が、一緒に反応する2つの化学物質を生成する細胞内酵素を作り出すことがわかったのです。
科学者によると、太陽の下で一日を過ごした後に、「夜用の日焼け止め」を使用することは、皮膚癌の発症リスクを軽減することができるのだそう。特にブロンドや赤茶色の髪の人、肌の色が白い人は、メラニン色素が少ないため、日焼けによる皮膚癌のリスクが高くなる傾向にあるようです。
ちょっとコンビニまで行く程度なら大丈夫かもしれませんが、夜のビーチで長時間過ごす場合などは、念のため日焼け止めクリームを塗っておいたほうがいいのかもしれませんね。
タグ:健康
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