2017年05月31日
疲れる、眠れない…不眠の解消法「朝日を浴びて朝食」が体をリセット
あなたは、朝起きてから、カーテンを開けて朝食を食べているだろうか? 中には、会社や学校へ行くギリギリまで布団の中で眠っているという人も多いだろう。
今回は、朝の過ごし方と体内リズムの関係について紹介しよう。
□人間の体内リズムである「体内時計」は誰もが持っている
時間の流れは、毎日24時間規則的に流れる。基本的には、私たちは朝に日が出たときに活動をはじめ、夜に日が沈んで暗くなったら、休息や睡眠を取るという自然のリズムの中で生きている。このリズムはいわゆる「体内時計」と言われているものだ。
しかし、地球の自転と同じく人間の体内時計も24時間きっかりかというと、実はそうではない。
□人間の体内時計の長さは地球の自転よりも長め
ある実験で人間の体内時計の長さを調べた。被験者に、日光の入らない場所で一定期間過ごしてもらい、何日過ごしたかを記録してもらうものだ。
実験結果によると、暗闇など外部の刺激を受けないところでは、人間の体内時計は24時間きっかりではなく、個人差はあるが大体24−25時間であることが分かった。
これは、人間の体内時計は毎日少しずつ地球の自転と合わなくなっていってしまうことを意味する。
□体内時計を地球の自転と同じ24時間周期に合わせる方法
地球の自転よりも長い周期の人間の「体内時計」。放っておけばどんどん地球の自転とずれていってしまうのでは、と心配になるが、心配には及ばない。
光や温度変化、食事など外部の刺激によってちゃんと毎日24時間に補正されているのだ。
しかし、裏を返せば、これらの体内時計補正のための刺激が十分でなければ、1日の流れである24時間と体内時計が合わなくなってしまう。体内時計が24時間周期にシフトしなければ、夜に眠れなくなったり、疲れが取れなくなったりしてしまう原因になる。長期にわたれば、健康問題も引き起こす可能性もあるだろう。
□太陽の光で体内時計を24時間に調整する
体内時計を24時間周期にシフトさせるには、いくつかのポイントがある。特に、眠っていた体が目覚める朝は、体内時計をリセットさせる絶好のチャンスだ。
「朝に太陽の光を浴びる」ことが起きて一番にできる方法だ。太陽の光を浴びると、脳が休息モードから活動モードへと切り替わるスイッチが入る。朝起きたら、まずカーテンを開けて、朝の光を十分浴びよう。
次にできることは「朝食をきちんと取る」ことだ。朝食を取ると、血糖値が上がるだけでなく、眠っていた消化器官が動き出すことで、体の内部が活動モードへ切り替わりやすくなる。
□「眠れない」や「疲れ」に悩んでいるなら、まずは朝日と朝食で改善を図ろう
不眠や疲れで悩んでいる人は、もしかしたらそれは体内時計のズレが原因かもしれない。毎朝、朝日を浴びながら朝食を取れば、悩みが改善する可能性も上がるだろう。まずは、自分の朝の過ごし方を見直してみてはいかがだろうか?
タグ:健康
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