2013年04月17日
Google検索の「サジェスト(予測)」は差し止めるべきか意識調査
皆さんは、Googleで検索したい言葉を入れると出てくる「サジェスト機能」をご存知でしょうか?
ある単語を入れると、関連性があると思われる単語が出てくる機能で、例えばとある芸能人の名前を入れると「◯山◯子 ブログ」「◯山◯子 整形」「◯山◯子 好き」「◯山◯子 嫌い」などが出てくる、あの機能です。
マイナスな言葉も多々出てくるこの機能。これに関し、日本人男性が、自身が犯罪に関与したという中傷記事がネット上に掲載されるとともに、犯罪を連想させる単語が同機能で表示されるようになり、内定を取り消しになるなどの被害を受けたことから、米国Google相手に差し止めを請求し、名誉毀損が認められる判決が出ました。
これを受け、以下のようなアンケートを実施しました。結果とあわせてご覧ください。
「Google検索の『サジェスト(予測)』で名誉が傷つけられたとして表示の差し止めを求めた訴訟で、東京地裁は名誉毀損を認める判決を下しました。あなたはこのサジェスト表示を差し止めるべきだと思いますか?」
・思う:51.1%
・思わない:48.9%
(リサーチパネル調べ、8543人が対象、「Google検索の『サジェスト機能』を知らない」を除いた数値)
このように、ほぼ半数に分かれる結果となりました。年代別では、「思う」は10代が37.9%で最少、70代で最多の70.5%と、年代が上がるごとに差し止めるべきと考える人が増えています。
「思う」と答えた人からは、
「Googleは日本の法律に従うべき」
「サジェスト荒らしっていうのもあるくらいですし……」
「有名人や犯罪者との同姓同名、というケースとか最悪だよね」
「便利だけど、偏見を持つきっかけになりかねない」
など、ネットの恐ろしさを鑑みた意見が多く見られ、「思わない」と答えた人には、
「なぜその変換が出てくるのか考えてみれば」
「自意識過剰」
「便利だししょうがない」
など、ネットの万能性をどちらかといえば信じているタイプが多いように見受けられました。
いわゆる「忘れられる権利」をどこまで認めるか。情報が存在し続けるというネットの長所との兼ね合いで起こるこのような問題は、今後もっと増えていくに違いありません。
そんな時、あなたはどうするか……?アンケートの結果から、もう一度考えてみるのもいいかもしれません。
【データーの最新記事】
この記事へのコメント