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カリウム不足で起こる「低カリウム血症」に要注意

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低カリウム血症という病状をご存知ですか? 意外と知られていないだけに、見過ごされがちですが、放置するとさまざまな不快な症状を引き起こす病状でもあります。日常のちょっとした、体調の変化でも生じやすい低カリウム血症。一体、その原因とは? またどんな症状を伴うのか、医師に詳しく教えていただきました。

■ 原因は血液中のミネラルラバンスの乱れ
体をめぐる血液の中には、カリウムというミネラルが一定の割合で含まれていますが、何らかの理由で、このミネラルバランスが崩れ、カリウムが不足してしまうことを低カリウム血症といいます。

■ その症状は多岐にわたる
カリウムは、体のなかの神経や筋肉の働きを司る重要なミネラル分です。そのため、低カリウム血症になると、次のような数々の症状が引き起こされます。

・こむら返りを繰り返す
・体がだるい
・筋力低下
・不整脈

<悪化すると、命の危険性を伴うこんな症状も……>
・筋肉の麻痺やけいれん
・呼吸筋麻痺
・深刻な不整脈


■ 血液中のミネラルバランスを引き起こす原因
1. 飲酒のしすぎ
2. 過度なダイエットや偏食によるカリウム不足
3. 繰り返す嘔吐や下痢によるカリウムの多量排泄
4. 腎臓の障害
5. 利尿剤の使用などで尿へのカリウムの排出増加時
6. 甲状腺ホルモンや、副腎皮質ホルモンのバランスが崩れている



■ サプリや食事で予防しよう
低カリウム血症を防ぐためには、規則正しい食生活やサプリメントといった薬剤の正しい使用が有効です。 またカリウムが多く含まれている食品を積極的に摂取することも役立ちます。

<カリウムを多く含む食品>
・ほうれん草
・小松菜
・バナナなどの果物
・イモ類
……など


甘いものを多くとる方やスポーツなど汗をよくかく方、アルコールを多く飲む方はカリウムが不足しやすいので、上記の食品を摂取するよう心がけましょう。

また、甘草という成分が含まれた漢方薬やサプリメントを長期にわたって服用している場合、気づかぬうちにカリウムが不足に陥っていることがあります。自己判断で服用していて、かつ体調不良を感じられている際には、服用を一度ストップし、必ず医師に相談するようにしましょう。





タグ:健康

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