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仕事中だけ高血圧?「職場高血圧」とは?

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高血圧の中には「職場高血圧」と呼ばれる、職場でだけ高血圧になるものがあります。

しかしなぜ、職場でだけ一時的に血圧が上がるのでしょうか?
今回は「職場高血圧」について、医師に話を聞きました。

血圧はどうして上がるの?
血圧はいろいろな条件で変動します。
例えば、塩分を取りすぎていると、体内の水分量が増えて血圧は上がります。動脈硬化が進んだり心臓の弁の調子が悪いときにも、血圧は上がります。通常、血圧は徐々に上がり、高血圧が維持されます。

ストレスなどによって血圧が上がる場合は、徐々にではなく一時的に高血圧になります。
緊張する場面では、自律神経の交感神経の働きで血圧が上がります。緊張が解ければ血圧は下がります。しかし緊張した状況が続いていると、その間、血圧は上がったままであることがあります。

「職場高血圧」とは、職場にいる間ずっと緊張が続いて高血圧になっている状態です。

職場高血圧になりやすい人とは
職場高血圧になりやすい人は、以下のようなことに当てはまることが多いと考えられます。

・自分で意識していなくても緊張状態が続きやすい
・ストレスを感じやすい
・肥満気味
・運動・睡眠不足
・夜勤などの不規則な勤務
・親族に高血圧の人がいる

高血圧だと何が危険なの?
高血圧だったとしても、通常は特長的な自覚症状はありません。しかし、血圧が極端に高くなると頭痛、吐き気、めまい、吐き気などの症状が起こることがあります。

一般的に高血圧が持続するといろいろと身体に問題が起こります。
特に職場高血圧の場合、高血圧で危険視される脳梗塞や心不全といった病気のリスクは、慢性的な高血圧よりも高くなります。

中でも、職場高血圧に加えて、肥満、糖尿病、高脂血症などを患っている場合は、脳梗塞や心不全のリスクはさらに高くなるので注意が必要です。

職場高血圧となる方が同時に発生しやすい病気はストレスによるものが多いです。
ほかにも不整脈や狭心症、過敏性腸症候群や機能性胃腸症などが挙げられます。

職場高血圧はどう気をつけたらいい?
高血圧による症状があれば、血圧を下げる薬を用いることが多いです。
元々血圧が高め、ということでしたら血圧を下げるための行動をするといいです。例えば、バランスの良い食事で肥満を改善し、適度な運動を続け、十分な睡眠をとること、などです。

そして、職場でのみ血圧が上がっていると思う場合は、原因となるストレスを排除することやストレスを貯めないよう適度な余暇をとるように心がけましょう。


職場高血圧のリスクとなる要因がある場合は、意識して仕事中に血圧を測定する必要があります。

ストレスを完全に除くことは難しいかもしれませんが、、ストレス以外のリスクを防いで職場高血圧を防ぐことによって高血圧が原因の1つである脳梗塞や心不全を防ぐことができます。

まずは普段から血圧を測って、日々の状態を知ることから初めてみてはいかがでしょうか。





タグ:健康

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