2016年05月23日
「茶色い食べ物」が体にいいってホント?
最近よく耳にする「茶色い食べ物」がいい。「白い食べ物」はあまり摂らない方がいいというのはどのような意味なのでしょう。市場には白い食べ物が沢山出回っています。美味しそうな食べ物もいっぱいあります。その意味を知れば、どのように摂りいれたら良いのかわかりますね。調べてみました。
「白い食べ物」
白い食べ物と言うと何を思い浮かべますか。また、よく食べている白い食べ物はどのようなものでしょうか。
1位 白米
2位 ヨーグルト
3位 うどん
4位 パン
5位 豆腐
・白米 日本人の主食として欠かせないお米。昔に比べるとお米の消費量はかなり減っているという事ですが、それでも毎日食べている人がほとんどだと思います。ほかほかの炊きたてご飯は何物にも代えがたいご馳走ですね。
・ヨーグルト 乳酸菌を含んでいるヨーグルトは便秘対策として手軽であり、美味しいので普段から食べている人が多いですね。特に女性には人気が高いです。
・うどん 麺類の中で好みの分かれるところですが、どちらかというと西の方の方が好まれるようです。
・パン ご飯に変わってパンの消費量が増えているようです。朝食はパンでなければという人もかなり増えているのでしょう。焼き立てのパンもたまりませんね。
・豆腐 大豆を使った体にも良い食べ物として人気の豆腐。夏は冷奴、冬は湯豆腐と様々な料理に使える万能選手。価格も安く、家計のお助け役としても人気。
白い食べ物は体によくないと言われているのは、白米、白砂糖、小麦粉、パスタなど精製されたもののこと。食べやすく白く精製された食品は、血糖値を上げ、消化吸収しやすくなっています。人が飲食をした際、血糖値が急激に上昇するのは体にとってあまり良くないので、体は血糖値をおさえる為に「インスリン」とよばれるホルモンを分泌します。
インスリンが多く分泌されすぎると、消費しきれずに残った糖を脂肪に変えてしまいます。つまり、血糖値の上がりやすい食べ物=太りやすい食べ物ということ。糖尿病の治療でも、インスリンの量が増えると体重が増加することが報告されています。つまりダイエットには、「インスリン」の調節こそがカギ。
その為、白い食べ物がよくないと言われるようになったようです。
「茶色い食べ物」
「白い食べ物」の反対の「茶色い食べ物」とはどんなもののことを差すのでしょう。それは玄米・黒砂糖・全粒粉小麦などの精製されていない食べ物です。精製されていない食品(玄米、全粒粉の小麦・蕎麦など)は、ミネラルや食物繊維も豊富で体にも優しいものです。白米や普通のパンに比べて血糖値の上昇も緩やかなので、肥満や生活習慣病の予防にもなります。
小麦粉で比較すると、全粒粉の小麦粉は、精製した小麦粉の3倍のビタミンB1、カリウム、亜鉛、4倍のビタミンE、5倍のビタミンB6が含まれています。食物繊維は、精製した小麦粉100gに対して2.5g、全粒粉の小麦粉100gに対して11.2g。繊維が多いと言われているごぼうが100gに対して5.7gです。全粒粉の小麦粉に繊維がいかにたくさん含まれているか、わかりますね。しかも、カロリーは、精製した小麦粉に比べて、全粒粉の小麦粉は10%も低いのです。
※白米より玄米 玄米食にした場合は、よく噛んで食べないと消化不良を起こす場合があるので注意が必要です。又、体質的に合わない人も中にはいるので体調を見ながら進めてみましょう。
※パンは白いパンより全粒粉パン、ライ麦パン お米と同様に小麦粉も、精製した白い普通の小麦粉よりも全粒粉の方が、ミネラル、食物繊維、ビタミンなどが豊富です。精製されると、ビタミンやミネラルが精製前の3分の1から4分の1も減ってしまいます。また、GI値も全粒粉の方が低く太りにくいです。
※白砂糖より黒砂糖、きび砂糖、てんさい糖 ただし、三温糖は白砂糖を煮詰めて色を付けたものなのであまり意味がないかもしれません。
茶色い食べ物の効果についてはおわかり頂けたと思います。ある意味日本人の昔の食生活に戻ると言えるかもしれません。確かに美容、健康の効果は期待できると思いますので、少しずつ体調を見ながら自分に合わせて変えていくと良いでしょう。
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